名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

消えゆく戦争の記憶

2024-06-07 08:43:28 | Weblog
2024.6.7(金)
 今朝の中日新聞に「熱田空襲慰霊の地蔵」が撤去されることになった、との記事が載った。
 太平洋戦争の末期、2千人強が犠牲になった「熱田空襲」の慰霊のため、愛知時計電機(名古屋市熱田区)敷地に設置された2体の地蔵のうち、歩道沿いの1体が7月に撤去される、という。転倒すると歩行者に危険がおよびかねず、長年供養してきた有志の高齢化も背景にあるという。戦争の記憶を継ぐ象徴が失われることに、住民の一部からは反対の声が上がっている。
 同社北側にある地蔵はたか愛開発さ約3M で、歩道から約20センチの位置に立つ。納屋橋周辺の商店主でつくる任意団体によって置かれ、遺族らが毎年、空襲のあった6月9日に慰霊祭を開いてきた。
 だが、地蔵を供養してきた法然寺(中川区)によると、メンバーの高齢化や納屋橋エリヤの再開発で活動を停止。最後の法要があった2021年では数えるほどだった、という。地元も撤去に同視し、
愛知時計電機は9日に最後の慰霊祭を開き、来月撤去を予定しているという。
 一方で、一部の住民でつくる「熱田空襲移籍を守る有志の会」6月3日、同社と市に撤去中止と地蔵の改修などを求める申し入れをした。地元では、維持が難しいことも理解しつつ「移設や補強などの方法もある」と訴える。
 「遺族の66年の思いは地蔵の場所が移っても変わることはない」と地元の石原さん(60)は言う。申し入れは受け入れるが、同社は『改めて検討するが、現段階では撤去する方針」と理解を求めている。

釣り仲間と釣行

2024-06-06 18:44:25 | Weblog
2024.6.6(木)
 今日(6月6日)、いつもの釣り仲間6人で、三重県和具沖合いでの釣りに出かけた。
リーダー伊藤氏の運転で途中、他の仲間を拾って、ほぼ2時間の道中を走り切り、無事、和具の港に到着した。
 天候は、穏やかな晴れで、波も静か、絶好の釣り日和でもあった。
 釣りの獲物はイサキで、電動リールに竿受け、天びん仕掛け、餌かごで準備は完了である。
 12時ごろ、港に到着。いつもの船頭の操船で、和具の沖合いへ出た。釣り座は抽選で決めるが、筆者は6番を引き、右舷の一番前である。
 午後5時過ぎまでの釣りで筆者の釣果は、  イサキ 1 マダイ 1 ブダイ 2 クエ 1 サバ 3 の合計8匹であった。マアマアの釣果ではあった。ほかの仲間もこのような釣果であったらしい。
 帰宅して早速、妻が刺身を料理してくれたので、美味しくいただくことができた。幸せな1日でもあった。

文科省がNHKに抗議文

2024-06-01 18:05:03 | Weblog
2024.6.1(土)
 今日の中日新聞夕刊で、「『定額働かせ放題』とも言われる枠組み」と報じたNHKに対し、文部科学省が「一面的な報道」と抗議する文書を出し、ウェブサイトに掲載した、と報じている。しかし、このNHKの報道にに限らず、残業代のない教員の長時間労働の実態は「定額働かせ放題」と言い表されてきた。文科省の振る舞いは、深刻な問題を矮小化させる圧力ではないか、と記者は言う。
 報道によると、文科省の初等教育局長が「中央教育審議会における議論の内容に触れることのない一面も的なもの」という文書で抗議したという。
 これが文科省が5月17日、矢野初等教育局長名でウェブサイトに掲載した抗議文の一節だ。
 公立学校教員に残業代を支払わないと定めた教員給与特別措置法(給特報)は「教師の職務の特殊性」に基づくとし、「現行の仕組みや経緯、背景について触れることなく、『定額働かせ放題』の枠組み、と一面的に、教育界で定着しているかのように」NHKが報じたと主張。「国民に誤解を与えるような表現」とも記した。
 広義の対象は13日の放送で、現行の「基本給の4%」から「10%以上」に引き上げることなどをまとめたというものである。
 中日新聞の取材に対し、文科省は「国民の理解につながるためのお願いで、報道を委縮させる意図はない」と話すが、新聞社は、今後も抗議文をウェブに掲載し続けるという。
 上智大学の音好宏教授は「ジャーナリズムには事実の伝達、解説、評論の三つの役割がある。民主主義国家を標榜する日本のジャーナリズムには、国の政策に対して批判的分析も含め、多様な視点から検証し、国民に伝える役割がある。その点を文化省サイドは十分に理解できていないのではないか」と厳しく批判している。もっともである。