名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

点検漏れ問題「もんじゅ」規制委“運転停止命令”

2013-05-29 21:47:22 | Weblog
2013.5.29(水)
 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で点検漏れが相次いだ問題で、原子力規制委員会は29日午前、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構に対し、事実上の運転停止命令を出すことを決めた。
 もんじゅは約1万カ所の点検漏れが発覚し、規制委員会は15日、機構に運転再開の準備を停止するよう命じることにした。これに対し、機構は「委員会の判断に従う」と回答したため、もんじゅに対する事実上の運転停止命令が正式に決定された。
 また、茨城県東海村の実験施設で起きた放射能漏れについても、委員から厳しい意見が相次いだ。中村佳代子委員は「完璧なモラルの欠如としか言いようがない」と述べたという。
 
 また規制委員会は「もんじゅ」の敷地内の断層が活断層かどうか、外部の専門家チームによる現地調査を6月中旬から下旬に実施することも決めた。
 「もんじゅ」の敷地内には、長さ数十メートルの断層がいくつも確認され、これらが500メートル西にある活断層「白木-丹生断層」につられて動くかどうかが焦点となる。
 機構側は今年4月、八つの断層は活断層ではないとする報告書を規制委員会に提出しており、白木-丹生断層と連動する可能性も否定している。
 規制委の専門家チームと機構側の見解が真正面から対立しているが、機構側ははじめから活断層なしという予断をもって結論を出しているとしか言いようがないように思える。
しかし結果は、活断層ありやなしやで運転の停止が決まったわけではなく、1万カ所にも上る点検漏れという異常さに、さすがの規制委も堪忍袋の緒が切れたというところであろうか。 


村上春樹氏の伝言

2013-05-28 08:47:10 | Weblog
2013.5.28(火)
 今週号の週刊誌「アエラ」に日本で読めない村上春樹の伝言と題する記事が載っている。
 最近(4月12日)発売された3年ぶりの長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文芸春秋)はあっという間に100万部を超える発行部数となったという。
 その村上氏はめったに表舞台に顔を出さないと言われてきたが最近、立て続けに人前へ出て発言している。
 記憶しておきたい言葉が次々と出ているので記録しておきたい。
1)爆破テロ事件の標的となったボストンマラソンへの思いを綴った米ニューヨーカー誌(5月3日付)
   多くの傷ついた人に「悲しみや失望、怒り、絶望が入り交じった感情は、簡単には消えない」と指摘し、克服するためには傷を忘れず、苦痛から目をそらさず、静かに時を積み重ねることが必要だと呼びかけた。
2)京都大学で開かれた公開インタビューでの講演「魂を観る、魂を書く」
   新作に込めた思いについて、「人は心に傷を受けても時間をかけて少し成長する。そうした成長物語を書きたいと思った」
3)東日本大震災の3ヵ月後の2011年6月、スペインのカタルーニャ国際賞を受けた授賞式
   「私たち日本人は核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった。私たちは技術力を総動員し、叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に変わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追及するべきだったのです」
   「原発に疑問を呈する人々には、『非現実的な夢想家』というレッテルが貼られていきます」
   しかし、この『非現実的な夢想家』になることこそが、再生への出発点になるのではないか。
4)2012年3月 オーストリアのラジオでのインタビューに答えて
   「日本は3.11以降、岐路にたっています。ほとんどの芸術家や知識人、そして国民の大部分が望むように、私も変化を望んでいます。でもこの考えを取り入れる政治家はいません。私にはそれが理解できません」
   「(日本人は)いったん国家目標が決められれば、全員がそれを達成するよう努力します。いったん何かが決定されれば全員そろってそれに従います。もし原子力の撤廃が決まれば、全員が絶対に努力してその実現に協力し、自分たちの電力消費も喜んで減らすでしょう。けれども、いまはそんなふうに目標を決定する人が誰もいないのです」
 5)2009年 エルサレム賞を受賞した際のスピーチ
    「高く硬い壁と、それにぶつかって割れる卵があったら、私は常に卵の側に立つ。どれだけ壁が正しく、卵が間違っていようとも、私は卵の側に立つ」

80歳・傘寿でエベレスト登頂

2013-05-24 11:50:13 | Weblog
2013.5.24(金)
 冒険家三浦雄一郎さん(80)が23日午後零時15分(現地時間午前9時)ごろ、世界最高峰エベレスト(8848m)の登頂に成功したとメデイアが伝えた。三浦さん自身のこれまでの76歳の記録を更新し、史上最高齢記録となった。 5年ぶり三度目の記録という。
 記事によると、三浦隊は3月29日に日本を出発し、4月16日にベースキャンプ(5300m)に到着。5月16日に次男の豪太さん(43)やシェルパ6人らとベースキャンプを出た。7000mを超えた辺りから酸素吸入を始め、約45度の氷壁が続く難所の「ローツェ・フェイス」では別の隊の若手を追い越すほどのペースだったという。
 三浦さんは、「世界最強の登山家たちが、ぼくを引き上げてくれました」「頑張って、頑張って、とうとうてっぺんにたどり着きました」と世界の頂から謙虚と感謝の言葉を口にした。
 三浦さんは2009年、札幌市のスキー場で骨盤と大腿骨を折るという大怪我をした。昨年10月には、ヒマラヤでトレーニング中に持病の不整脈が再発したが、手術を受けて無事完治した。
 「目標を持ち、チャレンジすることがあれば老いを感じることはない。80歳は四度目の20歳だ」と三浦さんは語っている。
 三浦さんは決して超人ではないらしい。少し前までは階段を登るのも息が切れたという。それに不整脈の持病持ちでもあった。それだったら通常の老人と変わらないではないか。 
 三浦さんは自著の中で、「本当に大切なのは、目標があって生きているととても楽しいという事実を知っているか、体感したことがあるかどうか、なのだ」とも言っている。
 三浦さんは高齢化社会で生きる人間の理想の姿を我ら凡人に見せてくれている。

北川石松元環境庁長官の死去

2013-05-20 09:35:02 | Weblog
2013.5.20(月)
 今朝(20日)の新聞に、元自民党衆議院議員で環境庁長官を務めた北川石松氏が19日、死去したと小さく報じられていた。老衰のため死去したとされ、享年94歳であった。
 北川氏は大阪府寝屋川市の出身で、1976年に自民党公認で衆院議員に初当選し、6期務めた。三木派に所属し、自民党保守派の大御所、三木武夫氏の薫陶を受けた。
 1990年2月、第2次海部内閣で環境庁長官(当時)に任命され、入閣した。その在任中、自然環境への影響を懸念する立場から、長良川河口堰の建設に異議を唱え、その建設に強く反対を唱えた。当時大きな話題となり、環境問題に一石を投じたが、金丸信ら自民党建設族の反発を受け、1993年の総選挙で落選の憂き目をみて、以後返り咲くことはなかった。
 保守政党・自民党にはかつては、こうした自分の信念を貫く保守派・リベラリストが大勢いた。もちろん、利権屋、右翼ナショナリストも存在した。そうした葛藤の中でバランスが保たれ、長期保守政権が存在しえた。
 北川氏の死はそうした自民党の健全な保守派の退潮を現わす事態であり、国家主義的ナショナリズムの台頭が顕著化し、右傾化に突き進んでいる。
 こうした自民党の右傾化に歯止めをかける国内勢力は見当たらず。いまや最大の同盟国アメリカから“待った”が掛けられる事態である。

 ところで環境問題といえば、今朝の新聞で大村愛知県知事が、設楽ダムの建設についてその賛否を保留したと伝えている。
 設楽ダムについては、すでに国土交通省中部地方整備局が計画通りの建設が妥当であるという素案をまとめており、今日(5月20日)までに大村知事に意見を求めていたものである。
 大村知事の賛否保留の理由は、ダム建設に巨額の県負担が生ずるということだと報じている。総額2070億円の建設費のうち、法の規定による県の負担は721億円にも達する。これだけの巨費を負担するダムの費用対効果の議論が尽くされていないというのが知事の主張のようである。
 筆者は、この設楽ダムの建設は一時的な建設需要をもたらすが、環境に多大な影響を与え、とりわけ豊川河口に位置する六条干潟にとって致命的な影響を与えると主張してきた。この干潟が国内屈指のあさりの育成地であり、愛知県があさりの生産日本一である原点であることはなかなか知られていない。こうしたことを啓発することなく、一時的な地域活性化にこだわる設楽ダム建設は百害あって一利なしといわねばならない。
 大村知事の判断がこうした問題も含めて議論されるならば、一つの英断ではある。

橋下氏見苦しい言い訳、いつの間にやらメディアが悪者!!

2013-05-19 15:07:57 | Weblog
2013.5.19(日)
 ことは5月13日、橋下大阪市長が慰安婦制度について「日本軍だけでなく、世界各国の軍にそういう制度があったのは厳然たる事実。慰安婦制度が必要だということは誰にだって分かる」などと発言したことに始まる。
 この発言に対して国内はおろか、世界から猛反発を受けると、その都度自分の都合のよいように言い訳をし、はては、それを伝えたメディアが間違っている、などと逆にメディアへの攻撃に転じている。
 我々庶民には彼が何を言ったかはメディアの報道でしか知るよしがない。しかし、冒頭の内容はどの新聞記事もテレビのニュースもほぼ同じものであり、決してメディアが捏造したものとは思われない。むしろ彼の言ったことを忠実に表現したものと理解するほうが自然である。
 それが、批判が拡大するにつれ、いまや「僕が慰安婦は必要と言ったのではなく、当時、世界各国が慰安婦を必要と感じていた」という趣旨だ。『必要』の主語は僕ではない」と弁明し、「メディアに言葉のちょっとしたところを取り上げられると困る」、誤った報道は「国語力の問題だ」と報道陣を批判するに至っている。そして「大阪市政記者クラブの記者が無能ばっかりなんですよ」に至っては明白な名誉棄損である。
 揚句のはて、「一言一句を全部チェックしろというなら囲み(取材)をやめる」といって会見席から立ち去ったという。
 次に17日午後開かれた日本維新の会の代議士会で、同党の西村真悟衆院議員が「日本には韓国人の売春婦がうようよいる」と発言して批判をあび、自ら離党届と会派離脱届を出すという「事件」が起きた。
 これに対して、同党の松井幹事長(大阪府知事)は離党で済む話ではないとして除名処分にするという。
 この西村発言と橋下共同代表の発言と一体どう違うのかと言いたいのだが、橋下氏は、西村発言は慰安婦を侮辱した発言であるが、自分は慰安婦を決して侮辱していないところが決定的に違うと弁明している。こういうのを、もはや「裸の王様」と世間ではいう。こんな人が一党のリーダーであることに早速、愛想をつかしたのがみんなの党の渡辺喜美代表である。

敦賀原発2号機廃炉の公算大

2013-05-17 21:39:24 | Weblog
2013.5.17(金)
 日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下の亀裂(破砕帯)について、原子力規制委員会の専門家検討会は15日、活断層と認定する評価報告書をまとめた.田中俊一委員長は検討会の意見を尊重する姿勢を示しており、再稼動を認めない可能性が高く、敦賀2号機は廃炉に追い込まれる公算が大きくなった。
 日本原電側は活断層の存在を否定し、独自に調査を続けるが、規制委は判断を変える新証拠がない限り、再稼動の前提となる安全審査を行なわないと見られる。
 座長役の島崎邦彦委員長代理は「これまで事故がなかったのは幸いと言うしかない。安全性が低い状況を抜け出す第一歩を踏み出せた」と述べた。
 国の耐震設計審査指針は、活断層の上に原子炉建屋など重要な施設を造ることを認めていない。規制委は報告書を受け、2号機の安全性についても議論する方針という。
 これに対して、日本原電の増田博副社長は直ちに、原子力規制庁を訪れ抗議文を提出したという。
 抗議文は浜田康男社長名で「公権力の行使に携わる規制当局として誠に不適切。科学的、合理的な判断と言えない」などとしている。 
 まるでやけくその捨て台詞とも言うべき抗議文である。特に事故を繰り返してきた日本電源としては、反省の姿勢が見えない。
 安全神話に塗り固められてきた結果が、福島原発の取り返しのつかない事故につながった反省から、専門家による厳しい審査のルールを立ち上げたのに、日本原電の社長は規制委の判断を非科学的、非合理的などと相変わらず今までどおりの姿勢を変えようとしない。
 原発の廃炉はこれからも大変な作業と費用がかかるし、地域の経済に大きな影響があることも事実である。福井県知事も敦賀市長もいつまでも原発は必要だなどと言っているのではなく、それに代わる地域の方向性を打ち出すことこそリーダーの役目である。そのためには、国もあらゆる援助を惜しんではならない。

 

全日本おばちゃん党

2013-05-15 15:30:38 | Weblog
2013.5.15(水)
 14日付の中日新聞朝刊に「全日本おばちゃん党」なる大阪発の組織が紹介されている。
 ネットを見ると、2012年9月に発足した。党の代表代行は大阪国際大学准教授の谷口真由美さん(37)となっている。おばさん代表にしては意外と若い。
 「オッサン政治はもう嫌や!」と男性主導の政治に危機感を抱く女性達が立ち上がり、ネット上で党を結成したという。もちろん本当の政党ではない(政党としての手続きをとっていない)が、いまや党員は2千人を超えるという。
 活動の中心は、ネット上での意見交換だそうで、思想信条や職業、年収などは一切関係なし。
 昨年12月2日、大阪維新の会の「維新八策」に対抗しておばちゃん党の理念集「はっさく」を策定した。

前 文 
おばちゃんは、政治のことを自分たちのこととしてとらえ、日本の未来を真剣に考えています。おばちゃんは、自分だけが幸せ、自分だけが安全、自分だけがよい生活は、いやです。おばちゃんは、全世界の幸せな未来を考えています。ゆくゆくは、全世界おばちゃん党を目指します!

その1: うちの子もよその子も戦争には出さん!
その2: 税金はあるとこから取ってや。けど、ちゃんと使うなら、ケチらへんわ。
その3: 地震や津波で大変な人には、生活立て直すために予算使ってな。ほかのことに使ったら許さへんで!
その4: 将来にわたって始末できない核のごみはいらん。放射能を子どもに浴びさせたくないからや。
その5: 子育てや介護をみんなで助け合っていきたいねん。そんな仕組み、しっかり作ってや。
その6: 働くもんを大切にしいや!働きたい人にはあんじょうしてやって。
その7: 力の弱いもん、声が小さいもんが大切にされる社会がええねん。
その8: だからおばちゃんの目を政治に生かしてや!
おばちゃんの政治参加が世界を救う!
なお、「おばちゃん党はっさく」で使われているイラストは、果物のはっさくだそうである。
 筆者はおばちゃんではないので、党員になれないのが残念である。


橋下大阪市長「慰安婦は必要!!」

2013-05-14 10:10:56 | Weblog
2013.5.14(火)
 日本維新の会共同代表の橋下大阪市長は13日、旧日本軍の従軍慰安婦問題について、「当時は軍の規律を維持するために必要だった」と述べた。
橋下氏の発言要旨
 「あれだけ銃弾が飛び交う中、精神的に高ぶっている猛者集団に休息を与えようとすると、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる。
 なぜ、日本の従軍慰安婦制度だけが取り上げられるのか。当時は世界各国が持っていた。ベトナム戦争でも朝鮮戦争でも制度としてあった。
 韓国とかいろんなところが宣伝し、欧米社会に『日本はレイプ国家だ』とみられている。ただ、暴行、脅迫をして拉致した事実は裏付けられていない。
 戦争の悲劇の結果なので、慰安婦になってしまった方には、心情を理解して配慮していくことが必要だ。
  (中略) 
 慰安婦制度は、今は認められないが、風俗業は必要だと思う。だから(大型連休始めに)沖縄に行った時(米軍の)司令官に会い『もっと風俗業を活用してほしい』』と言った。
 そしたら司令官は凍りついたような苦笑いになって『米軍では禁止だ』と言った。『そういう建前みたいなことを言っているからおかしくなる』と伝えた。『そうしないと海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロールできない』とも伝えた。建前論だと人間社会は回らない。」

 この発言に対して菅義偉官房長官は「橋下市長個人の見解ではないか」と言い、政府としては旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野洋平官房長官談話を見直さない考えを強調した。

 また、米国防総省当局者は「問題解決の方法として(風俗利用を)検討するのはばかげている」と述べた。
 
 こんなことを平然と発言する人物が大阪市長であり、国政における日本維新の会代表の一人であるとは驚きを超え、恐怖すら感ずる。

 一方自民党の高市早苗政調会長が12日のNHK番組で、過去の植民地支配と侵略を謝罪した村山富市首相談話を「しっくりこない」などと疑問視したことに対しても、野党だけでなく与党内からも批判や苦言が出ているという。
 橋下氏も高市氏も政治家として資質もレベルも低すぎる。

2か月ぶりの釣行

2013-05-10 22:00:35 | Weblog
2013.5.10(金)
 2月末、敦賀沖での釣行以来2か月ぶりの釣行は5月8日、5月から解禁となった福井・鷹巣沖でのマダイ釣りである。釣り仲間7人で、午後1時、みの浦丸に乗船した。親子2艘の船に親父船に3人、息子船に4人に分かれて乗船したが、筆者は親父船である。
 鷹巣の釣りは、完全ふかせ釣りという独特な釣り方が特徴の釣り場である。ナイロン系の沈む糸に、錘(おもり)はつけず、潮の流れに自然に流すという釣り方で、針先のえさの流れに同調させるようにこませエサをまく釣方である。
 潮の流れ方で針先の沈む深さが変わるが、糸を50メートル流して魚のいる20メートルの深さに達するとヒットするという釣りである。
 この日は、風もなく穏やかな釣り日和となったが、潮の流れがほとんどなく、完全ふかせ釣りとしては釣り辛いものであった。糸がなかなか出て行かないのである。
 それでも何とか糸を送り出して3人とも、始めのうちはチダイをぼつぼつ釣り上げた。そのうち、筆者の竿に大きな当たりがあって、丁度60センチのマダイが上がってきた。続いてとなりの釣友には66センチのまずまずのマダイである。
 しかし、糸を送り出す潮の流れがないためになかなか釣果が延びない。そこで後半は、完全ふかせ釣りをあきらめ、天びんふかせ釣りという一般的な釣り方に変えることにした。これは、まきえさを入れたかごと錘のついた天びんに6~10メートルの長さのハリスをつけて魚のいる棚まで下ろして釣る釣り方である。えさのついた仕掛を錘で魚のいる棚に下ろすから勝負は早い。
 この仕掛で、25~30センチのチダイがよくあがった。さらに終盤になって、30~40センチの大きなアジがよく釣れた。筆者の釣果は、60センチのマダイ1匹、チダイ14匹、大アジ10匹であった。
 午後7時半過ぎ、港へ戻って確認した息子船4人の釣果は、何と86センチ、83センチ、75センチの大マダイ各1、65センチのワラサ1匹を含む驚きの釣果である。我々親父船のマダイを含めて、60センチ超のものが5匹も釣れるとは滅多にないことである。
 大物度といい、数といい久々によい釣行であった。
 

今日は子どもの日、子ども人口は1649万人

2013-05-05 11:47:03 | Weblog
2013.5.5(日)
 総務省が発表した4月1日現在の15歳未満の子ども人口は、対前年15万人減の1649万人で、1982(昭和57)年以来、32年連続して減少した。総人口に占める子どもの割合も0.1ポイント減の12.9%で過去最低の記録を更新した。
 子どものうち男の子は844万人、女の子は805万人で、老人は女性が多いが、子どもは男のほうが多い。
 年々、出生数が低下していることから、年齢層が下がるほど人口は減少し、0~2歳は316万人となっている。1012年の出生数は1,033千人と過去最低を記録した。
 第一次ベビーブームの1949年には、2,697千人、第二次ベビーブームの1973年には2,092千人であったことから比べると隔世の感がある。
 なお、子どもの割合が最も高いのは沖縄県で17.6%、逆に最も低いのは秋田県で11.1%である。意外だが、沖縄県では比較的若返りが進み、秋田県では高齢化と過疎化が同時進行している様が垣間見える。
 日本の人口の高齢化は、これからまだまだ続く。そして、すでに死亡数が出生数を上回るようになっており、人口の減少も始まっている。福祉対策費が毎年1割づつ増大していくことに対処するには、消費税率10%程度ではどうにもならないというのが財務省の懸念である。
 日本の人口の、超高齢化と少子化を考えるとき、どうしても財政の行き詰まりを心配しないわけにはいかない。