名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

気象庁の特別警報、昨日(30日)から運用開始

2013-08-31 07:49:51 | Weblog
2013.8.31(土)
 特別な津波や大雨がこれまでの「警報」発表基準をはるかに超える現象が予想される場合に気象庁が発表する「特別警報」の運用が30日午前零時から始まった。
 特別警報の発表基準は「数十年に一度」の現象で、気象では大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪の6種類。気象以外では、予想高さ3メートル超の大津波、避難や避難準備が求められる噴火、震度6弱以上を予想した緊急地震速報-を特別警報に位置付ける。
気象庁が発表する情報が今後は「特別警報」「警報」「注意報」の三段階となる。
 愛知県では1959年の伊勢湾台風、2000年の東海豪雨が「特別警報」の発表基準に該当するという。
 気象庁は「特別警報が発表されない場合でも油断は禁物」として、「『特別警報』は災害が発生するかしないかを示す基準ではなく、災害の規模や影響がとても大きいと想定されるときに発表される。警報だといっても、災害が出ないということではない」と呼びかけている。
 今回の措置は、東日本大震災などで、「警報」では危険性を伝えることができず、住民避難が遅れた反省が背景にあるというが、要するに今回のような大地震や大津波のことを忘れないことが一番大事である。


米国系大型量販店コストコ開店

2013-08-30 21:35:28 | Weblog
2013.8.30(金)
 米国系の大型量販店「コストコホールセール中部空港倉庫店」が今日30日、常滑市に開店した。中部地方では初出店、全国では18店舗目という。
 会員制の倉庫型店舗という独自のスタイルと、厳選した商品が客を引き付け、1999年の日本進出以来順調に拡大を続けている。
 場所は、県企業庁が分譲した中部国際空港対岸の造成地「中部臨空都市」の一角にあり、大村愛知県知事らも「臨空都市が商業ゾーンとして発展する」と期待している。
 敷地面積は6万平方メートル、建物の面積は1万4千平方メートルあり、駐車スペースも1500台分を確保している広さである。
 食品、日用品から電化製品や高級ブランド品まで約3600点を扱う。一般的なコンビニでも3000品目ほどを扱い、百貨店なら10万単位の商品がそろうのに比べると取り扱い品目は少ない。コストコの戦略は品目を絞り、大量に仕入れてコストを徹底的に圧縮するというやり方だ。
 例えば、ペットボトル飲料水(500ml.)の35本パックが599円(1本当り約17円)、卵60個パックが810円(1個当り13.5円)という安さだ。複数の家族や友人同士が大量に買って分け合ったり、業務用での購入を見込んでいるという。
 ただし、入店して買い物をするには会員になる必要があり、個人の場合は年会費が4200円かかる。それでも中部空港倉庫店はすでに5万人以上の会員が集っている。
 コストコは欧米やアジアなど8カ国で600店以上を展開しており、日本では1999年に1号店が福岡で開店した。会員数は世界で計6700万人に上り、2012年8月期の売上高は990億ドル(約9兆9千億円)と驚異的である。
 しかし、こうした安売りは安倍政権のデフレ脱却路線からみるとのどに引っ掛かる棘(とげ)かも知れない。また周辺のイオンやユニーなどの地元流通各社にとっての影響はどうであろうか。いずれも「大きな影響はない」と言っているが、本音のところは分からない。
 開店日の昨日は、前夜から並んでいる人も多勢おり、午前6時前には2千人に達していた。この長蛇の列で店内は大混雑、1500台の駐車場は満車、急きょ隣接する空き地に300台分の臨時駐車場を確保してしのいだという。
 エジプトやシリアでは事実上の内乱状態というのに日本は一見、何と平和なことか。

イチロー日米通算4000安打達成

2013-08-23 22:14:05 | Weblog
2013.8.23(金)
 米大リーグ、ヤンキースのイチロー外野手(39)は21日(日本時間22日)、当地のヤンキースタジアムで行われたブルージェイズ戦の1回に左前打を放ち、プロ22年目で日米通算4000安打に達した。
 イチロー選手は1992年にドラフト4位でオリックスに入団。以後日本での9年間で1278安打を記録した。その後、米大リーグに移ってからの13年間に2722安打を放ち、ルー・ゲーリックの2721安打を抜くとともに日米通算4000本に達した。
 大リーグで4000安打を記録したのはピート・ローズが1984年4月で42歳11ヶ月、タイ・カップは1927年7月で40歳7か月となっている。
 また最多記録はピート・ローズの4256安打、二位はタイ・カップの4191安打である。
 イチローは39歳10ヶ月で4000本安打を達成したからローズの年齢まで活躍できれば最多記録を破るのは間違いない。活躍次第では5000本安打も夢ではない。
 しかし、アメリカ大リーグの立場から見ると、日米通算での4000本安打はローズやカップの記録とは自ずと次元が違うとの見方があるようだ。ましてや、日本人にローズやカップの記録が破られるのは認めたくない。それでもマリナーズ時代の同僚で630本塁打を放ったケン・グリフィー氏は「日本から来たとか、米国人だとかは関係ない。これだけの技量を身に付けるのに、どれだけの時間と努力の積み重ねがあったのかを考えることだ。(イチローを含めて)3人しか到達していない境地なのだ」と語って賞賛している。
 イチロー選手は記者会見で「4000安打を打つには、8000回以上の悔しい思いをしてきた。それと常に向き合ってきた」と胸中を明かした。
 イチロー選手は確かに偉大な選手である。

松江市教委が「はだしのゲン」を学校図書室から閉架措置

2013-08-21 10:31:46 | Weblog
2013.8.21(水)
 先週各紙が、故中沢啓治さんが自らの被爆体験をもとに描いた漫画「はだしのゲン」について「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたと報じた。
 報道によると、松江市では2012年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。同12月、市議会は不採択としたが、市教委が内容をあらためて確認し「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた、という。
 古川康徳・副教育長は「平和教育として非常に重要な教材。教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と話している。
 現在市内の小中学校49校の内39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。これについて文部科学省は「こうした例は聞いたことがない」と言っている。
 それにしても昨年12月に松江市教委が行なった措置から半年以上もたっての各社の報道である。昨年12月には松江市議会で審議までなされて不採択となったものを、市教委がそれに反して閉架措置を取ったものを国民に知らせなかったメディアの態度も不可解である。
 副教育長が「重要な教材」と言いながら「小中学生が自由に見るのは不適切」と言っているのも変だ。市民の一部からの「間違った歴史認識を植え付ける」という圧力に屈したものであることは明らかである。そもそも「はだしのゲン」は本屋へ行けばいつでも買えるのだ。今や「はだしのゲン」は世界の20か国以上の国で翻訳されているベストセラーなのである。

さて、松江市の教育委員会が学校の図書館ではだしのゲンを見れなくしたことに対して、ネットを使って次のような署名活動が行われている。チェンジ・オルグというサイトで、賛同署名を開始して以来、早くも8000人を超えているという。1万人になったら松江市に提出するそうである。

キャンペーン名称:
「生きろゲン!」松江市教育委員会は「はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい。
発信者:
「はだしのゲン」は世界に誇る名作マンガだと思う人の集まり
http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3



熊野の大花火大会

2013-08-18 15:34:47 | Weblog
2013.8.18(日)
 毎年8月17日は曜日に関係なく熊野の大花火大会が開催される。歳をとってくると夏の花火は欠かせない。今年の花火見物は、この熊野の大花火を花火好きの仲間と出かけた。
 熊野の大花火は300年以上の伝統を持ち、その起源はお盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げ、その花火の火の粉で灯籠焼きを行なったのが始まりといわれる。
 時代とともに花火の規模が大きくなっても本来の目的である初精霊供養の要素は消えることなく残されてきている。今回のプログラムの中にも追善をテーマにした仕掛け花火がいくつかあった。
 熊野の大花火は1万発を打ち上げる。2万、3万発の規模の花火大会が珍しくなくなってきている最近の状況からみると、さほど大きい規模のものではない。しかし、熊野灘に広がる美しい七里御浜や、国の名勝に指定されている鬼ヶ城を舞台に繰り広げられるこの花火大会は他と比べてスケール感が違う。直径約600mに広がる美しい3尺玉海上自爆や、疾走する2隻の船から海へ花火玉を次々と投げ入れ、海上で扇形の花を咲かせる海上自爆などは見ものである。フィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛」は、来年には高速道路の紀勢線の開通を願って行なわれたが、爆発した花火が扇状に開き、轟音が響きわたる光景はこれぞ大花火という醍醐味である。

 さて今回の花火見物にはバスによるツァーとして出かけたが、名古屋から熊野までの距離は結構ある。東名阪道、伊勢道を経て国道42号線に乗って走ったが、この大花火をめがける大渋滞に巻き込まれてしまった。朝8時に名古屋駅を出発したが、鬼ヶ城にたどり着いたのはすでに暗い午後7時を過ぎていて所要時間は11時間を越えていた。特に42号線は走っているより止まっている時間の方が長く、一般国道のためトイレ休憩を取るところもない有り様であった。
 今回の開催日が土曜日であったことから、大勢の観客が押し寄せ大渋滞を招いたことが原因であるが、こういう一発勝負のイベントにバスで行くのは無理がある。JRの列車で行くべきであった。花火はすばらしかったが、大渋滞の疲れがやや帳消しにしてしまったのは残念であった。

大臣の靖国参拝

2013-08-15 22:07:14 | Weblog
2013.8.15(木)
 今日は日中戦争、太平洋戦争と続いた十五年戦争が終結した68年目の記念日である。
毎年この日になると政府の現職閣僚が靖国神社に参拝したとかしないとかで騒がしい。
 今日は朝から早速、新藤義孝総務大臣と古屋圭司国家公安委員長の二人が参拝したと報じている。新藤氏はお国のために戦火に散った同胞の御霊に哀悼を表するとともに、自分の祖父の御霊が祀られているのでその遺族としても参拝した。あくまでも個人としての参拝であると言い訳している。
 安倍首相は参拝しない代わりに玉串料を奉納した。このことについて安倍首相は「国のために戦い、尊い命を犠牲にされた英霊に対する感謝の気持ちと尊崇の念の思いを込めた」と語った。
 古屋氏は記帳の際「国務大臣 古屋圭司」と署名したと明らかにした。「戦没者をどういう形で慰霊するかは純粋に国内の問題だ。よその国から批判や干渉を受けるものではない」と語った。
 首相も大臣も全く幼稚な言い訳である。時の指導的な軍国主義者に強制的に戦地へ送られ、若い命を失った人たちへの哀悼の気持ちはいちいち説明するまでもないほど当然のことである。
 何が問題かといえば、国民を塗炭の苦しみに陥れた指導的な軍国主義者、とりわけ戦犯となった政治的指導者たちをもひっくるめて、なぜ現在の首相らがわざわざ参拝するかである。
 今日行なわれた戦没者追悼式で、歴代の首相がアジア諸国への加害責任を反省し、不戦の誓いを明言してきたが、安倍首相は反省の言葉を述べずこれまでの式辞と一線を画した。今の政治の行く末を示している。

追記
 報道によれば、昨日(15日)の午後、稲田朋美行政改革担当相も靖国神社を参拝した。また議員として参拝した自民党政調会長の高市早苗氏は「世界中どこの国でも国家のために命を捧げられた方を悼み、尊崇の念を捧げることは行なわれている」と、参拝は当然だと言っている。この理屈でいけば、ヒットラーに対してだってドイツの首脳達が「尊崇の念を捧げる」ことは正しい、となる。ましてドイツにおいて、ヒットラーを慰霊するなどという話は聞いたことがない。
 

ついに史上最高気温出る-四万十市で41.0度

2013-08-12 21:05:38 | Weblog
2013.8.12(月)
 気象庁によると、高知県四万十市で午後1時42分に41.0度を観測し、全国の史上最高を更新した(2007年多治見市と熊谷市40.9度)と発表した。
 日本列島は12日も厳しい暑さとなり、四万十市のように3日連続で40度を超えたのは全国の観測点で初めてという。正午現在では全国の観測地点927のうち117地点で35度以上の猛暑日となった。30度以上の真夏日は600地点を超えた。
 昨日(11日)の最高気温は甲府市で40.6度、四万十市で40.4度など今夏最多の297地点で猛暑日となり、真夏日も今夏最多の700地点であった。それに比べると今日は猛暑日、真夏日の地点数は減ったが、41.0度という最高気温を記録するという特異日となった。
 名古屋も今日の最高気温は37.1度に達した。ここ数日35度以上の猛暑日が続いており、外へ出るとぐったりする暑さである。
 この暑さはここ数年続いている感じである。温暖化現象が完全に定着してしまった。世界的に自動車が急速に増加しているし、空調機の普及も温暖化に貢献している。北極の氷が溶けて海面が上昇し、世界の各地の島で浸水が進んでいるという。地球の未来はどうなるのであろうか。頭がクラクラする。

長崎原爆の日 長崎市長、政府を批判

2013-08-10 09:51:36 | Weblog
2013.8.10(土)
 長崎は9日、被爆から68年の原爆の日を迎え、平和公園で長崎市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。
 田上富久市長は、今年の4月に開催された核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、核兵器の非人道性に関する声明に政府が賛同しなかったことを「世界の期待を裏切った。核兵器使用を状況によっては認めるという姿勢で、原点に反する」と批判した。
 またインドとの原子力協定の交渉再開についても「NPTを形骸化することになる。核保有を目指す北朝鮮に正当化の口実を与え、朝鮮半島の非核化の妨げになる」と述べた。
 そして市民に対しては、戦争放棄を明示した日本国憲法の前文を引用し「平和希求の原点を忘れないためには、戦争体験、被爆体験を語り継ぐことが不可欠」と訴え、若い世代に「あなたたちこそが未来」と語りかけた。
 長崎市長としての個性、主張をにじませた立派な平和宣言である。先の6日
に行なわれた広島市長の「核兵器廃絶」の平凡な一般論に比べると被爆市の市長としての強い意思を感ずる。 
 一方で挨拶に立った安倍首相は、「確実に『核兵器のない世界』を実現していく責務がある。非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に力を惜しまぬことを誓う」と述べたに留まった。こう言いながら上記の共同声明に日本政府が署名しなかったのは「「いかなる状況下でも核兵器を使用してはならない」という一文が入っていたからだという。
 日本は核兵器を持たない代わりに、他国が日本を核攻撃したら米国が核で報復するという「核の傘」に頼っている。「いかなる―」との表現はそのことと矛盾するというのが政府の言い分である。結局、アメリカに同調して核の使用を認めるというのが政府の本音である。
 田上市長は政府のこの姿勢に対して「被爆国としての原点に返ることを求め」たのであろう。

60年前の映画「ひろしま」を観る

2013-08-07 07:10:00 | Weblog
2013.8.7(水)
 昨日(6日)は広島に原爆が投下されて68年目の夏を迎えた。各地で慰霊式・平和祈念式が行われる。
 広島の祈念式典に出席した安倍晋三首相は「私たちは唯一の戦争被爆国民。核兵器の非道を伝え続ける務めがある」「非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を惜しまない」と誓ってはみたものの、憲法を改正し、国防軍を創設、米国との集団的安全保障を強化すべきとの日頃の主張は沈黙を通した。
 名古屋では1953年制作の「ひろしま」が60年ぶりに上映された。民主党の近藤昭一衆議院議員が実行委員長となった「ひろしま」上映委員会が主催したもので、名古屋市公会堂で開催された。
 映画は、教育学者の長田新が編集した「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を脚色したもので、当時の日本教職員組合が制作した。月丘夢路、岡田英次、加藤嘉、山田五十鈴らが出演している。
 当時のフィルムは2本しか残っていないそうだが、それをデジタル化し、プロジェクターで上映した。もちろんモノクロである。
 1945年8月6日午前8時15分、世界初の原子爆弾が広島上空で炸裂した瞬間からの惨状-阿鼻叫喚、地獄絵図を圧倒的な群集シーンで表現し、核の恐ろしさをこれ以上ない形で訴えた。そして、核とはなにか、幸福とはなにか、平和とはなにかを観るものに訴えかけた。
 この映画の監督補助を勤めた小林大平の息子である映画プロデューサーの小林一平さんは、「ヒロシマ」をこれからも多くの人々に、さらには世界にも拡げるために、現在のフィルムをデジタルリマスター版に改良したいと訴えた。
 確かに現状の「ヒロシマ」では、映像が乱れたり、不鮮明になっているうえ、音声もはっきりせず迫力に欠ける。
 核廃絶を訴えるには、確かにこの映画を拡めることが一番分かり易く、訴える力も大きい。これこそ映画の果す大きな力である。
 

沖縄で米軍ヘリが墜落

2013-08-05 20:06:30 | Weblog
2013.7.5(月)
 今日(7月5日)午後4時過ぎ、沖縄のアメリカ軍のヘリコプターが基地、キャンプ・ハンセン内に墜落したとテレビが報じている。新聞では間に合わず、夕刊には載っていない。
 防衛省によると、午後4時過ぎ沖縄のキャンプ・ハンセンの基地内で消化訓練中だったアメリカ軍のヘリコプターが墜落し、乗員4人のうち3人が脱出したものの、1人の安否が分かっていないという。墜落したヘリは空軍所属の「HH-60」と呼ばれる救助用ヘリコプター。
 つい先ごろ、オスプレイが沖縄に追加配備されたばかりの事故で、沖縄県民の怒りはおさまらない。過去にも小学校や大学に飛行機が墜落したことがあり、基地の存在はこうした事故と常に隣り合わせである。
 自民党の石破茂幹事長は「わが国の領土の中で、そういう事故が起こったことは極めて重大な事象・事故なので、政府として早急に原因を究明するところから、やらなければいけない」と語ったというが、当然の発言である。オスプレイでなくてよかった、やれやれというところか。
 日米同盟が重要であり、アメリカ軍の基地を引き受ける必要があるというなら日本国民が公平にその痛みを分ち合わなければならない。ほとんどを沖縄に押し付けて平然としている国民の姿やそれを改めようとしない政治家の怠慢を見ていると心がさびしくなる。