2007・11・29
とうとう防衛省の前事務次官だった守屋武昌氏が収賄罪で逮捕された。驚いたことに、その奥さんまでみちずれとなった。そもそも収賄罪は公務員に適用される罪で、妻に適用されるのは異例のことと思われる。特捜部は、妻がすべてのゴルフ旅行に同行しており、次官の妻として接待されたとの認識があったとして、収賄容疑の「身分なき犯行」(刑法65条)に問えると判断したということだそうだ。筆者は「山田洋行」の元専務と守屋氏の関係が報じられた時から、これが犯罪でなくしてなんだと主張してきたが、東京地検もやっと重い腰を上げた。守屋氏も「山田洋行」の宮崎元専務も概ね容疑を認めているというから、あとは二人の個人的な関係だけを暴くのではなく、防衛省と防衛装備品に絡む業者との癒着の実態、政治家とのかかわりなどを徹底的に追求してもらいたい。
政治家との関係で言えば、額賀財務大臣は守屋氏や宮崎氏と宴会に同席したか否かで、次から次へとアリバイ工作(一般の国民はこうした額賀氏のアリバイをすぐに信じてしまうがみえみえの嘘である。)をつくって頑強に否定しているが、先にも触れたとおり何かみっともない。守屋氏は、証人喚問を受けて額賀氏のことを言ったのであり、もし嘘であれば偽証罪に問われる。その上、逮捕までされてしまったのだから、彼ももう誰に遠慮することもないであろう。取調べの過程では更なる新たな事実が出てくるかもしれない。
先行きますます面白くなったとはいえ、こんなことを繰り返している政治家や官僚の言動を見ていると日本の将来はさらに暗くなる。
とうとう防衛省の前事務次官だった守屋武昌氏が収賄罪で逮捕された。驚いたことに、その奥さんまでみちずれとなった。そもそも収賄罪は公務員に適用される罪で、妻に適用されるのは異例のことと思われる。特捜部は、妻がすべてのゴルフ旅行に同行しており、次官の妻として接待されたとの認識があったとして、収賄容疑の「身分なき犯行」(刑法65条)に問えると判断したということだそうだ。筆者は「山田洋行」の元専務と守屋氏の関係が報じられた時から、これが犯罪でなくしてなんだと主張してきたが、東京地検もやっと重い腰を上げた。守屋氏も「山田洋行」の宮崎元専務も概ね容疑を認めているというから、あとは二人の個人的な関係だけを暴くのではなく、防衛省と防衛装備品に絡む業者との癒着の実態、政治家とのかかわりなどを徹底的に追求してもらいたい。
政治家との関係で言えば、額賀財務大臣は守屋氏や宮崎氏と宴会に同席したか否かで、次から次へとアリバイ工作(一般の国民はこうした額賀氏のアリバイをすぐに信じてしまうがみえみえの嘘である。)をつくって頑強に否定しているが、先にも触れたとおり何かみっともない。守屋氏は、証人喚問を受けて額賀氏のことを言ったのであり、もし嘘であれば偽証罪に問われる。その上、逮捕までされてしまったのだから、彼ももう誰に遠慮することもないであろう。取調べの過程では更なる新たな事実が出てくるかもしれない。
先行きますます面白くなったとはいえ、こんなことを繰り返している政治家や官僚の言動を見ていると日本の将来はさらに暗くなる。