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或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

「BASEBALL FINAL」で反芻

2007-11-12 23:57:09 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 遅ればせながら先週末に店頭に並んだNumber691号、毎年恒例「BASEBALL FINAL」を入手。文春のサイトで見たら表紙が谷繁だったんで、まあ今回のシリーズはそれもありではあるが、やっぱり岩瀬はガッツポーズがラジオ体操だったから却下だったのか? とかひそかに思っていた。←そんなわけねぇし
 ちなみにそんな岩瀬のガッツポーズは週べにはちゃんと載っている。

 で、とにかく時間がなかったので平積みの中からさっさと1冊抜き取って裏返してレジに出して(笑)持ち帰り、アジアシリーズ決勝観戦に臨んだ……ら、岡本が土壇場でアホみたいな同点ホームラン打たれたorz
 先攻なのに! もう次9回なのに! つーか2死から何やってるんだよう結局イニング投げ切れてないしー!! とイライラのあまり(笑)ばっさんの勝ち越しタイムリー見逃すし(泣)地上波は9回までもたねぇし、仕方ないので携帯速報で岩瀬の3者締めを確認し、とにかくほっとした。

 というわけで目下最大の懸念が片づき、さーて気合入れて読むかなっと袋から取り出したNumber、その表紙(の谷繁)をまず改めて正視してみるのだが。
 実は、文春の予告の表紙画像がちんまかったもんでてっきり谷繁のいつものバカ笑い……もとい高笑い(どっちも変わらないのでは……)の表情だとばっかり思い込んでて、おかげで思わず「谷繁かよっ!(笑)」ってツッコミ状態になったんだけど(笑)実物見たら……

 いや、やられました。佐貫氏すごいっ。

 一度は敗れながら捲土重来を期して、戦略も戦術もぶれない戦い方を貫き通してこの高みに登り詰めた達成感とか、やり遂げた安堵感とか、そこに生まれた新しい自信とか、竜が背負ってきたものと目指したものと掴み取ったもの、あの瞬間にもたらされたものすべて。

 見えるんだよ。それが全部。この表情に。
 この表情、エグすぎ。反則。
 なんかもう……おっさん、かっこええやんけ。orz みたいな(笑)

 すぽるとで投手陣のインタビューに乱入したのも、もう許す(笑)
 あ、あん時1人だけきっちりシャツにジャケット着込んでた岩瀬ってば、あのガッツポーズからはとても想像できない決まりっぷりでしたなぁ(笑)

 ……とまあ、この一瞬を見事に切り取ってみせたカメラマンの眼と腕にとにかく脱帽。というか、もう絶句。マジで。誇張じゃなくて本当にそう思わせてくれた1枚。
 そしてこの1枚をカバー写真に持ってきた編集にも、さすが「Sports Graphic」を名乗るだけあるよNumber。と久々に感動したと同時にその質の高さを再認識した次第である。
 記事も、前号のPO特集に続いて、ちょっとウィットというかユーモアというか(笑)が効いた阿部氏の記事を中心に、素人にもわかりやすく「なるほど」なポイントを伝えてくれるシリーズ総評が非常にありがたかった。小笠原の投球にはそんな側面があったんだなとか、山井かあいいなぁとか(笑)

 ま、何はともあれ、個人的に今号最も衝撃的で印象に残ったのはやはりカバー写真であることは間違いなく、今のところなんべん見ても「いやはやしかし」とかなんとか唸りながら感嘆のため息をつかずにおれぬ状態である。
 とりあえず、騙されたと思っていっぺん正面からこの写真を見てみてっ。(笑)


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