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デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



前回のトランスファーでは行けなかった孔子廟(こうしびょう)に向った。
台北を移動するには欠かすことのできない列車の台北捷運大衆系統(MRT)に乗って圓山駅へ。


黄色いラインを超えて飲食・喫煙をするととんでもない罰金が待ってます。



中山足球場。台湾は野球も盛んです。



日本の駅と似てるようで、どっか違います。

圓山駅を降りるとリムジンバスからは見られなかった現地の建物や看板、大衆食堂に興味を覚えた。


ただの洗車なのにすごく迫力が…



歩道の上で机椅子にかけての飲食は当たり前のようだ


てくてく歩いて念願の孔子廟に着いた。ガイドブックによれば台北の孔子廟は国が管理しているらしく、実際整備が行き届いていた。
夜の孔子廟は、町中のにぎやかさとは打って変わって、静謐な雰囲気に満たされていた。観光に疲れ、少し落ち着きたいときは孔子廟の夜はおすすめかもしれない。


波乱万丈の台湾にあって再建された現在の孔子廟(1972年再建)



礼器や楽器も備えられている









日本語の案内もばっちりです。




じっと見ていると美しい建物(大成殿)でした



カメラモードやアングルをいろいろ試してみるのもよいです



境内には文廟・武廟が設けられています

孔子廟に毎日お参りに来ていそうな年配の男性に出会った。日本人の私を見て、片言の日本語で話しかけられた。






その男性は上に写っているおじちゃんなのだが、孔子廟の大まかな歴史、そして3本の線香を持ってのお参りの仕方を丁寧に教えてくれた。3本の線香に火をつけ、最初に大成殿に三回礼、次に右を向いて武廟に三回礼、3番目に左を向いて文廟に三回礼、最後にもう一度大成殿に三回礼して線香を捧げるという参り方だった。
賽銭箱を探し、寄付をしようとすると「ここではお金はいらないんだよ」とやさしく返事してくださった。






しばらく、おじちゃんと日本について話し、廟の周囲をゆっくり見回った。同じように廟の周りを左回りに歩いているおばちゃんがいて、信仰心が篤い人がいるんだなぁと思った。
おじちゃんに礼を言って孔子廟から出ようとすると、境内を左回りに何度も歩いていたおばちゃんに声をかけられた。おばちゃん、むっちゃ日本語ペラペラ!
結局立ち話もなんなので、おばちゃんとおじさんと私とで椅子に腰掛けて、おしゃべりに興じることに。
おばちゃんは只者ではなかった。台北で公務員をされていたらしく、台北の代表の一人として日本に何度も赴いている経験の持ち主だった。富士山から槍ヶ岳、瀬戸内海から長崎まで20日以上かけて山登りの旅をされたこともあるらしく、私としては驚くことばかりだった。


話すのがとても好きで笑顔が素敵なおばちゃん

今は退職したので、台北の有名なところをぶらぶらしては足を鍛えるために寺院めぐりをされているそうだ。そこで会う日本人から何かを訊ねられたら、親切に教えることを楽しみにされているそうだ。
結局、1時間くらい喋りとおした。おばちゃんから士林夜市を案内するからご飯食べない?と誘われたが、私は龍山寺に行く予定だったので断念した。
別れ際、カメラに写っていただいて握手して別れた。そのとき「また会いましょう」と言った。次に台北に来れるのはいつか分からないが、また来た時に台北のどっかの寺院で再会できそうな気がする。

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