名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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大震災で円急騰、株価暴落!!

2011-03-18 08:08:31 | Weblog
2011.3.18(金)
 大震災で日本が国難に遭っているというのに、日本企業にとっては新たな危機が襲い掛かっている。
 17日の外国為替市場で円相場は一時、1ドル=76円25銭まで急騰し、1995年4月につけた史上最高値(79円75戦)をあっという間に突破し、約16年ぶりに最高値を更新した。輸出企業の想定レートを大きく上回り、このところ業績改善が進んできた企業の利益が吹っ飛んでしまう。
 大震災とそれに伴う原発事故で日本のダメージは計り知れないはずなのに何故、円が買われるのか。
 エコノミストによると、今回の大震災を契機に世界的な株価暴落でダメージを受けた投機筋に「金利が低い円を買い戻す動きが急速に広がった」というのだ。また、日本企業が外貨建て資産を売って円に換えるとの見方や、国内の保険会社が震災による保険金支払いに備えるため、ドル建て資産を売って日本に送金する動きもあるという。
 一方で、「実際にそうした現象が起きているというよりも、投機的な資金が先回りして円買いを浴びせたという側面が強い」と指摘するエコノミストもいる。
 これに似たことは、1995年1月に起きた阪神淡路大震災でも起こった。
 しかし、震災による日本経済への打撃は計り知れない。2008年のリーマンショック後、安全資産はドルから円に移ったが、今回の大災害で日本の地位は大きく崩れた。これだけのダメージを受けていつまでも円高が続くとも思えない。
 株価の方も15日の東京株式市場で大暴落した。その下げ幅は一時、1300円を超え、リーマンショック後の2008年10月16日の下げ幅1089円を上回った。
 電力の供給不足が続き操業停止に追い込まれる工場が多く出て、経済活動への影響は必至である。折角上昇に転じていた株価もしばらくは低迷を余儀なくされるであろう。


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