2020.1.31(金)
最近、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業から、わいろを受け取った疑いで現職の国会議員が逮捕されるという事件があった。
逮捕されたのは自民党の秋元司衆院議員で(逮捕後自民党を離党)、安倍政権ではIR担当の副大臣まで務めていた。
現行の日本の法制度ではカジノそのものは違法であるが、2016(平成28)年12月15日の衆院本会議で「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(IR推進法)が成立。カジノの法制度化への道が開かれることになった。
近年に統合型リゾートを設置したマカオやシンガポールなどでは、国際的な観光拠点として多くの観光客を集めている。秋元議員の逮捕は、こうした背景のもとでの事件であった。
日本では既に遊戯という扱いで「パチンコ・パチスロ」という賭博場が無数に(全国で約10,000店)存在する。
そのパチンコでも多くのギャンブル依存症を生み出してきたが、紆余曲折を経て現在では大衆の遊技場として定着している。そのパチンコ店も1995年をピークに減少を続けているという。
カジノはパチンコに比べて扱う金額が大きく、ギャンブル依存症問題はパチンコの比ではない。
大阪府と大阪市が計画している夢洲(ゆめしま)のカジノでは日本人だけで年間432万人の入場者が想定されている。カジノに関わった人の約3%が依存症になるといわれており,新たに多数の依存症患者が発生することは明らかである。
そもそもIR推進法など多くの国民は知らない。こんな悪法は速やかに排除すべきだ。
最近、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業から、わいろを受け取った疑いで現職の国会議員が逮捕されるという事件があった。
逮捕されたのは自民党の秋元司衆院議員で(逮捕後自民党を離党)、安倍政権ではIR担当の副大臣まで務めていた。
現行の日本の法制度ではカジノそのものは違法であるが、2016(平成28)年12月15日の衆院本会議で「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(IR推進法)が成立。カジノの法制度化への道が開かれることになった。
近年に統合型リゾートを設置したマカオやシンガポールなどでは、国際的な観光拠点として多くの観光客を集めている。秋元議員の逮捕は、こうした背景のもとでの事件であった。
日本では既に遊戯という扱いで「パチンコ・パチスロ」という賭博場が無数に(全国で約10,000店)存在する。
そのパチンコでも多くのギャンブル依存症を生み出してきたが、紆余曲折を経て現在では大衆の遊技場として定着している。そのパチンコ店も1995年をピークに減少を続けているという。
カジノはパチンコに比べて扱う金額が大きく、ギャンブル依存症問題はパチンコの比ではない。
大阪府と大阪市が計画している夢洲(ゆめしま)のカジノでは日本人だけで年間432万人の入場者が想定されている。カジノに関わった人の約3%が依存症になるといわれており,新たに多数の依存症患者が発生することは明らかである。
そもそもIR推進法など多くの国民は知らない。こんな悪法は速やかに排除すべきだ。