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三重県芸濃の桜名所で桜並木をバッサリ!!

2010-08-14 18:56:50 | Weblog
2010.8.14(土)
 今日の中日新聞夕刊によると、桜の名所として知られる三重県津市芸濃町雲林院(うじい)の県道の桜並木で、道路上方までアーチ状に伸びていた枝を三重県が切り落としてしまったと報じている。
 寝耳に水の地元住民は「県は税金を使って観光資源を破壊した」「桜のトンネルが台無しだ」と怒りの声をあげているという。
 この桜並木は、県天然記念物の「龍王桜」で知られる長徳時前の県道両側に80メートルにわたって立ち並ぶソメイヨシノの20本で、旧芸濃町が付近一帯を新たな桜の名所にしようと25年ほど前に植えたものだそうである。
 高さ10メートルまで育って、せっかく桜のトンネルのような景観になり、観光の目玉になっていたのに役所は一体なんということをするのか。
 所管の三重県津建設事務所によると、バスなど大型車両の走行を円滑にするために、道路にはみ出た枝を切るように業者に発注したらしい。
 交通の安全はもちろん大事だが、せっかく植えて25年もたったものを状況も考えずに切ってしまうとは何ともやるせない。景観を生かしながら安全にも配慮した剪定の仕方はあるはずである。これこそ、お役所仕事といわれても仕方ない。
 建設事務所は「今後は慎重に作業する」と釈明しているが、この桜並木が元に戻るのに何年かかるであろうか。これは役所のちょっとした気配りの欠如が住民の期待を裏切ってしまった顕著な例である。

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