2008.9.30
麻生流で行くと言っていた所信表明とは、野党というより民主党にターゲットを絞った質問をぶつけるものであった。
1.民主党は政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始している。合意形成のルールを打ち立てる用意はあるか。
2.補正予算の成立は焦眉の急だ。のめない点があれば代表質問で示せ。財源も明示せよ。
3.消費者行政庁に賛同するのかしないのか。否なら話し合いに応じるか。
4.日米同盟から国連に軸足を移すというが、日米同盟と国連をどう優先劣後させるのか。
5.インド洋での給油活動は国益のためだ。国際社会の一員たる日本が手を引く選択はあり得ない。民主党の見解を問う。
まるで民主党問いただす内容の所信表明演説だ。社民党の福島党首は、少数政党や国民を馬鹿にしている、と怒っている。もちろん、標的にされた民主党の鳩山幹事長も『民主党批判ばかりで、この国のビジョンのかけらもなかった。国民をこれほど馬鹿にした演説はない』と述べた。
しかし、いつも思うことだが、言いっぱなし、聞きっぱなしの演説よりも、生きた論戦を誘発しているという点では面白い。形骸化している本会議の活性化という方向での一石のように思える。
民主党批判では、麻生首相の言いたい放題という感があるが、金科玉条のようにいう補正予算が果たして景気回復に効果があるのか、定額減税の財源はどうするのかなど、他人ごとではない弱点だらけである。
小澤代表はどう受けるか。解散はいつか。これからの政局が面白い。
麻生流で行くと言っていた所信表明とは、野党というより民主党にターゲットを絞った質問をぶつけるものであった。
1.民主党は政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始している。合意形成のルールを打ち立てる用意はあるか。
2.補正予算の成立は焦眉の急だ。のめない点があれば代表質問で示せ。財源も明示せよ。
3.消費者行政庁に賛同するのかしないのか。否なら話し合いに応じるか。
4.日米同盟から国連に軸足を移すというが、日米同盟と国連をどう優先劣後させるのか。
5.インド洋での給油活動は国益のためだ。国際社会の一員たる日本が手を引く選択はあり得ない。民主党の見解を問う。
まるで民主党問いただす内容の所信表明演説だ。社民党の福島党首は、少数政党や国民を馬鹿にしている、と怒っている。もちろん、標的にされた民主党の鳩山幹事長も『民主党批判ばかりで、この国のビジョンのかけらもなかった。国民をこれほど馬鹿にした演説はない』と述べた。
しかし、いつも思うことだが、言いっぱなし、聞きっぱなしの演説よりも、生きた論戦を誘発しているという点では面白い。形骸化している本会議の活性化という方向での一石のように思える。
民主党批判では、麻生首相の言いたい放題という感があるが、金科玉条のようにいう補正予算が果たして景気回復に効果があるのか、定額減税の財源はどうするのかなど、他人ごとではない弱点だらけである。
小澤代表はどう受けるか。解散はいつか。これからの政局が面白い。