名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

今日は日本の主権回復の日?沖縄屈辱の日?

2015-04-28 20:35:12 | Weblog
2015.4.28(火) 
1952(昭和27)年4月28日はサンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復した日とされ、この日を第二次安倍内閣は2013年3月12日に「主権回復の日」と定めた。
 一方で、沖縄県はこの日から20年後の1972(昭和47)年5月15日まで米国の施政権下に置かれたことから、4月28日は「屈辱の日」となった。
 なお沖縄では、1945年6月23日は沖縄戦が終了した日として「沖縄慰霊の日」としている。米軍との激しい地上戦を繰り広げた沖縄には忘れられない日が幾つもある。
 ところで、本土では今日4月28日は「主権回復の日」と言っているが、沖縄だけ取り残された「屈辱の日」なのである。この日、地方議員や県民らは新基地建設が計画されている名護市辺野古の米軍基地「キャンプシュワブ」のゲート前に集まって抗議集会を開いたとメディアが報じている。
 名護市の稲嶺市長は、28日にワシントンで予定されている日米首脳会談について「県民にとって沖繩が切り離された4月28日の屈辱の日に合わせて、安倍首相とオバマ米大統領の首脳会談が行われるような思いがする」と指摘したうえ「これ以上、基地の負担には耐えられないと強く訴えていきたい」と述べたという。
 また、仲宗根悟沖縄県議は「米軍とともに自衛隊をいつでも地球の反対側まで派遣できる。屈辱の日に、沖縄県民の神経を逆なでするようなことに怒りを覚える」と批判したという。
 昨日(27日)、岸田外相と中谷防衛相はアメリカのケリー国務長官らと会談し、自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力指針(ガイドライン)再改定で合意した。ケリー氏は、世界規模での自衛隊の米軍支援に期待を示し、「(自衛隊の活動範囲に)地理的制限がなくなった。地域的な視点が、グローバルな視点になる。」と述べたという。
 日米の軍事同盟はますます強まる勢いである。 




季節の変わり目、長引く風邪

2015-04-24 13:54:25 | Weblog
2015.4.24(金)
 桜も終わり、街にはツツジが咲き始めたというほど暖かい時期になった今頃、風邪症状に悩まされている。
 自覚したのは先週の金曜日だからちょうど一週間になる。いつもそうだが今回も鼻水、くしゃみ、咳の三重苦で始まった。周りはちり紙の山だからきれいな話ではない。もう人目もはばからない。周りから、大丈夫、大丈夫と声がかかるがいかんともしがたい。鼻の皮がすりむけ始めた。
 こうなったらもう体を休めるにかぎると早めに仕事を切り上げて帰宅し、すぐに布団に潜り込んだ。22日はピースあいちの当番だし、23日はある中学校ヘ語り手の派遣事業がある。それまでにはどうしても完治しなければならない。
そんなわけで、19日の合唱の練習は断念しておとなしく布団の中にもぐっている一日だった。
 しかし、22日、23日の無理がたたって、今日(24日)も体がだるくて元気がでない。
 明日は自分でセットした大事な打ち合わせがあるので、今日の予定もキャンセルしておとなしくしている。日がな、ブログにこんなことを書いて気を紛らわしている。
 これも、こんなことがあったという記録として書いておく。
 

ネット、ゲーム依存で人生破綻

2015-04-20 10:10:09 | Weblog
2015.4.20(月)
 中日新聞毎週日曜日に特集されている19日付け大図解シリーズで、ネットやゲームにはまり生活リズムが乱れて、無表情で無気力な子供が増えている実態が報告されている。厚生労働省研究班が2012年から2013年にかけて実施した調査によると、国内のネット依存の中高生は推計で51万8000人に上るという。この内、ネット依存が「病的な使用」に相当するとされたのは国内の中高生の8.1%に上り、男女比では男性が6.4%、女性が9.9%で、女性の方が多いとしている。
 自分でコントロールでき、学校生活をきちんと送れているうちは問題ないが、予想以上の達成感や現実の世界では味わえないスリルや臨場感に引き込まれ、止められなくなっていく人もいるという。頭の中はネット、ゲームの世界に支配され、持っていたはずの夢や将来の希望も見失ってしまう。無表情で無気力となり、家族や友人と離れ、引きこもりがちになっていく。そして成績が低下し、不登校や留年、退学といった取り返しのつかない事態に陥るという。
 「ネトゲ」と呼ばれるオンラインゲームは、パソコンやゲーム機をインターネットに接続したオンライン環境で複数の人がチームを作って冒険や戦闘を行う。臨場感あふれる映像や音楽、趣向を凝らした内容ゆえ、現実の生活よりもゲームの世界に取りつかれて、ついには「ネトゲ廃人」となっていく、というのが記事の内容である。
 最近、信州大学の学長が2000名の新入生を前に「スマホやめますか、それとも信大生やめますか?」と発言したことが話題になった。このことにネット場では、「時代遅れのジジイが何を言っとるか」とバカな若者が噛み付いていたそうだが、学長の真意は 「スマートフォンのスイッチを切り、本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と話されていることからも分かるように、スマホを全否定しているわけではないことは自明である。
 バスや地下鉄の中でもスマホやゲーム機にしがみついている姿だけでなく、道路上や列車のホーム上でも一心不乱に操作をしながら歩く若者をよく見るが、これらは危険な行為である。自分が危険な目に合うことは自業自得だが、他人を巻き込むことは未必の故意である。
 しかし何よりも、ネット、ゲーム依存で人生を破綻させてしまうなどということほど無意味で無駄なことはない。時には信州大学の学長の言葉の意味の大きさを考えて欲しいと願わずにはいられない。

安倍政権、メディアへ圧力

2015-04-16 12:05:43 | Weblog
2015.4.16(木)
 去る3月27日、テレビ朝日の報道ステーションの番組中、コメンテーターの元官僚古賀茂明氏が「官邸の皆さんからパッシングを受けてきた」と発言して、番組から降板すると宣言した。それはテレビ朝日の意向でもあるとした。
 古賀氏は「安倍政権のやり方は尋常じゃない。政権の問題を伝えようとしても、いろんな仕組みを使ってテレビ局に圧力をかけてくる。その一例が(選挙報道で公平中立な番組づくりを求めた)自民党の『圧力』文書だ、と語ったという。そして「少しでも逆らうメディア、個人は徹底的につぶすという執念を感じる」と述べた。
 次に、昨年5月14日放送のNHK「クローズアップ現代」で「やらせ」があったという問題も一部の週刊誌が取り上げたことから、官邸から雑音が入っているという。自民党は今月17日にテレビ朝日とNHKの関係者を呼んで事情を聞くという。
 自民党という一政党がある報道に絡んで事情を聞くなどということはとんでもないことだ。菅官房長官は「放送法という法律がある」などと言っているそうだが、メディアへの圧力であることは否定できない。テレビ局では、コメンテーターを誰にするかなど早くも気を遣わざるを得ない、などと萎縮傾向が見えてきているともいわれる。
 政権は自由な批判を受けてこそ政策を正しい方向へ導ける。批判を恐れているようではまともな政権とは言えない。報道機関も圧力を恐れず、批判すべきは堂々と批判してこそ正しいジャーナリズムである。戦争中、すべての報道機関が時の政権の言いなりになって、国の広報機関となってしまった苦い経験を改めて噛み締めるべきである。


統一地方選実施、過去最低の投票率

2015-04-13 13:11:41 | Weblog
2015.4.13(月)
 第18回統一地方選の前半戦が12日実施された。内訳は10道県知事、5政令市長、41道府県議選、17政令市議選である。
知事は、北海道、神奈川、福井、奈良、三重、鳥取、島根、徳島、福岡、大分で行われたが全員再選された。神奈川県知事を除いて他の9人の知事は全員官僚出身で、東大卒が6人、京大卒が2人、一橋卒が1人となっている。地方政治はまさに官僚に支配されている。
 41の道府県議選では、大阪府を除いて他はすべて自民党が第一党となった。自民党は総定数2284の内1153人を当選させ、過半数を制した。そのほかは、民主党264人、公明党169人、共産党111人、社民党31人、維新の党28人、大阪維新の会42人、無所属463人である。
 投票率では、道府県議選では45.05%、知事選では47.14%となり、いずれも過去最低となった。地元の名古屋市議選でも36.57%と過去最低を記録した。
 次に地元の愛知県議と名古屋市議を見ると、愛知県議では自民47→54、民主23→32、公明6→6、維新2→2、共産0→2、減税7→0、次世代1→0、無所属5→6となった。市議では自民22、民主16、公明12、共産12、減税12、維新1となり、いずれも自民党が第一党となった。名古屋市議で前回28人を当選させた減税は12人まで激減した。共産は5人から倍増以上とした。
 大阪都構想で注目を浴びていた大阪府議選と大阪市議選では維新の党傘下の政治団体「大阪維新の会」は、いずれも改選前の勢力を上回り、両議会での最大勢力を維持した。「大阪都構想」の住民投票を5月17日に控え、大阪市民は一体どういう判断を下すのであろうか。


初代知覧特攻平和会館長板津忠正さん死去

2015-04-07 15:18:56 | Weblog
2015.4.9(木)

 旧日本軍の特攻隊の生き残りで、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館の初代館長を務めた板津忠正(いたつただまさ)さんが6日午後0時41分、慢性心不全急性増悪で死去した、とメディアが伝えた。享年90歳。通夜は8日午後7時、葬儀は今日(9日)午後1時から愛知県犬山市犬山薬師26の犬山愛昇殿で行われた。喪主は長男昌利さん。
 板津さんは、太平洋戦争中の1945年5月28日、旧陸軍の特攻隊として鹿児島県の知覧基地から沖縄へ向け出撃したが、戦闘機のエンジン故障で徳之島に不時着し生還。終戦を迎えた。
 板津さんは名古屋昭和区出身で、戦後は名古屋市役所に勤務する傍ら、全国の元特攻隊員の遺族らを訪れて遺影や手紙などを集めて回った。1036人とされる陸軍特攻隊の全戦没者の遺影を集めた。86~88年、鹿児島県知覧町(当時)の知覧特攻平和会館の館長に就任、語り部としても活動した。退職後も「特攻の真実と平和」をテーマに各地で講演を続け、平和の尊さを訴え続けた。
 昨年の夏に、ひょっこりピースあいちを訪れいただいた。板津さんは筆者の職場の大先輩でもあり、かつてOB会でもその戦争体験を語っていただいたことがある。その時には、来年が戦後70年でもあり、板津さんにはピースあいちでも是非語っていただきたいとお願いしてあったのだが、それが叶わなくなってしまった。「戦争は二度としてはいけない。兄弟仲良く、親孝行をしてほしい」と訴え続けた板津さんのお話はもう聞けない。寂しい限りであリ、心よりご冥福を祈るばかりである。
 なお、板津さんが亡くなった翌日(4月7日)は、旧日本海軍の戦艦「大和」が1945年4月7日、沖縄戦への特攻出撃の途中、米軍に撃沈された日であり、この符合に因縁を感ずる。
 

菅官房長官と翁長沖縄県知事との初会談

2015-04-06 17:34:38 | Weblog
2015.4.6(月) 
 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり、菅義偉官房長官と翁長雄志沖縄県知事との初の会談が5日、那覇市のホテルで開かれた。
 菅氏は、「日米同盟と抑止力の維持や、普天間飛行場の危険性除去を考えれば、辺野古移設は唯一の解決策だ」「移設の断念は普天間の固定化につながる。法令に基づき粛々と進める」と工事を継続する考えを示したとされる。
 一方、翁長氏は、「県民の反対で建設は不可能として建設の断念」を求め、会談は平行線に終わった。
 特に翁長氏は、「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる。上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅される。絶対に建設することができないという確信を持っている」と訴えたという。
 菅氏の主張は「16年前に当時の知事と名護市長に同意を得ている。一昨年には前知事が埋め立てを承認した」のにいまさら何を言うか、というものである。
 これに対して翁長知事は「昨年の名護市長選、知事選さらには衆院選挙で辺野古基地反対の圧倒的な民意が示された」として、その意向に沿うのが自分の務めだと強調したとされる。
 要するに、日本の安全保障のためには、アメリカとの強い同盟関係を維持し、抑止力を保持することは日本にとって絶対必要だとの安倍政権の姿勢と、そのアメリカの要請を一手に引き受けている沖縄にとって、もうこれ以上の負担は御免だ、必要なら本土に移設すべきだ、という考えとの激突である。
 沖縄県民がここまで強く主張しているのに、その民意に反してまでアメリカべったりという政権の姿勢は、本当に正しいのであろうか。
 何度も言うようだが、アメリカとの同盟がそんなにも必要なら沖縄の負担を本土でなぜ負担しようとしないのか、そこがどうしても分からない。沖縄を除いて阿部首相を国民の半数以上が支持しているのだから、安倍氏の言うことなら聞いてくれるはずである。特に山口県民は圧倒的に安倍首相を信頼しているのだから、山口県沖を普天間の移転先とすれば問題は一気に解決する。アメリカだって本土に強力な基地が建設できれば決して悪いことではない。
 菅氏と翁長氏はともに今回の話し合いは今後の話し合いの第一歩となった、との認識だそうだが、政府が工事を粛々と進めていくという姿勢を改めない限り、対立は一層深まる。アメリカ自身からも懸念が出てくる可能性がある。

花散らしの雨

2015-04-05 07:50:27 | Weblog

2015.4.5(日)
 今年のこの地方の桜は、開花が3月20日ごろと例年になく早かった。しかしその後、花冷えが続いて満開までやゝ間(ま)があったが、3月末ごろの気温の上昇で一気に満開を迎えていた。
 1年間、待ちに待った日本の桜を満喫できるのがこの1週間なのだが、今年の天候は桜にとって全く恵まれない日々となった。満開宣言からほとんど桜日和の日がなく、雨模様かどんよりとした日が続いてきた。
 そして今朝の明け方には、強い雨音で目覚めるほどの降りようである。既に花吹雪のように花びらを散らしていた桜にとって、この雨は致命的である。1年のうちの最も桜を愛でる短い週末もはかなく終わりそうである。
 小学校の入学式では、いつも満開のさくらで祝福してくれるのが日本の春の光景であるが、今年は寂しい入学式になりそうだ。