2008.8.30
渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子の三氏が民主党に離党届を出して、無所属の荒井広幸、松下新平両参院議員と新党結成を発表したのは2日前の28日のことだった。新党の名称も『改革クラブ』とし、結成届けも総務省に提出済みで、受理もされていた。
ところが、こともあろうにこのうちの姫井由美子氏が離党を撤回、新党に加わらないことを表明したために参院議員5人による新党『改革クラブ』は一夜で頓挫してしまった。
姫井氏は29日夕べ、民主党本部で記者会見し『参院改革の役に立つと思い参加を決めたが、自民党による民主党切り崩しの受け皿だったことが分かった。当初描いていた形と違った。軽率だった。心からお詫びしたい』と陳謝したそうである。
あきれてものが言えないとはこのことだろう。軽率だったですむようなことではない。公職たる議員としての資質の問題である。
姫井由美子氏(48)は2007年7月の参院選挙(岡山選挙区)で、当時自民党参院幹事長の片山虎之助氏を『姫の虎退治』をキャッチフレーズにして破り、大いに話題になった人である。またその後、民事訴訟問題や不倫問題などでもマスコミを賑わしていた。
一方、頓挫してしまった『改革クラブ』は一応4人の議員で発足したようだが、『国会議員五人以上』とする政治資金規正法上の政党要件は満たさなくなった。そもそもこの『改革クラブ』は、メディアの見方では将来自民党へ合流するものだという。そんなところへの結成表明に加わった姫井氏の翻意を許すどころか、管直人代表代行ら幹部が離党を思いとどまるよう説得した結果の翻意だというからますますあきれる。これでは、姫井議員だけでなく、民主党そのものも見直されてしまう。
本来ならば、除名処分をもって対処すべき事柄ではないのか。こういう時こそ毅然たる態度で臨むべきで、有権者の信頼を失った議員を助けようとして自らもおぼれてしまうことにならないことを祈るだけだ。
渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子の三氏が民主党に離党届を出して、無所属の荒井広幸、松下新平両参院議員と新党結成を発表したのは2日前の28日のことだった。新党の名称も『改革クラブ』とし、結成届けも総務省に提出済みで、受理もされていた。
ところが、こともあろうにこのうちの姫井由美子氏が離党を撤回、新党に加わらないことを表明したために参院議員5人による新党『改革クラブ』は一夜で頓挫してしまった。
姫井氏は29日夕べ、民主党本部で記者会見し『参院改革の役に立つと思い参加を決めたが、自民党による民主党切り崩しの受け皿だったことが分かった。当初描いていた形と違った。軽率だった。心からお詫びしたい』と陳謝したそうである。
あきれてものが言えないとはこのことだろう。軽率だったですむようなことではない。公職たる議員としての資質の問題である。
姫井由美子氏(48)は2007年7月の参院選挙(岡山選挙区)で、当時自民党参院幹事長の片山虎之助氏を『姫の虎退治』をキャッチフレーズにして破り、大いに話題になった人である。またその後、民事訴訟問題や不倫問題などでもマスコミを賑わしていた。
一方、頓挫してしまった『改革クラブ』は一応4人の議員で発足したようだが、『国会議員五人以上』とする政治資金規正法上の政党要件は満たさなくなった。そもそもこの『改革クラブ』は、メディアの見方では将来自民党へ合流するものだという。そんなところへの結成表明に加わった姫井氏の翻意を許すどころか、管直人代表代行ら幹部が離党を思いとどまるよう説得した結果の翻意だというからますますあきれる。これでは、姫井議員だけでなく、民主党そのものも見直されてしまう。
本来ならば、除名処分をもって対処すべき事柄ではないのか。こういう時こそ毅然たる態度で臨むべきで、有権者の信頼を失った議員を助けようとして自らもおぼれてしまうことにならないことを祈るだけだ。