名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

猛暑と豪雨

2013-07-30 16:02:20 | Weblog
2013.7.30(火)
 今年の夏は5月の段階から摂氏35度を超える日が出はじめ、6月に入っては空梅雨の気配を呈し、7月は各地で連続する猛暑日となって救急搬送される熱中症患者が続出、死者も多数出た。
 はっきりとした記憶ではないが、7月中頃からは東北地方を中心とした豪雨が出始め、最近では山口県、島根県といった中国地方が記録的な大雨に見舞われた。ある地点では1時間雨量が140ミリを越えたという。50ミリの雨量でもすごい雨量と思っていたが、最近の雨はかつての常識では考えられないものとなってきた。100ミリ以上の恐怖を感ずる豪雨が各地を襲い、死者や行方不明者が続出している。
 6月の梅雨時、雨が降らずダムの貯水量が減って、一時節水の呼びかけが出たが、最近の大雨で節水はどこかへいってしまった。
 日本は地震国であるが、一方で台風や豪雨による災害も毎年のようにどこかで出て大きな被害をもたらしている。
 どの災害であれ、死者や行方不明者が出たり、建物が破壊、流出すれば、被災者の苦しみは同じである。3.11のような大きな災害にだけ目がいって、小さな災害はすぐに忘れ去られてしまうことの不条理はやるせない。
 年々、異常気象によるかと思える災害が増えているような気がしてならない。

殺人放火の元警官が不起訴、検察と警察の馴れ合い!!

2013-07-26 22:09:56 | Weblog
2013.7.26(金)
 2010年4月、富山市の会社役員福田さん夫妻が自宅で絞殺され、放火されるという悲惨な事件があった。この事件で殺人容疑で逮捕されたのは、なんと元富山県警警部補の現職警官・加野猛被告(54)であった。
 善良な市民を現職警察官が二人も殺害するという重大事件でありながら、富山地検は嫌疑不十分で不起訴としたというのである。しかも被告は容疑を認めているというのだから驚きである。
 報道によるとここに至った経緯は次のとおりである。
 2012年8月に富山県警に犯行声明文が届いたとの情報を寄せていた文芸春秋社を家宅捜査し、そこで犯行をほのめかすCD-Rを押収し、その解析の中で加野被告が浮上した。
 被告はその後の12年秋、知人に捜査情報を漏らしたとして地方公務員法違反容疑で逮捕、起訴されたが、その捜査中に殺人放火を自供し逮捕された。
 さらにその後の捜査で08年には親族宅で金品を盗んだ疑いも浮上。殺人放火事件についても、被告が殺された夫妻の知人として事情聴取されていたが、アリバイ確認を怠っていたことも明らかになっている。
 正確なことは我々一般市民には分からないが、検察は物証のない供述だけの逮捕が誤認逮捕だったと不起訴の理由を述べている。
 こんなことではとても信用できないし、遺族らが納得しないのも当然である。今月中にも検察審査会に審査を申し立てるという。
 加野被告が間違いなく真犯人であるとは言わない。しかしその捜査の過程で、警官という身内をかばおうとして捜査があいまいになっていたことは報道などからも十分推察できる。こんな結末を招いた警察の捜査に対する責任を、検察や警察はどうとろうとするのか。証拠が不十分だ、自供も矛盾だらけだから、不起訴はやむを得ないというだけでは到底納得できない。
 後は検察審査会で十分審査してもらいたい。

菅元首相と民主党内の確執

2013-07-25 05:33:59 | Weblog
2013.7.25(木)
 民主党の執行部と管直人元首相とがもめている。
  名古屋から遠い東京のことでよく分からなかったが、先に行なわれた参院選・東京選挙区で、菅氏が党公認の鈴木寛候補を応援しないどころか、公示日2日前に公認を取り消され無所属で立候補していた大河原雅子候補を応援したことは党員として許されないとして離党勧告をした。そしてそれを拒否するなら除名も辞さないと現執行部は強硬である。
 選挙結果を見ると、鈴木候補の得票数は552,714票、大河原候補の得票数は236,953票で合わせれば789,667票となる。これは当選した自民党の武見敬三候補の612,388票を上回っている。
 だから大河原候補が出馬しなければ、あるいはさらに菅元首相が応援などしなければ、鈴木候補が勝っていたかもしれないという、ボロ負けした民主党幹部の腹いせとも取れる。もちろん、民主党の党員でありながら、ましてや総理まで経験した菅氏が公認を取り消された大河原候補を応援したことは、民主党への謀判でであることも間違いない。
 またよく知らないが、菅氏は選挙期間中に安倍首相を提訴するという異例の行動にも出ているらしい。
 これらのことはどうでもよいが、とにかく今や民主党という党の本質が分からなくなっている。そもそも今回の騒ぎも反原発を貫いてやまない大河原候補を公認候補から下ろしたことから始まっている(らしい)。しかし、原発推進か反原発かは党の政策の基本であるにもかかわらず、民主党内には多くの反原発議員がいる。何も大河原氏だけの問題ではなかった。
 また、改憲か護憲かでも民主党内は割れている。こんな基本政策で一致できない政党というものの存在自体不思議である。こういう実態が明らかになったからこそ先の衆院選でも今回の参院選でも民主党は惨敗したのではないか。要するにどちらかにすっきりすべきである。
 もはや、解体、分裂なければ民主党の未来はないというべきか。

参院選挙予想通り 自民圧勝、民主惨敗

2013-07-22 15:31:07 | Weblog
2013.7.22(月)
 第23回参院選は21日、投開票が行われた。選挙前の下馬評どおり、安倍首相率いる自民党が現有34議席から31議席増やして65議席を獲得した。一方の民主党は改選44議席から27議席減らして17議席となり惨敗した。
 与党の公明党も1議席増やして11議席を獲得した。これで、自民・公明両党は非改選と合わせて135議席を獲得し、過半数(122議席)を超えた。
 ただ、改憲の発議要件を緩和する96条改憲に積極的な自民、みんなの党、日本維新の会、改革は非改選と合わせて会見を発議できる3分の2となる162議席には届かなかった。
 民主党は生活者重視の政策を掲げて党勢回復を目指したが、結党以来最低を記録することになってしまった。 改選数複数の選挙区では議席を獲得したが、1人区では一人も当選できなかったし、改選数5の東京ですら議席を得られなかった(新勢力59)。
 辺氏率いるみんなの党は改選3議席から8議席を確保し、野党第二党の位置を保った(新勢力18議席)。
 先の東京都議選で躍進した共産党は15年ぶりに東京、大阪、京都で議席を獲得し、比例と合わせて8議席を確保した(新勢力11)。
 昨年12月の衆院選では第三党に躍進した日本維新の会は伸び悩み、選挙区では大阪と兵庫の2議席に留まった。比例と合わせて8議席である(新勢力9)。
 その他の党では、社民が1議席を獲得したが、生活の党、みどりの風、緑の党、減税日本、大地などは議席を確保できなかった。
 異色の当選者には、脱原発を訴えた無所属の俳優・山本太郎さん、野党連合を組んだ沖縄の糸数慶子さん(社会大衆党)がいる。
 地元の愛知県では、自民党の酒井庸行氏、民主党の大塚耕平氏のほかにみんなの党の薬師寺道代さんが当選した。
 こうした結果から改憲勢力の議席数は三分の二に届かず、当面改憲の動きはとどまった。しかし、二分の一以上を獲得した与党勢力としては原発とTPPは推進の方向性を強めると思われる。 安倍首相は原発ゼロを決して口にせず、各地での再稼動が動き始めている。それどころか首相は原発の海外輸出さえも積極的である。
 なお今回の投票率は前回2010年の57.92%を5.31ポイント下回り52.61%と低落傾向に歯止めがかからない。 

カジノ合法化に向けて超党派のIR議連が蠢(うごめ)く

2013-07-18 15:34:55 | Weblog
2013.7.18(木)
“IR議連”とはまたの名を“カジノ議連”ともいう。IRとは統合リゾート(Integrated Resort)の略。正式名称は国際観光産業振興議員連盟で2010年4月14日に参加者74人で発足したという。
 このカジノ議連がカジノを合法とする法案を議員立法として秋の臨時国会に提出する方針を出している。密室のような賭博場で、いわば丁半賭博のばくちを合法化し、安倍内閣の成長戦略第2弾にするというのだから驚きだ。
 違法なばくちを合法化する手法は、地域を限定した特区として認めるというものだ。このカジノ議連の会長は自民党の細田博之氏、副会長には公明、生活、みどりの風などの有力議員が名を連ねている。また、最高顧問に安倍晋三、麻生太郎、石原慎太郎、小沢一郎の4氏が名を連ねている。
 賭博行為は、刑法上違法行為であるが、競馬、競輪、競艇、宝くじなどのように合法化すれば、巨額のあぶく銭が稼げるとの思惑が垣間見える。
 カジノでは、いまやラスベガスを追い抜いたといわれるマカオで、カジノの稼ぎが昨年1年間で3兆8千億円あったという。だからか財界からも推進の声が挙がっている。
 どこにつくるかだが、東京ではお台場にある都有地が有力という。猪瀬知事は6月の所信表明演説で、臨海副都心地区にカジノを設置する方針を表明した。その他、大阪、千葉、長崎、宮崎などが手を挙げている。

 金さえ儲かれば何をやってもよいという堕落した政治にもう開いた口がふさがらない。ここで儲かった金は確実にこの賭博に参加した人が失った金である。

愛知サマーセミナー2013年

2013-07-15 22:55:57 | Weblog
愛知サマーセミナー2013年
2013.7.15(月)
 今年の愛知サマーセミナーは創設以来四半世紀、第25回を数える節目の年となった。開催日は7月13日(土)・14日(日)・15日(祝・月)の三日間、会場は南山大学、南山高等中学校、南山大附属小学校である。
 招請された著名人は、教育評論家の尾木直樹氏、宇宙科学研究所教授の川口淳一郎氏、アスリートの為末大氏、弁護士の伊藤真氏、元沖縄県知事の大田昌秀氏、政治評論家の森田実氏、京都造形芸術大学教授の寺脇研氏、中部大学教授の武田邦彦氏、ノンフィクション作家の佐野眞一氏、作家の雨宮処凛氏、女優の杉本彩さん、棋士の谷川浩司氏、翻訳家の戸田奈津子氏、一水会顧問の鈴木邦男氏、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子氏、愛知県知事の大村秀章氏らが名を連ねている。
 これらの人の講座を始め、その他の人々による講座数はなんと2000にのぼるという。

 この巨大なイベントを実施しているのは愛知県内の私立学校教職員組合連合会、私学をよくする愛知父母懇談会および愛知県高校生フェスティバル実行委員会である。
 そしてこのセミナーに愛知県内の大学生や高校生、その父兄や教職員さらには一般市民・県民らが集るので、会場周辺の杁中や八事は時ならぬ賑わいを呈している。
 筆者は14日(日)の2限(11:10~12:30)に開催された画家・ジャーナリスト・増山麗奈氏の『ドイツに学ぶ原発廃炉・再生可能エネルギー』と題する講演に参加した。原発ゼロをいち早く表明したドイツの原発廃炉への取り組みについての現状報告であった。
 それにしても恐るべき私学のエネルギーである。

 

核廃絶を訴え続けた被団協元代表の山口仙二さん死去

2013-07-12 06:08:15 | Weblog
2013.7.12(金)
 先週のことになるが、戦後、長崎で被爆者救済運動の先頭に立ってきた日本原水爆被害者団体協議会元代表委員の山口仙二さんが7月6日、長崎市雲仙市内の病院で死去したと報じられた。享年82歳。また原爆被災者の星が一つ消えた。
 山口さんは1945年8月9日、爆心地から1.1キロ離れた三菱兵器工場で被爆した。奇跡的に命は取りとめたが、上半身に大やけどを負い、顔などにケロイドが残ったほか、原爆症と思われる肝機能障害に終生苦しんだ人である。
 山口さんは「政府には被爆者が生きている間に核戦争を阻止する責任と義務がある」として被爆者の組織化を図り、1956年の長崎原爆被災者協議会結成の呼びかけ人となった。1984年には被災協会長に就任し、その後も一貫して被爆者救済運動に尽力してきた。
 1982年6月には被爆者代表として初めて国連軍縮特別総会に参加し、各国の代表を前に自身の被爆体験を証言し、「ノーモア・ヒバクシャ」を合言葉に、核廃絶を海外にも広く訴え続けてきた。
 ピースあいちの戦争体験語り手の一人にNさんという人がいる。Nさんは山口さんと同様、長崎で被爆した人である。Nさんも三菱兵器工場で魚雷の製造に携わっていたそうである。
 その後、名古屋の三菱重工業に就職し、定年まで勤められた。Nさんはどこの被爆者団体にも属せず、被爆のことは封印してきたが、定年の頃、長崎平和資料館での原爆の体験画に応募したところ、ポスターに選ばれたことがきっかけで、ピースあいちのボランティアになられた方である。
 Nさんは自らの体験を紙芝居に書いて語り部として活動して見えた。Nさんは語りのとき、そのメッセージとして「日本は戦争を永久に放棄した。人々の命と血を引き替えに。そして憲法に明記し、世界に誓った。アメリカ人よ、核保有国の人よ、目をそむけないでくれ。そして加害者にならないでくれ。核は長崎を最後にしてくれ」と語ってきた
 現在85歳になられるが、残念ながら1年ほど前から体調を崩され、今は介護施設で生活して見える。
 体験者がいなくなる。誰かが彼らのもって来たバトンを引き継がなければならない。

原発の新規制基準8日施行 5原発10基が再稼動申請

2013-07-09 10:02:24 | Weblog
2013.7.9(火)
  原発の新規制基準が8日施行され、電力四社は早速5原発10基の再稼動を原子力規制委員会に申請をした。
 申請が出たのは①北海道電力 泊3基 ②関西電力 大飯2基、高浜2基 ③四国電力 伊方1基 ④九州電力 川内2基の計10基である。

ところで新しい規制基準は
 第一にシビアアクシデント(過酷事故)対策を義務付けた。
 例えば、放射性物質の拡散抑制として、放射能を取り除くフィルター付きベントの設置を義務付けた。また、意図的な航空機衝突への対応として司令塔になる特定安全施設の設置も盛り込んでいる。
 第二に耐震・耐津波性能を強化した。例えば高い耐震性を要求する施設の対象を拡大したり、津波に対する基準を厳格化した。
 また、運用面では、活断層の影響を重視し、重要施設の真下に活断層がある場合、運転を認めないという方針も明確にした。

 詳しいことは我々素人にはよく解らない。しかし科学的にはしっかりした内容に違いないことは素人目にも理解できる。問題は、こうした基準をしっかり、必ず守ることができるかである。電力が不足する、化石燃料は環境によくない、利益が上がらないなどと言って拙速に走ってはいけない。
 今回の四社の申請は、一刻も早く原発を再稼動させたいという思いが優先しているように思えて仕方ない。報道によると、四社の地震や津波の想定が原発新基準ができる前と同じケースがほとんどという。泊原発などは津波の想定を従来より2.5mも高さを下げた。
 提出された申請に対する審査には半年ほどかかると言われているが、原子力規制委員会はしっかりと審査をしてもらいたい。

参院選 自公で過半数確保は確実

2013-07-06 08:58:07 | Weblog
2013.7.6(土)
 3日、参院選挙が公示されたが、各紙が世論調査の結果を公表している。そのどれもが、自公合わせて過半数の122議席は確実と伝えている。
 特に自民党の勢いはすさまじく、31ある一人区では全勝の可能性もある。競り合っているのは、沖縄、三重、岩手三県のみという。比例区でも20人以上の当選が見込まれ、ねじれを解消する62議席の山はとうに越え、単独過半数の72議席も見えてきた。公明党も選挙区4人の全員当選と比例区6人の当選が見込まれ、10議席の獲得は確実だ。
 一方、民主党は東京都議選同様現有勢力半数以下の惨敗の様相である。20議席すら確保できず、結党以来の最低議席になる可能性もあるという。護憲なのか改憲なのか、原発ゼロなのか推進なのかも不明確な政党では信頼しようがない。
 あとの政党は、みんなと維新と共産党がどこまで取るかだが、たがが知れている数に過ぎない。生活の党、社民などは完全に埋没の運命である。
 自公は衆参のねじれが国政運営を不安定にしているから、その解消が今回の選挙の最大の争点だと喧伝しているが、むしろそのねじれこそ国を誤った方向にもっていかない防波堤でもある。衆議院と参議院の真の役割を発揮することこそが使命であり、両院とも一党独裁体制こそおそろしい結果を生む。
 今回の自民党、安倍政権の人気もアベノミクスによっているようだが、多くの人が目先の景気に浮かれて、自衛隊を国防軍としたり、原発を推進どころか海外にまで売り込もうとしていることに加担していることを憂れえるばかりである。

夏風邪でダウン

2013-07-03 06:57:08 | Weblog
2013.7.3(水)
 6月29日頃から体調が怪しくなり、翌30日(日)にはいよいよ体がだるく、昼頃になるとかなりの熱でダウン。
 30日は午後1時30分から予定があったが、この時点でこの出席はあきらめた。
 午後2時から3時ごろ、体温計は39度に達し激しい頭痛とのどの痛みに苦しんだ。この歳になってこの熱はさすがにきつい。日曜日とあって医療機関はどこも休みだ。あいにく連れ合いも朝から会議とかで不在ときている。
 この程度で救急車もあるまい。ひょっとするとこれで一巻の終わりかなどと不吉なことを考える。あれやこれやと妄想にふけっているとますます不安になり、ついに決心して携帯で連れ合いに連絡してみる。しかし、不在音のツーツーしか応答しない。
 あいにく今週は毎日予定が入っている。今度の週末には小学校時代のクラス会を下呂温泉で開催することになっている。どうしても一両日のうちには直す必要がある。そんなことを考えているとますます頭痛が激しくなってきた。
 夕方になってやっと連れ合いから「どうしたの」と呑気な電話がはいる。しかし事情を解すと、さすがに後の予定をキャンセルして帰ってきてくれた。
 7月1日、朝一番でかかりつけの診療所に出かけ、注射を打ってもらい、大量の薬をもらう。随分前からお世話になっている医者だが、いつも薬を大量に出してくれる。開業医は儲けなければならないから仕方ないか。
 7月2日、体温は平常に戻り、楽になった。しかし体はだるい。これなら、3日からの仕事も可能である。
 7月3日、体のだるさは残っているが何とか今日の仕事はこなせる。この日記を書いて出発。