名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

老舗のコンプライアンス違反続々

2007-10-31 20:27:34 | Weblog
2007.10.31
 赤福の食品衛生法及びJAS法違反事件以後、老舗の食品にかかる製造日改ざん、賞味・消費期限切れ偽装事件が相次いでいる。
 整理してみると
①10月28日-船場吉兆が消費期限切れ菓子をラベルを張替えて販売していたと して、福岡市から食品衛生法違反を指摘され販売自粛を勧告された。
②10月29日-「赤福餅」に似た伊勢土産のもち菓子「御福餅」も製造日が改ざ んされていた疑いがなどがあるとして、農水省と三重県伊勢保健所が「御福餅本 家」を立ち入り検査した。
③10月29日-「栗きんとん」で知られる岐阜県中津川市の老舗和菓子メーカー 「川上屋」の馬籠店が、消費期限と賞味期限を製造日ではなく販売日を起点とし て表示、販売していたとして岐阜県は同社と馬籠店に再発防止を指導した。
④10月31日-ミスタードーナツを運営するダスキンは31日、6月から季節商 品として販売していた飲料商品「フルーティミルク」の一部に賞味期限切れの原 材料(シロップ)が使用されていたことが判明したため、同日から販売を中止し たと発表した。
⑤10月31日-赤福餅や御福餅と同じ伊勢名物の「太閤出世餅」が原材料表示を重量順に定めているJAS法に違反していた疑いがあり、三重県が31日、太閤餅を任意調査した。
 とりあえずこの5社が立て続けに報道された。御福餅などは、これぞ「御福餅よ、お前もか」という言葉がつい出てきてしまう。
 御福餅は、餅や包装紙などが赤福と似ており、赤福餅が販売中止になってから売り上げを急増させていたそうである。
 三重県などによると①実際の製造日より一日先の日付を包装紙に表示する「先付け」②消費期限を一日延ばして改ざん③原材料を重量順に「砂糖、小豆」とするところを「小豆、砂糖」としていた-の疑いがあるという。
 こうした「先付け」は現在の小橋社長が就任した1980年には行われていたといい、少なくとも27年前から日常的に行われていたことになる。 御福餅本家は1883(明治16)年創業。有限会社で従業員は25人。
 もうこの世界では、どの業者も似たようなことをやっていると思わざるを得ない。明るみに出るか出ないの違いだけだ。確かに、賞味期限とか消費期限というものは極めてあいまいで、商品ごとに法令などで決まっているものではない。食品は製造量が多く、またそれを期限内に完売することは極めて難しい。売れ残りが出れば出るほど経営に影響する。あれこれ考えて売り切ろうと考えるのもむべなるものかもしれない。
 表に出てしまった企業は言ってみれば見せしめなのだろう。他山の石として自らを清めよとの戒めとして受け止められる企業は生き残れる。そういう意味では、これら表に出たしまった企業は気の毒といえば気の毒ではある。
 このほか、どこの企業もやっているという法令違反というものに、土木・建設企業による公共事業の談合問題がある。浜の真砂は尽きるとも世に談合工事は絶えない、と揶揄されてさえいる。
 世の中、まっすぐに生きることはなんとむずかしいことか。

かわはぎ釣り

2007-10-30 09:37:05 | Weblog
2007.10.29
 1年ぶりにかわはぎ釣りに出かけた。薄曇りで風もなく、絶好の釣り日和。師崎港の忠栄丸に乗った。この船で去年かわはぎ釣りをして、かわはぎ20匹のほかカサゴ、メバル、サンバソウなど外道も含めて結構釣れた思いがある。
 朝、6時に出船、港から5分の師崎沖。ここで約2時間を費やしたが、釣れたのはなんとカサゴ1匹だけ。途中、30センチ近い大メバルをかけたが、引き上げる時、海中へどぼんと落としてしまった。かわはぎ針では危ないと、たもの使用を一瞬思ったが、えいやとひきあげたのが間違いのもとだった。他の釣り人は、1~5匹程度は上げていただろうか、これではいけないと船長も移動を決断、渥美半島の中電渥美火力前の沖合いまで走った。しかしここでも釣れない。2時間半程度の間に釣れたのは、かわはぎ1匹のほか、ヘダイ5匹、トラギス1匹だけとなんとも寂しい釣果だった。ただしかし、うまい釣り人はというと結構釣っていたらしい。かわはぎ釣りは上手下手で釣果の差が激しい。そこで船長は、釣れない人のためにもう一度最初の釣り場へ戻った。ここで、1匹ゲットしたが、今日はこれでおしまい、午後12時30分納竿となった。
 つくづく、かわはぎ釣りの難しさを知った釣行であった。また、かわはぎは根の多い漁礁で釣るので根がかりが多く、仕掛けをいくつも切られてしまった。釣った魚の数よりも多かったのではないか。
 ああ!今日はまた欲求不満の残った釣りになってしまった。 


安楽死について

2007-10-26 05:15:17 | Weblog
 週刊誌「アエラ」の今週号(10.29)で、元朝日新聞社会部記者の山本 博氏安楽死」について論評しています。
 山本氏は、人は最後まで生きる努力を続けるべきだとの意見は認めつつも、治る見込みは勿論、もう長く生きる可能性もなく、生きている間苦しみぬく、というような場合は死と闘う意味がどこまであるのだろうかと疑問をなげかけてみえます。
 そこで、朝日新聞の女性記者として著名だった松井やよいさんの例を出しています。
 松井さんは5年前、ボランティア先のアフガニスタンで倒れ、末期の肝臓がんで余命数ヵ月と宣告された。すると松井さんは、、「大病院で名医が手術してくれる」との申し出を断り、「数ヵ月の間に、思い残すことなく、やれることをやる」と決め、残っていた仕事と私財の処分などの「後始末」をし、知人や友人らとのお別れ会を開き、万雷の拍手を浴びて、さっそうと最後の話しをした。そして診断のとおり、あの世に旅立った、とのことである。
 私は、この話に大いに共鳴するとともに感動しました。
 実態は死んでいる患者の生命を、ありとあらゆるパイプ(生命維持装置)でつなぎ、ただ生かしておくというのは患者本人はもとより家族の尊厳をもないがしろにしているものであると私も思います。本人の意思を明確にして(公正証書など)家族の同意を得て、最後まで自分の意思として安楽死を受け入れる、というものであれば「機械をはずす」という医師の行為が警察捜査の対象にならないで済むように
できるだけ早くすべきだと思います。
2007.10.26

前防衛事務次官守屋武昌氏は収賄罪にならないのか。

2007-10-24 21:10:38 | Weblog
 守屋武昌前防衛事務次官が防衛専門商社「山田洋行」から頻繁にゴルフの接待を受けていた問題で、守屋氏が防衛省の事情聴取に、2000年に自衛隊員倫理規定が定められた以降も、接待を受け続けていた事実を認めた、と10月23日の新聞が報じている。またゴルフ以外にもマージャンや焼肉店での飲食の接待も受けていたとのことである。
 ゴルフのプレー代については、守屋氏がその都度、1万円を山田洋行の元専務に手渡していた。また、飲食代は、元専務が支払う以外に、守屋氏が全額負担する場合もあったという。
 こうしたことについて、石破防衛大臣は会見で、すでに退職した守屋氏の処分について「強制はできないが、倫理規定に違反しながら退職金を受け取っていいのか」と述べ、守屋氏は退職金を自主的に返納すべきだとの考えを示した。
 これは、何ともあまい、優しい対応といわざるを得ない。防衛省高官と防衛関連商社の役員のこうした関係を贈収賄といわずして何というべきであろう。こんな関係を続けて何もなかったことのほうが不思議である。小額の現金や商品券を受け取った地方公務員や現場の国家公務員が逮捕された例はこれまでいくつもあった。
 守屋氏は、「事務次官として適正でなかった。反省している」と述べているそうだが、こんなことで終わったとしたらこれほど不公平、不公正な扱いはないであろう。これも今後の推移を見守りたい。
2007.10.24

赤福事件続編

2007-10-20 20:11:06 | Weblog
 赤福の製造日偽装事件はその後、売れ残った商品も回収して冷凍し、再販売していたことも明るみに出て、JAS法違反だけでなく食品衛生法違反事件にまで発展した。保健所はいったん店頭に出して衛生管理ができない状態にあった商品を回収した行為を食品衛生法違反と判定、19日に無期限の営業禁止処分とした。マスコミにとってはおもしろい展開になったというべきか。製造日の押印を変えるために包装し直す「まき直し」は会社ぐるみで行われていたとか、人目のつかない店舗の奥の部屋で行っていたとかなんともかしましい。
 それにしても、赤福もここまで儲け主義が露呈しては救いようがない。悪事は、一つばれると二つ目も三つ目も露見する。隠し事は通用しない時代だということが分かっていない経営者はもう時代遅れなのだということを認識すべきだ。
 報道によると、今後の展開によっては刑事訴追の可能性も匂わせている。目が離せなくなってきたというべきか。
2007.10.20

ボクシング 亀田一家処分

2007-10-17 19:19:42 | Weblog
 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルkマッチ12回戦で重大な反則行為があったとして、挑戦者の亀田大毅選手が15日、日本ボクシングコミッション(JBC)から1年間のライセンス停止処分を下された。また、セコンドについた父・史郎トレーナーは無期限のセコンドライセンス停止、兄の興毅選手は厳重戒告処分を受けた。これらの処分は、ボクシングの世界では厳しいものだそうだが、亀田親子のこれまでのボクシングに対する姿勢、今回のようなリングを汚した許されざる反則行為を考えれば、この程度の処分は世間一般の常識からみればむしろ大甘である。今日(17日)、亀田親子は、当の大毅選手も出席して父ともども謝罪会見を行ったが、大毅選手は一言も言葉にせず、わずか数分で退席してしまったばかりか、父の史郎氏もうわべだけの謝罪のことばで、自らけしかけた反則行為を否定して、とうてい心から謝罪しているとは思えなかったのは私だけではあるまい。
 さらに、こうした亀田親子を甘やかし、ボクシングを冒涜する行為にまで走らせた一部マスコミ(テレビ)の態度にも猛省を促がさなければならない。放送の公共性よりも儲け主義に走ったことの反省の総括をしっかりした上、これまでの経過をあらためて報道すべきである。
2007.10.17

赤福 製造日偽装問題

2007-10-13 21:10:49 | Weblog
 和菓子の老舗「赤福」が日本農林規格(JAS)法に違反して「赤福餅」の製造年月日を偽装していたことが明るみに出た。
 農水省によると、製造年月日の偽装の対象は、工場で製造したまま出荷しなかった商品と、配送車で工場から持ち出し、配送後に残った商品の二種類でいずれも工場の冷凍庫で最大二週間保管、「まき直し」と称して注文に応じて解凍・再包装し、その日を新たな製造年月日と表示し直して出荷していたというものである。
 赤福は会見で、偽装を陳謝するとともに製造・販売を当面、自粛すると表明、その上で全店舗での販売も中止、一万一千箱(十万九千個)を回収し、それを焼却処分にふすと言う。
 このニュースに接してまず感じたことは「何ともったいないことをするのか」ということである。30年以上も前から、食品衛生上食べても問題なしとされてきたものが、ある日突然、有毒物でもあるごとく「ごみ」とされ燃やしてしまうというのは、なんとも素直に受け入れがたい気持ちなのは私だけであろうか。似たような事例は、賞味期限切れを偽装した北海道の「白い恋人」がある。
 勿論、JAS法上の違反事件であり、赤福自身、「不二家」の消費期限切れ原料の使用が社会問題化していた今年1月下旬、偽装を一部中止していたことも判明、冷凍による製造年月日偽装が違法だと認識していたことは明らかである。
 この事件も、今後どのような展開を見せ、どのように決着するのか興味のあるところである。しかし、赤福を擁護する気持ちなどさらさらないが、正直なところマスコミの事大主義にも少々辟易しているところでもある。
2007.10.13

強姦の冤罪 無罪の判決

2007-10-11 09:27:04 | Weblog
 今から5年前(2002年)、富山で起きた2件の強姦及び同未遂事件で逮捕され、自白を強要された上、3年の実刑判決を下されたタクシー運転手柳原浩さん(40)が、昨日(10日)富山地裁高岡支部で無罪を言い渡された。これは、2006年11月、ある女性暴行事件で取調べを受けた別の大津英一被告(52)がこの2事件を自供し、柳原さんの冤罪が発覚したというものである。県警と地検は誤認逮捕を公表し、今年2月に再審請求した結果、柳原さんの無罪判決となったものである。
 柳原さんは記者会見で「真実は闇に葬られたままで、納得のいかない判決」と、誤認逮捕から誤判に至った実態の解明が再審で見送られたことを批判し、「無罪でもうれしくない」と、憤りをあらわにした、とのことである。
 さらに報道によると、藤田裁判長は柳原さんに「無実であるのに服役したことは誠にお気の毒です。……これからの人生が充実したものになるよう心から願っています」と声をかけたとも伝えている。しかし、藤田裁判長は判決理由で「真犯人は大津被告と認められる」とし、柳原さんのアリバイも認定したが、柳原さんに対する県警などの取調べや、有罪を言い渡した原審の審理にはなんら言及しなかったとのことである。こここそが柳原さんはもとより、多くの国民とっても納得できないところではないであろうか。
 この事件で、柳原さんを取り調べた警察官や起訴した検察官、実刑判決を言い渡した裁判官はいずれも移動先で勤務を続けているそうだ。3人とも記者の取材に対して応じず、当該検察官は「ノーコメント。検察庁として対応しているから」としか答えていないようである。また、実刑判決を言い渡した裁判官は、現在は高等裁判所の法廷に出ていて「取材にはお答えできません」とだけ話したそうである。更に、取り調べた氷見署の警察官は富山県の別の警察署に勤務していて、質問の手紙を数日後、封を開けられないまま返送されたとのことである。
 こうした役人の態度は、ほんとに腹立たしいことだ。無理やり自白を強要した検察官や警察官には許せないところがあり、それをもとに誤った判決を下した裁判官も済みませんで済むものでないことは言うまでもない。しかし、人間誰しも誤りがないとはいえない。すくなくとも、柳原さんに対して逃げるのではなく、心から謝罪してしかるべきではないか。また、無罪判決を下した藤田裁判長も誤った判決に至った経緯を掘り下げて、二度とこのような冤罪事件がおきないような判決を下すべきであった。何か役人同士でかばいあっている様が見え見えである。弁護側は、そのあたりが解明されるよう、更に闘ってほしい。

思いやり予算

2007-10-08 21:34:50 | Weblog
 日米両政府の在日米軍駐留経費負担(いわゆる思いやり予算)に関する新特別協定で、米側が軍事負担増を理由に電気、ガス、水道代など光熱水費の大幅増をもとめているそうだ。
 思いやり予算は、在日米軍の隊舎や家族住宅など施設整備を図る地位協定分と、それ以外の特別協定分に分かれる。2007年度の総額は、2,173億円でうち特別協定分は1,409億円。基地従業員の基本給1,150億円のほか在日米軍が公用で使用した光熱水費などが含まれる。
 在日米軍の駐留経費を今から30年ほど前、当時の金丸信防衛庁長官が「思いやりを持って対処する」として日本が負担するようになったもので、当初は米軍基地従業員の一部福利費などが対象であったが、その後、特別協定で基地従業員の基本給や光熱水費、訓練移転費などの負担にも応じるようになった。
 もともとアメリカが当然負担すべきものを、こんなにも大きな額を日本が負担すること自体がおかしな話である。アメリカの理屈は、北朝鮮や中国の軍事的脅威に対抗するため、アジア太平洋地域の米軍戦力を増強、地域の安定に貢献しているのだから日本も思いやり予算の増額による「応分の負担」をすべきだというものである。しかし、これはアメリカの世界戦略の一つにすぎず、これに唯諾々と従っている日本政府の態度は、アメリカへの従属そのものである。
 どのように決着するかは、まだ不明だがとうてい大きな変化は望めない。それどころかテロ特措法の期限切れに伴うインド洋上での給油活動の一時撤収が避けられない中で、思いやり予算はこっそり増額に応じないとも限らない。しっかり見守る必要がある。
2007.10.8

とりあえずブログ開設

2007-10-08 10:03:02 | Weblog
初めてのブログ開設。
世の中、あまりにも不条理に満ちているので、時には意見をしてみたいし、他人の意見も聞いて見たいのが動機。
ただし、どこまで続けられるかは少し心もとないけれど、できる限り頑張ってみよう。
2007.10.8