2011.10.30(日)
タイの洪水の様子が連日の如く報道されている。工場が水の中に沈んでいる状況や首都バンコクの中心部にまで大量の水が流れ込んでいる様を見ると、今にもタイ国全体が水に沈んでしまうのではないかとさえ思えてくる。
中部アユタヤ県の「ハイテク工業団地」では防水壁が破損し、浸水した。ここには、キャノン、ソニー、味の素など有力な日本企業が立地しているという。 今月はじめの洪水被害が出始めから、400社以上にのぼる日系企業が被害に遭い、操業停止などに追い込められているという。トヨタなどは部品の製造ストップから日本国内や海外の工場までも操業に影響が出ている。
29日の発表によると、首都バンコク全50地区のうち約3分の1の17地区が本格的に被災した、バンコクの北から南下している水も一時、中心部周辺に流れ込んだ、タイ湾が大潮のピークを迎えたことでチャオプラ川からも水があふれ、浸水地域は拡大しているという。バンコク北部のドンムアン空港も浸水している。
タイでこんな事態になるとは知らなかったが、タイではもともと梅雨明けが近い10月頃に毎年洪水が起こっていたそうである。特に今年は台風がいくつもインドシナ半島へ上陸したため、東南アジア全域で特に雨量が多かったせいだという。
洪水が通年化したのは、インドシナ半島では経済成長により急激に森林伐採が進み、年々熱帯雨林が減少していることとも関連がありそうである。タイの森林は特に速いスピードで減少していることがこうした洪水に繋がっているともいわれているようだ。
タイにはたくさんの日本企業や日系企業がある。そのために今回の水害による被害も大きく、日本の経済に与える影響も深刻である。
円高、人件費の高騰などを避けて海外への工場移転が盛んだが、この災害が裏目に出た企業は大変である。毎年洪水が起こっていたことは移転先として適切であったか、事前の検討がなされていたのか、先の見通しに甘さがあったのではないか。
一刻も早い終息を祈るばかりである。
このブログへのアクセス数
2011年10月30日(日)のアクセス数は868PV 151IPで、ブログ参加者1、648,743人のうち9,533番の順位が記録された。
タイの洪水の様子が連日の如く報道されている。工場が水の中に沈んでいる状況や首都バンコクの中心部にまで大量の水が流れ込んでいる様を見ると、今にもタイ国全体が水に沈んでしまうのではないかとさえ思えてくる。
中部アユタヤ県の「ハイテク工業団地」では防水壁が破損し、浸水した。ここには、キャノン、ソニー、味の素など有力な日本企業が立地しているという。 今月はじめの洪水被害が出始めから、400社以上にのぼる日系企業が被害に遭い、操業停止などに追い込められているという。トヨタなどは部品の製造ストップから日本国内や海外の工場までも操業に影響が出ている。
29日の発表によると、首都バンコク全50地区のうち約3分の1の17地区が本格的に被災した、バンコクの北から南下している水も一時、中心部周辺に流れ込んだ、タイ湾が大潮のピークを迎えたことでチャオプラ川からも水があふれ、浸水地域は拡大しているという。バンコク北部のドンムアン空港も浸水している。
タイでこんな事態になるとは知らなかったが、タイではもともと梅雨明けが近い10月頃に毎年洪水が起こっていたそうである。特に今年は台風がいくつもインドシナ半島へ上陸したため、東南アジア全域で特に雨量が多かったせいだという。
洪水が通年化したのは、インドシナ半島では経済成長により急激に森林伐採が進み、年々熱帯雨林が減少していることとも関連がありそうである。タイの森林は特に速いスピードで減少していることがこうした洪水に繋がっているともいわれているようだ。
タイにはたくさんの日本企業や日系企業がある。そのために今回の水害による被害も大きく、日本の経済に与える影響も深刻である。
円高、人件費の高騰などを避けて海外への工場移転が盛んだが、この災害が裏目に出た企業は大変である。毎年洪水が起こっていたことは移転先として適切であったか、事前の検討がなされていたのか、先の見通しに甘さがあったのではないか。
一刻も早い終息を祈るばかりである。
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