名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

リニア中央新幹線 大井川の段生写朝顔話

2020-06-28 09:51:09 | Weblog
リニア中央新幹線 大井川の段生写朝顔話
2020.6.28(日)
 今朝(28日)の中日新聞・中日春秋欄に、リニア中央新幹線の建設をめぐるJR東海と静岡県の争いを文楽の「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」に例えて皮肉っている。
「生写朝顔話」は好きあった男と女がすれ違いを繰り返す悲恋もの。その「大井川の段」では、苦労の末に失明した朝顔が、宿屋で出会った男こそ愛しき次郎左衛門と知り、追い掛けるが雨で水かさの増した大井川を渡ることができない。
「跡追うて来れば此の川留め。え、どうせうぞいの(どうしたらいいの)」。二人を近づけぬ大井川が恨めしい。
 リニア新幹線をめぐってのJR東海の金子社長と川勝静岡県知事のトップ会談は物別れに終わった。JR側は2027年の開業に向けて6月中には静岡工区の準備工事に入りたいが、静岡県は南アルプスを貫く掘削工事で大井川の水量が減ることを恐れている。水が減れば地元の農業などに悪影響となるからだ。
 総工費9兆円超の国家的プロジェクトに川勝知事も反対しているわけではないという。
 太宰治は「(文楽の朝顔に)多少、同情するが、泳いで泳げないことはない。天道さまを、うらんでゐたんぢや、意味ないよ」と書いた。
 中日春情の筆者は最後に「難所の川を泳ぎ切る方法を国全体で見つけたい」と締めくくっている。
 それにしてもこれを書いた記者の博学には脱帽である。

沖縄慰霊の日

2020-06-24 08:47:08 | Weblog
沖縄慰霊の日
2020.6.24(水)
 昨日6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした20万人を悼む「慰霊の日」である。75年前のこの日、旧日本軍が組織的戦闘を終えたとされる。
 最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和記念公園で、全戦没者追悼式が営まれた。玉城知事の不戦の誓いに続いて県立首里高校3年の高良朱香音(たからあかね、17歳)さんが平和の
詩を朗読した。
平和の詩全文
 「懐中電灯を消してください」
 一つ、また一つ光が消えていく
 真っ暗になったその場所は
 まだ昼間だというのに
 あまりにも暗い
 少し湿った空気を感じながら
 私はあの時を想像する

 あなたがまだ一人で歩けなかったあの時
 あなたの兄は人を殺すことを習った
 あなたの姉は学校へ行けなくなった
 
 あなたが走れるようになったあの時
 あなたが駆け回るはずだった野原は
 まっ赤っか 友だちなんて誰もいない

 あなたが青春を奪われたあの時
 あなたはもうボロボロ
 家族もいない 食べ物もない
 ただ真っ暗なこの壕の中で
 あなたの見た光は、幻となって消えた。

 「はい、ではつけていいですよ」
 一つ、また一つ光が増えていく
 照らされたその場所は
 もう真っ暗ではないというのに
 あまりのも暗い
 体中にじんわりとかく汗を感じながら
 私はあの時を想像する
 
 あなたが声をあげて泣かなかったあの時
 あなたの母はあなたを殺さずに済んだ
 あなたは生き延びた
 
 あなたが少女に白旗を持たせたあの時
 彼女は真っ直ぐに旗を掲げた
 少女は助かった
 
 ありがとう

 あなたがあの時
 あの人を助けてくれたおかげで
 私は今 ここにいる

 あなたがあの時
 前を見続けてくれたおかげで
 この島は今 ここにある

 あなたがあの時
 勇気を振り絞って語ってくれたおかげで
 私たちは 知った
 永遠に解かれることのない戦争の呪いを
 決して失われてはいけない平和の尊さを

 ありがとう

 「頭、気をつけてね」
 外の光が私を包む
 真っ暗闇のあの中で
 あなたが見つめた希望の光
 私は消さない 消させない
 梅雨晴れの午後の光を感じながら
 私は平和な世界を創造する

 あなたがあの時
 私を見つめたまっすぐな視線
 未来に向けた穏やかな横顔を
 私は忘れない 平和を求める仲間として

陸上配備型迎撃ミサイル「イージス・アショア」配備計画の停止

2020-06-21 16:36:03 | Weblog
2020.6.21
 河野太郎防衛相は6月15日、技術的問題とコストを理由に陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止を表明した。
 理由は、迎撃ミサイル発射後に引き離す「ブースター」と呼ばれる初期加速装置を山口県の自衛隊演習場内に確実に落下させることができない技術的な問題が判明し、改善にさらなる費用と期間が必要になると説明した。
 開発にはさらに10年以上、数千億円の費用が想定され、計画の続行は「コスト、期間を考えれば合理的でない」と述べた。
 イージス・アショアの導入は2017年12月、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威を理由に閣議決定したもの。秋田、山口両県の陸自演習場に一基ずつ配備する計画を進めてきた。
 しかし配備予定地からの根強い反発の声がある一方、北朝鮮の弾道ミサイル技術が向上し「地上イージスでは迎撃しきれない」との見方も自民党内の一部にあった。また地元では、配備は相手国の攻撃対象になるとの懸念から反対論が強かったが、今回の決定についてたは歓迎している。
 政府は「再調査を引き続き行う」として配備計画に固執しているが、架空の攻撃を想定した莫大な経費がかかる「イージス・アショア」の配備計画を撤回し、断念すうべきである。

北朝鮮、南北連絡事務所を爆破

2020-06-18 08:47:54 | Weblog
2020.6.18
 北朝鮮は6月16日、韓国との間の常設連絡機能を果たしてきた南北共同連絡事務所(開城)を爆破した。
 北朝鮮は6月に入り、韓国の脱北者団体が体制批判のビラを散布したことに反発し、南北間の通信連絡線を遮断。金与正(キンヨジョン)党第一副部長は13日の談話で「遠くない将来、共同連絡事務所が跡形もなく崩れる悲惨な光景を目にするだろう」と爆破を予告していた。
 この連絡事務所は、2018年4月の南北首脳会談で、双方が常駐して協力を進める目的で設置に合意。地上4階、地下1階のビルで同年9月に開所したもの。
 韓国政府は、国家安全保障会議(NSC)全体会議を緊急開催し、「一方的な爆破に強い遺憾の意を表明する。南北関係の発展、平和定着の期待に背く行為だ。我々は強く対応することを厳しく警告する」との声明を発した。
 2018年2月開催の平昌五輪、4月、5月板門店での南北首脳会談、6月シンガポールでの米朝首脳会談、9月北朝鮮開城での南北共同連絡事務所の開所式など一定の融和ムードが今年になってにわかに険しくなってきた。
 北朝鮮は、新型コロナウィルスの影響で経済が苦境にある中、韓国への対決姿勢を鮮明にして内部の引き締めを図る狙いとみられる。
 南北朝鮮の折角の融和関係がわずかな軋みから再び対立関係に戻ってしまった。隣国である日本がどう対処するか厳しい課題である。

沖縄県議選 知事支持派辛勝

2020-06-09 09:03:16 | Weblog
2020.6.9(火)
 沖縄県議選(定数48)が7日投開票され、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する玉城デニー知事の支持派が過半数(25議席)を維持した。一方で是々非々を含む不支持派は23議席を占め、互いの勢力は拮抗した。
 また同日に行われた糸満市長選では無所属新人の當銘真栄氏(54)が現職の上原 昭氏(70)に大差で勝利した。當銘氏は、名護市辺野古の米軍新基地建設に反対し、「基地のない平和な島」の実現を望むと表明していた。
 こうした結果に普天間飛行場に隣接する「佐喜真美術館」館長の佐喜真道夫氏は「本土は沖縄に犠牲を押し付け、日米安全保障条約の利益を得ている。移設反対派が多数となるのは当然だ」と評価しているとメディアが報じている。
 ただ改選前は、知事支持派が26議席、不支持派が自民、公明など20議席、(欠員2議席)であったのが、今回の選挙でその差がちじまったという点では不安が残る。
 しかしこの時期、辺野古への移設に反対勢力が多数を占めたことは大きい意味がある。安倍政権は米軍に気を使って辺野古への移設を、こうした民意を無視して止めようとしない。
しかも辺野古は地盤が不安定なことから工事の大幅な見直しが浮上しているが、政府は強硬姿勢を変えようとしない。今回辺野古移設に反対の知事支持派が過半数を占めたことをどのように受け止めるか、民主主義国家のありようが試される。

釣り仲間と出かけた本年最初の釣行

2020-06-05 11:35:54 | Weblog
2020.6.5(金)
 昨日6月4日(木)、昨年の末以来半年ぶりに釣り仲間との釣行に出かけた。
昨年12月19日に三重県和具港の第二定丸に乗船してイサキ釣りをしたが惨敗に終わった。今回は同じ仲間での再挑戦である。
 午前8時に釣り仲間5人がそれぞれ集合場所に集まって、一台のワゴン車に乗り合わせ、
一路和具港めがけて出発した。和具港は三重県のほぼ最南端に位置し、昼食は弁当を買うだけの時間をとって走行し、ほぼ3時間を要する。途中渋滞もあって和具港に到着したのは午前11時15分、すでに船長が待っていた。結局、漁場に向かったのは予定より30分遅れの11時30分であった。
 天候は薄曇りで無風という絶好の釣り日和である。
 船釣りは釣り座が大事である。釣り座によって釣果は大きく異なる。そこで釣り座はくじ引きで決めることになっている。
我々の釣り座の決め方は、
左舷(船首に向かって左側)の船尾から船首に向かって1、3、5とし、右舷(右
側)の船尾から船首に向かって2、4、6とする。
というものである。
そこでくじの結果、筆者の釣り座は3番となった。要するに左舷の中央である。
それから船が出船し、漁場を決めて、いざ釣り開始となったのは午後12時30分であった。終了の午後5時30分まで、釣り時間は5時間である。
天候は穏やかで釣り日和であったが、釣果は5人とも伸びず苦しんだ。ぼつぼつとしたあたりで、それも狙いのイサキよりもゴマサバの方が多かった。たまにマダイも上がった。
筆者の釣果はイサキ3匹、ゴマサバ4匹、マダイ2匹 計9匹の貧果である。竿頭は15匹程度であった。
昨年末の仇は討てず、返り討ちに逢ってしまった。家に帰宅したのは午後10時であった。