名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

カジノの日本への参入の動き

2020-01-31 17:37:04 | Weblog
2020.1.31(金)
 最近、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業から、わいろを受け取った疑いで現職の国会議員が逮捕されるという事件があった。
 逮捕されたのは自民党の秋元司衆院議員で(逮捕後自民党を離党)、安倍政権ではIR担当の副大臣まで務めていた。
 現行の日本の法制度ではカジノそのものは違法であるが、2016(平成28)年12月15日の衆院本会議で「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(IR推進法)が成立。カジノの法制度化への道が開かれることになった。
 近年に統合型リゾートを設置したマカオやシンガポールなどでは、国際的な観光拠点として多くの観光客を集めている。秋元議員の逮捕は、こうした背景のもとでの事件であった。
 日本では既に遊戯という扱いで「パチンコ・パチスロ」という賭博場が無数に(全国で約10,000店)存在する。
そのパチンコでも多くのギャンブル依存症を生み出してきたが、紆余曲折を経て現在では大衆の遊技場として定着している。そのパチンコ店も1995年をピークに減少を続けているという。
カジノはパチンコに比べて扱う金額が大きく、ギャンブル依存症問題はパチンコの比ではない。
大阪府と大阪市が計画している夢洲(ゆめしま)のカジノでは日本人だけで年間432万人の入場者が想定されている。カジノに関わった人の約3%が依存症になるといわれており,新たに多数の依存症患者が発生することは明らかである。
そもそもIR推進法など多くの国民は知らない。こんな悪法は速やかに排除すべきだ。




新型コロナウイルスによる肺炎患者が急増

2020-01-30 17:59:39 | Weblog
2020.1.30(木)
新型コロナウイルスによる肺炎で、中国の国営メディアは29日、感染者数が6078人になったと伝えた。このうち死者は133人にのぼった。また中国本土以外での感染者数は18か国・地域で98人と発表されている。致死率は2~3%とされる。
感染者数はさらに増え続け、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の全世界の感染者数約8千人以上を超えることは間違いない情勢である。
中国でのこうした状況から新型肺炎の中心地となっている湖北省武漢市に滞在している邦人206人が29日、日本政府の全日空チャーター機で帰国した。この帰国者の中から13人に発熱やせきなどの症状があり、うち12人が入院したが新型肺炎の検査では陰性であったという。
チャーター機で退避を希望する邦人は残り約440人で、第2便は29日夜出発し、第3便は30日に派遣する方向で、希望者全員の帰国を予定しているという。
厚生労働省は29日、日本人初の感染例となった60代男性が運転するバスに同乗していた女性ガイドが新型のコロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。この女性は外国籍で中国武漢市での滞在歴はないという。これで国内の感染者確認は8例目となった。この女性は12日から17日まで武漢市からのツアー客のバスに、感染が判明した男性運転手と共に乗り、17日から22日まで中国河南省からの別のツアー客のガイドもした。しかし20日に発熱し受診。22日にガイドを交代し、大阪府の自宅に戻った。23日になっても症状は改善せず医療機関で発熱や呼吸器の症状、肺炎の所見が確認され、入院した。症状は改善しているという。実にきめ細かい追跡をしている。
ところで報道によると、今回の新型肺炎は昨年12月30日、中国・武漢市当局による「原因不明の肺炎」の発表が最初で、その後春節で大勢の市民の移動が重なって感染が急速に拡大したという。英国チームの推計では、一人の感染者から平均3.6~4人に感染すると報告されている。
感染経路をつかむことの難しいこうした伝染病は本当に恐ろしいの一語に尽きる。一刻も早い終息を願うだけである。


一人暮らし

2020-01-28 09:31:40 | Weblog
2020.1.28(火)
 去る22日に連れ合いが息子の住んでいるタイに出かけて一週間、一人暮らしである。帰ってくるのは2月4日の予定であるのでこれだけ長期の一人暮らしは、結婚以来55年経つが初めての経験である。思いのほか戸惑うことが多い。
 まず、食べることである。最初のうちはご飯さえ炊けばおかずは用意してあったので迷うことなく済んだが、さすがにそれらがなくなるとそうはいかない。近くのレストランへ出掛ければ済むと思っていたが、いざとなるとそれもおっくうである。
 冷蔵庫の中には野菜や魚肉が結構入っているので、まずは生野菜と魚を焼けば簡単なおかずにはなる。そんなことでしのいだのはせいぜい4~5日である。
 近くにコンビニも大きなスーパーもあるので、まずはスーパーで弁当や即席ラーメンなどのほか、いくらかの食材を手に入れた。
 この間、仲良くしているお隣のご夫婦から手作りの弁当が届いた。どうもタイから連れ合いがお隣りへ事情を伝えたらしい。近所付き合いのありがたさである。
 こんな日がまだ一週間も続く。連れ合いの存在の有り難さをつくづく思う。日頃はその存在をお互いに意識しないが、何かあったとき一番頼りになる存在なのであろう。

阪神淡路大震災から25年

2020-01-18 10:17:18 | Weblog
2020.1.18(土)
 今から25年前の1995年・早朝午前5時46分、阪神淡路地域を巨大地震が襲った。
この時間はまだ睡眠中であったが、ここ名古屋においてもかなりの揺れを感じて目が覚めたことを覚えている。これがのちに阪神淡路大震災と呼ばれる歴史的な震災の始まりであった。マグニチュードは7.3、歴史上初の震度7を記録し、死者6434人、行方不明3人、損害家屋・約64万棟という大災害となった。
 昨日の1月17日はあれから25年目の節目の日であった。兵庫県内各地の追悼式典では、まだ陽の明けない暗い中、地震発生の午前5時46分に合わせて集まった約7500人の市民が黙とうした。
テレビ・ラジオはこの様子を詳細に伝えてくれた。神戸市中央公園では「追悼のつどい」が営まれ、約5千本の竹灯籠で形作られた「きざむ 1.17」の文字が浮かび上がった。
あれから25年、遺族や被災者は四半世紀たって高齢化し、記憶や経験を語り継ぐのは困難となっている。それでも災害は次々と襲ってくる。巨大台風、豪雨、地震は絶えずそして必ず襲ってくる。2011,3,11の東日本大震災では地震と同時に想像を絶する巨大津波で死者・行方不明者は1万8428人(2019.12・10時点)、損害家屋は約41万棟に達した。
久本喜造神戸市長は「震災を経験していない市民が増える中で、いかに次の世代に継承していくかという課題に取り組む」と誓った。災害は必ず来る。課題はいかに被害を少なくするかである。国、県市などの行政機関はもとより、一市民がそれぞれの学びと備えを求められる。
この東海地域では、1944年12月の東南海地震、翌1945年1月の三河地震以来大きな地震は経験していない。また1959年9月の伊勢湾台風の記憶もある。改めてこの地震と台風の経験を学ぶ必要を痛感する。

ねずみ年の正月も早や6日

2020-01-06 09:27:08 | Weblog
2020.1.6(月)
 多くの会社が仕事始めの日、9日間の長期休暇も終わってサラリーマンは職場へと急ぐ。
年中休暇の身にとっては、それも今や夢の中の夢、遠い記憶に過ぎない。
 さて今年の干支はねずみ。そのネズミ目(げっ歯目)は、哺乳類の中で最も種類が多いという。ねずみの仲間として、ハツカネズミ、パンダマウス、カピバラ、グンデイ、モルモットの5種がいる。
 ねずみは人間社会にとってはやっかい者で、昔はどこの家も愛玩用というよりねずみ対策として猫を飼っていた。
 一方で、ねずみは干支として第一番目に登場するし、可愛らしい面も持っている。その証拠として絵本(おむすびころりんなど)や昔話にも多く取り上げられている。
 またことわざや慣用句にも多く出てくる。
 〇 頭の黒い鼠……悪事を働く者
 〇 窮鼠猫をかむ……窮地に追い込まれれば、弱者も強者に反撃すること
 〇 鼠が塩を引く……きわめて少量ずつで目立たなくても、やがて大量となるたとえ。
また、物が少しづつ減っていき、最後にはなくなってしまうこと
 〇 袋の中の鼠……逃げ出すことのできない状態
 〇大山鳴動して鼠一匹……大騒ぎしたわりには、実際の結果が小さいこと

大昔、筆者がまだ幼いころ、戦争で家が燃えてしまうまで住んでいた自宅では鼠も多く同居していたことを覚えている。しかし今では鼠の姿をほとんど見なくなった。これは喜ばしいことなのか、淋しいことなのか考えてしまう。


2019~2020ジルベスター&ニューイヤーコンサートで新年を迎える

2020-01-02 11:20:47 | Weblog
2020.1.2(木)
 毎年12月31日から新年にかけて、熱田de,文化小劇場では年越しの演奏会が開かれる。
今年も家族3人(連れ合い、長男の嫁)で出かけた。開演が夜の11時であるので、家を出たのが午後9時半ともなれば厳しい寒さに晒される。
 会場は地下鉄神宮西に近いのでそこを下車すると、すでに近くの熱田神宮への初詣客で屋台も出ているほどの賑わいである。
 会場は350人収容であるが、開演前にはほぼ満席となった。
配られたプログラムによると出演者と曲目は次のとおり。
出 演: 井上京と仲間たち~
      名古屋フィルハーモニー交響楽団とセントラル愛知交響楽団からの
      セレクトメンバーを中心とした特別編成“フェアウェル2019オーケストラ” 
   (約40名)

 指 揮: 井上京、山本直人

 ソリスト:二宮咲子(ソプラノ)、伊藤貴之(バス))

 曲 目:第一部
 W.A.モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』より
      「楽しい日々はどこへ Dove sono」、「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
交響曲29番第4楽章

休憩~新年へのカウントダウン

第二部
     ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカマズルカ「女心」
     ヨハン・シュトラウスⅡ:喜歌劇『こうもり』より「チャルダッシュ」
     ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「おしゃべりな可愛い口」     
 ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「ウィーンの森の物語」ほか

  カウントダウンでは参加者全員が声を揃えて10,9,8~2,1,0と叫び、賑やか
に新年を迎えた。
最後の曲が終わった後には恒例のラデッキー行進曲を全員が歌って終了した。
帰宅したのは新年の朝3時であった。