デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



10月末から11月1日まで韓国旅行してきた。

朝の8:30までに関空に着きたかったが、「今朝の4:43頃、日根野-和歌山の間、長滝-新家の間でお客様と列車との接触事故が起こり、日根野-和歌山間の列車の運行を停止しています。お客様には大変ご迷惑を…」というアナウンスが大阪駅に着く手前で流れた。
運航停止している路線は6:20ごろ運転を再開する見込みであり、振り替え輸送の案内もあったが、振り替えの方はいまいち言っていることがよく聞き取れなかった。関空快速を待つ位置には誰も並んでなかったので、改札で訊いてみることにした。
難波まで行って南海を利用して関空への列車に乗ればいいというのは分かったのだが、駅員さんがもう関空快速を出すので、到着時間が大丈夫ならこのままお待ちくださいと言ってくれた。待つことにした。6時50分ごろ、関空快速がやってきた。


淡々と関空に近づいていった。

関空への列車に乗る前は、2020年5月からこの夏までのコロナ禍の締め付けが厳しい期間からすれば、関空へ向かう事ができるならどれだけ素晴らしい気持ちになることだろうと思っていた。が、大阪駅で気温の低い中、40分くらい余計に待たされる結果となり、それなら家を30分遅れて出ても一緒だったと不満が湧き起こったり、関空快速に乗車して座った席の隣の席の大柄のおじさんが文庫本を読んでいて他の乗客のために腰の位置を端に寄ろうとしないのにイラっとし、おじさんが弁天町で降りて行ったあとに私の隣に座った女性が普通にマナーを守っていたことでその振る舞いが異常に素晴らしく感じたりといったことがあると、旅行が始まってしまえば、韓国で買うであろう絵葉書に

「移動の自由を満喫できるって何たる貴重な人類の権利、空港へのアクセスが出来る事がこれほど素晴らしいとは、と、ひしひしと実感しました!」

みたいなことを記そうと思っていたことなど、すっかり飛んでいってしまった。大阪駅からの1時間半の間、空港に着いてからどうするか?どうなるのか?という意識に切り替わってしまった。


関西空港駅の改札を出たら、
ものすごく嬉しい気持ちになる
「予定」だったのだが…。着いて
しまえばこの案内板も何でも
ないものになってしまった。


今回利用するLCCはT1から出る


朝の8時20分とはいえ、やっぱりまだまだ閑散としていた。

チェックインカウンターの近くでおにぎり4個の朝食を摂った。目の前では大きい荷物のラッピングサービスの行列ができていた。


ここでチェックインの手続きを行なった。

スマホが当たり前なご時世で、今更何をいうのか?と思われるかもだが、今回の旅は旅行ガイド書を除く書物や書類を極力ペーパーレスにして臨んだ。私自身、外国旅行でそういったペーパーレスの旅をするのは今回が初めてだ。
よってよくガイド書にあるような、スマホに入れてある飛行機のEチケットのPDFとは別に紙のEチケットを用意しておくようなことをせず、すべてスマホ提示で通した。
その最初の機会のチェックインだったが、カウンターの方にスマホを見てもらい、観光目的で韓国入国に必要なK-ETA取得済みなのも同様に見てもらったら、即完了だった。もちろん大きい荷物を預ける乗客はそれなりに手続きの時間を要していた。
セキュリティを通過した後の出国審査は、もう機械に自分でパスポートの読み込ませて顔認証さえ済めばさっさと通過できる味気ないものだった。2018年にはまだ「出国」のスタンプをわざわざ捺してもらったものだが、もうスタンプ捺してもらいたくてもできないような雰囲気が漂っていた。


搭乗ゲート5、釜山行き10:35

あれに乗るのだ


搭乗開始

搭乗し、席に着いたらなるべくマスクを外さないでください、といったようなアナウンスが韓国語と英語と日本語でなされた。
10:35になったが、なかなか離陸しなかった。「お客様の(搭乗ゲート)到着の遅れにより、離陸時間が遅れてまことに申し訳ございません」とさらに機内アナウンスが…。
こう書くのもなんだが、「誰よ?遅れて来たの?」などと内心思った。飛行機って離陸するまでが意外と長くなるものとはいえ、上の「移動の自由を満喫するって何たる貴重な」という事前の思いなど、ここでも吹き飛んでいた。関空快速の遅れと乗客の遅れに愚痴りたくなったりしたり、釜山駅14時30分発のKTX(韓国の高速鉄道)に乗れなかったらどうしようなどという不安な思いに駆られたりしているうちに、漸く離陸した。11時になっていた。
高度がある程度上がって機体が安定したら、機内で入国カードと税関申告書と、次の黄色いカードが渡された。


健康状態調査票

書き間違えたりしたのでもう1枚もらい、記入を終えてから客室乗務員の方に念のためチェックしてもらった。こういうカードは2020年の春より前は無かったのだろう。
ちなみに2022年10月末の時点で観光目的での韓国入国に必要なものや行なう手続きは以下のとおり
・パスポート
・K-ETAの取得
・Q-CODEの取得
だった。ここでは詳しくは触れないが、これらの取得に必要な手続きについてはさまざまなwebサイトで丁寧に解説してくれている。スマホオンチな私もそれらのサイトを大いに参考にさせてもらった。

なんだかんだで、予定時刻の12時10分に着陸した。着陸前に「(釜山の)金海空港は軍事空港との兼用ですので滑走路及び空港全体が分かる施設の写真及び動画撮影は禁止されています。お客様のご協力をお願いいたします」といったアナウンスがなされ、韓国の国際政治上の事情を察させられた。

着陸してからまずはcovid-19に対する検疫の診査?審査?が待っていた。でも私がスマホと黄色い健康状態調査票を持っていると「Q-CODE →」と表示のあるラインを進むように言われ、Q-CODEのQRコード画面を見せてピッとされたら、さっさと通過できてしまった。
その次は入国審査だ。マスクを外して顔を確認、スマホのK-ETAの承認画面を見てもらい入国カードを出して左右の人差し指の指紋を登録したら、すぐに通過。
税関も申告する物など無いので書類を渡してさっと通過。
行列らしい行列を作らず、あっという間に到着ロビーに出れてしまった…。正直こんなにとんとん拍子にいくとは予想外だった。結局提出しなかった健康状態調査票1枚が手元に残された。

到着ロビーに出て左手を見るとコンビニがあった。

ここは、(事前情報では)数年前まで7イレブンが入っていたが、現在はCUが入っている。ここで、韓国国内のほとんどの地域の公共交通機関やタクシーやコンビニでの支払いに使える交通系ICカードのT-moneyカードを買ったのだが、その値段が事前情報と異なっていたので肝を冷やすことになった。そのことはまた次回


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