名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

民主 驚異の308議席

2009-08-31 06:37:57 | Weblog
2009.8.31
 一夜明けて今朝の新聞では、民主党がなんと308議席を獲得したと報じている。一党としては戦後最多の獲得だそうである。
 一方自民党は181議席を減らして僅かに119議席、公明党も選挙区では全滅して10議席減の21議席にとどまった。
 こうした予想もないではなかったが、まさかが本当になってしまったという感である。
 民主党と協力した社民党は7、国民新党は3、日本新党は1で、与党勢力としては319議席である。総議席480の三分の二は320であるので、1議席足らない。これまでの自公政権が331議席あり、衆参のねじれ現象でも再議決で強行採決して乗り切ってきたという離れ業はできない。もっとも、参議院でも民主党などは過半数を占めているからそんな荒業は必要ないし、仮に来年の参院選で自民党が巻き返したとしても、民主党がそのような強攻策をとるようなことはないと信じたい。
 その他、共産党が現状維持の9、みんなの党が1議席増の5、新党大地が1、無所属が6となって、これらの党がキャスティングボードを握る場合があるかもしれない。
 主な大物落選者は、公明の太田代表と北側幹事長、元総理の海部俊樹氏、元自民党副総裁の山崎拓氏、国民新党の綿貫代表と亀井久興幹事長、元財務相の中川昭一氏、元防衛相の久間氏らである。
 それにしてもこの結果で政権交代は実現した。アメリカのオバマ大統領ではないが、国民はとにかく変化を求めた。それも維新的変革である。
 景気、年金・医療、小子・高齢対策、環境、外交・防衛など難問山積の中、民主党にとってはこれからがいばらの道である。バラマキとも思えるマニフェストで、本当に実行できるのか、国民を落胆させないで済むのか、攻撃は易いが、守りの難しさを味わうことになる。
 民主党のお手並み拝見というところである。

衆議院選挙の開票結果は如何に!

2009-08-30 20:30:33 | Weblog
2009.8.30
 今日総選挙の投票が行われ、原則午後8時に投票が締め切られた。
 名古屋市では投票の締め切りが午後8時ということから、投票の終了後、開票所の各区役所まで投票箱を集める時間などを考慮して、開票は午後9時としている。
 しかし、NHKテレビをはじめ民放も早くも開票速報を報じ始めている。現在午後8時30分を過ぎたところであるが、NHKでは民主党の当確者を既に176人とし、自民・公明の与党は合わせても51に過ぎず、この時点で政権交代は確実と報じている。まだどこも原則、開票は行われていないはずであるが、NHKは世論調査や投票所における出口調査の結果から独自の判断で報じているという。この点は民放も同じである。
 地元東海3県では、岐阜3区で始めて選挙区選挙で民主党の当選が伝えられた。愛知では現在のところ8区まですべて民主党候補の当選が伝えられた。しかしテレビ朝日では愛知県15選挙区全てで民主党が当選と伝えている。岐阜県でも1区の野田聖子氏が民主候補に破れたと報じている。
 この勢いからして、民主党は300議席前後を獲得するのではないかとも報じている。政権交代は間違いなくなったが、これから民主党も与党の苦しさを味わうことになるであろう。最終的な結果は明日の新聞の楽しみにとっておこう。

前立腺針生検の結果はシロ!

2009-08-28 19:11:14 | Weblog
2009.8.28
 今月の14日に前立腺の針生検を行ったことは前に書いたが、今日(28日)その結果を聞きに病院へ出かけた。
 泌尿器科の受付で検尿のコップを渡されたが、これは出血を確認するためという。1時間ほど待って、診察室に呼び込まれた。
 泌尿器科の先生は、おもむろにパソコンからデータを取り出して曰く。『異常ありませんね。悪性の細胞はありません。よかったですね。』
 本当にやれやれである。最悪の場合は腹を真ん中から裂いて、前立腺を取り出すと本に書いてあったので、大腸手術の跡と合わせて二本の手術痕ができるのかと半ば覚悟していたのだが、杞憂に終わった。
 前立腺のPSA値が4.0~10.0の場合の針生検でがんが発見される割合はおよそ20%だそうで、高い確率ではあるが5人のうち4人はなんでもないのであるから、そもそも、そんなに怖がることでもなかったのだ。
 それでも、とにかくクロと出なかったことに感謝しなければなるまい。医師から、これからも前立腺の検診はやってくださいと言われたが、早期発見のためには仕方がない。

田母神元空幕長のバカさ加減

2009-08-26 06:17:12 | Weblog
2009.8.26
 あの田母神元航空幕僚長が、広島の平和記念式典の列席者について『被爆者も2世もいない。左翼ばかりだ』』などと述べた、と新聞が伝えている。
 衆議院選挙宮崎1区に立候補している無所属前職の応援演説で宮崎市を訪れて述べたものという。
 さらに平和記念式典について『慰霊祭は左翼運動。あそこに広島市民も県民もほとんどいない。原爆の被爆者も2世もいない。並んでいるのは全国から集まった左翼。一部政治勢力が日本弱体化を図っている』などとも述べたという。
 ここまでくるともうバカはバカでも程度の低いバカだ。こんなアホな人間が長年自衛隊の最高幹部にいたことを思うと、自衛隊という集団の集まりの程度の低さをつくずくと感じてしまう。突き詰めれば、空恐ろしさを感ずると言ったほうが正しい。
 広島はもちろん長崎の平和記念式典には被爆者や遺族が大勢参加していることは誰の目にも明らかなばかりか、総理大臣や衆参の議長まで出席していて、それはテレビを通じて全国に放映されてもいる。
 長崎原爆被災者協議会の谷口会長(80)は『原爆犠牲者に対して失礼だ。式典には歴代首相が参列して恒久平和と核兵器廃絶を誓っているのだから、日本政府はきちんと田母神氏に抗議すべきだ』と話したというが、全く尤もである。政府としても、元一役人に嘗められているのだから、断固たる姿勢を示すべきである、と息巻いてもヤボなことは分かっているが。
 もっともこんな人間のいっていることをいちいち報道すること自体が間違っているのかもしれない。
 

中京大中京が全国制覇

2009-08-24 17:01:21 | Weblog
2009.8.24
 第91回高校野球夏季大会で愛知の中京大中京が、決勝戦で新潟の日本文理を10対9で破り、優勝した。1966年以来43年ぶりの快挙である。これで、優勝回数としては最多となる通算11回目、夏では7回目の栄冠となった。
 この結果はテレビの実況放送を聞いていたわけではなく、インターネットで知ったものである。
 10対9とは大接戦を予想させたが、スコアを見ると10対4で迎えた9回表、日本文理の最終回の、それも2アウトからの攻撃で5点を取られ、かろうじて逃げ切ったという試合経過である。
 これを見ると、日本文理のほうが押せ押せムードで盛り上がり、一方の中京大中京の方はひやひやもので、やっと最後の選手を討ち取ったときも勝ったような気がしない勝ち方であったようにみえる。
 しかし、10対9とは痛快な打撃戦ではあった。中京大中京も日本文理もほんとによく打った。特に中京の堂林選手と河合選手の二人は素晴らしい強打者である。堂林選手は投手ではあるが、打者としての能力の方が優れているのではないか。プロのスカウトは強打者として記憶にとどめたに違いない。
 それにしても、今年の高校野球は東海勢がよく頑張った。愛知、岐阜、三重、静岡4県とも緒戦を突破したし、県立岐阜商業などは準決勝まで勝ち進んだ。場合によっては愛知と岐阜の東海勢同士の対決さえも予想させたほどである。
 ほとんどの県民は、中京大中京に何の縁があるわけでもないのに、夢中になって応援している。高校野球とはそうしたものだというしかない。
 なんにしても今年は最後まで楽しませてくれた。中京大中京、ありがとう。

新型インフルエンザ大流行の兆し

2009-08-23 20:48:07 | Weblog
2009.8.23
 世界保健機関(WHO)が、パンデミック(世界的大流行)を宣言したのは6月11日のことだった。
 このブログでは、既に何度も新型インフルについて書いてきたが、WHOのパンデミック宣言を境に、日本国内の対応はむしろゆるやかになっていった感があった。水際での防除体制が崩れると、臨時休校とかイベントの中止とかはいつのまにかなくなり、通常のインフル対応に変わっていった。
 しかし、8月15日になって初めての死者が沖縄県で出た。50歳代の男性で、過去に心筋梗塞を患ったことがあり、慢性腎不全でずっと人工透析を受けていたという。さらに8月19日には沖縄県では異例の真夏の「インフルエンザ流行警報」が出た。
 犠牲者の第2例は神戸市の77歳男性で、この人も糖尿病による腎不全で人工透析を受けていた。
 第3例は名古屋市の81歳の女性で、多発性骨髄腫を患っていたという。こうした状況からみると、死亡例はいずれも高齢で、何らかの重い病気を患い、体力の衰えた人に限定しているように見える。
 一方で、新型インフルの患者は目に見える形で増えつつあり、プロ野球日本ハムの選手ら4人が患者と診断され、大相撲でも集団感染が確認された。受診者数は既に11万人に達したという報道もある。罹患する者は依然として若者に多いが、死亡につながるのは前述の通りむしろ高齢者に多くなることは想像に堅くない。
 本来、普通の風邪もインフルエンザも寒い冬に流行するのが常識であったが、暑いこの時期に黄色信号が出たといってよい。
 北海道では夏休みが明けたところで、新型インフルの発生からいきなり休校になるという事態を招いている。ほとんどの人が免疫を持っていない新型では、一人の患者が発生すればあっという間にその周囲に広がる。
 まもなく夏休みが終わって新学期が始まる。ウイルスに感染していても発症していない児童が、集団の中に放り込まれて、感染が拡大する可能性は充分にある。
 難しい対応が迫られる。

世界陸上ボルト100、200で世界新

2009-08-22 19:28:59 | Weblog
2009.8.22
 これはもう書いて記録にとどめるべき記録の誕生である。いまベルリンで、陸上の世界選手権が行われている。
 ジャマイカのウサイン・ボルト選手が16日の100m決勝で、9秒58の世界新を出した。
その興奮覚めやらない20日、今度は200m決勝で19秒19の世界新記録を出して圧勝した。去年の北京五輪で出した自らの世界記録19秒30を0秒11更新する驚くべき記録である。
 100mの記録は、1960年西独のハリーが手動計時ながら10秒0を記録し、68年に米国のハミンズが9秒95(電気計時)を出して初めて10秒の壁を破った。
 それからおよそ40年後、ボルト選手が自分の持つ記録9秒69を0秒11短縮する9秒58という驚くべき記録を達成したのである。
 100m競争は、あらゆるスポーツ競技の原点であり、華である。その頂点を極めることはアスリートにとって最高の名誉である。ボルトはその頂点に立ち、さらにその記録を縮めるという快挙をなしとげたのである。
 人間は100mを走るのにとうとう9秒5台に達した。次の夢は、誰が、いつ9秒5を破るかにかかってきた。

80ばあちゃんのブログ発見

2009-08-21 07:59:37 | Weblog
2009.8.21
 週刊誌「AERA]に、数え80歳のばあちゃんが「若い人に戦争体験を伝えたい」とブログに挑戦している姿が紹介されている。
 「私、数えの80歳。目下78歳のしわくちゃのギャルです。よく、怖いものは地震、雷、火事、親父とかいいますけど、私など、その上に戦争というもっと怖いものもたっぷり経験しているんです。」(初日のブログより)
 実名も紹介されており、横浜市に住む荒武千恵子さん。1930(昭和5)年8月9日生まれ。誕生日は長崎に原爆が落とされた日である。だから若い人に戦争体験を伝えたいと思ってきたが、家業が忙しく、果たせなかった。72歳で退職後、ブログに出会った。
 ブログは、必ずしも戦争体験ばかりでなく、日常生活や思い出話もある。ブログを書いたあとには、戦争を知らない若い世代からもコメントがあるという。「思い出すことも、つらいことでしょうが、次の世代にメッセージを送り続けてください」。コメントには必ず返信もする。
 ピースあいちでは最近「語り手の会」を立ち上げたが、ブログを通じて戦争を語るという手法は、若者に伝える手段としては極めて効果が大きい。多い日には1日に100人程度の閲覧者がいるそうである。
 がんばれ!、80ばあちゃん!!
ブログ名『80ばあちゃんの戯言(たわごと)』

金大中氏死去

2009-08-20 06:18:05 | Weblog
2009.8.20
 韓国の元大統領金大中氏が8月18日死去したと報じられた。
 金大中氏といえば、独裁政権の下で民主化運動に取り組む闘士であり、何度も挫折しながら4度の挑戦で大統領に就いた苦難の人という印象である。1970年代以降、特にこの人の名前が日本においてもよく聞かれるようになった。
 1971年、初めて大統領選に出馬したが朴正熙氏に惜敗した。その2年後の73年8月に起きた東京のホテルからの拉致事件は、当時の軍事政権下における韓国の国情を表わしていたものとして、日本人に強烈な印象を与えた。 
 また80年には、軍が約200人を殺害した光州事件で、暴動の首謀者として死刑の宣告を受けた時は、金大中氏の民主化運動の闘士としてさらに輝いて見えたものである。金大中氏はその後、刑を執行停止され米国に亡命している。
 87年、92年と続く大統領選で盧泰愚氏と金泳三氏に敗れ、一旦政界を引退したが、95年には政界復帰宣言をし、97年に四度目の挑戦で大統領に当選した。この時はや74歳であった。
 98年に大統領として初めて日本に来日、日韓の歴史問題に終止符を打つ意向を表明して、それまで韓国では限定的だった日本映画の上映や歌謡曲公演が実現、また韓流ブームにも火がついた。
 2000年6月には北朝鮮を訪問、金正日総書記と初の南北首脳会談を開催、太陽政策を推進した。南北融和を図る功績によって、この年12月にはノーベル平和賞を受賞した。
 また02年には、日韓共催のサッカー・ワールドカップが開催されたが、金大中氏の日本との強調の姿勢が読み取れる。
 金大中氏は03年2月に大統領としての5年の任期を終えて退任したが、全てばら色とはいえず、02年には息子二人が贈収賄事件で逮捕されるという灰色の部分も残した。
 金大中氏の太陽政策による北朝鮮への援助が北朝鮮の核開発に寄与したのではないかとの批判がある。揚げ足取りの批判であるが、金大中氏の南北統一への熱意、平和政策への思いを強く感ずる政策であった。
 韓国の巨星落つの感である。

総選挙の火蓋きる!!

2009-08-18 22:25:37 | Weblog
2009.8.18
 第45回衆議院議員選挙が今日(18日)公示され、30日の投開票に向けていよいよ選挙戦が始まった。
 立候補者は小選挙区で1,139(定数300)、比例代表888(定数180)、重複653、合計1,374となった。
 内訳は、自民党326、公明党51、民主党330、社民党37、国民新党18、日本新党8、共産党171、その他433となっている(午後3時現在)。
 今回の選挙は、政権選択の選挙といわれる。即ち、自民・公明が政権を維持できるか、民主党を中心とした新しい政権が誕生するかの天下分け目の戦いといわれている。
 前回の郵政選挙が自民党の大勝となったが、今回は民主党の圧倒的な注目度によって逆転は確実視されている。
 従って、自民党と民主党以外の政党はどちらかといえば“蚊屋の外”といった感じで、いよいよアメリカの二大政党制に類似してきた。
 各党のマニフェストは、景気対策、子育て支援、高速道路問題、年金制度の改革など、これまでの選挙では見られなかったバラマキ合戦の様相を呈している。
 先月の解散当時の予想では圧倒的に民主党有利と言われていたが、ここに至って、自民党が盛り返しているとも言われる。
 投票日まであと12日、本当のところ審判はどう出るのであろうか。