名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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福島第一原発の危機的状況

2011-03-17 20:42:13 | Weblog
2011.3.17(木) 
 東日本大震災で被災した東京電力福島第一原発は冷却装置の破壊から放射能汚染の危機が広がりつつある。
 地震発生時に稼動していた1号機、2号機、3号機とも冷却用の水位が低下し、初の炉心溶融という事態を招いた。また定期検査中だった4号機でも水素爆発を起こし、外部に高濃度の放射性物質を出している。
 こうした事態に、政府の対策本部は陸上自衛隊のヘリコプターから水の投下を行ったり、今日になって警視庁の高圧放水車を使っての放水も行われた。しかし、原子炉周辺の放射能の濃度が高いことから、作業員の被爆を恐れて実施まで随分と時間がかかったため事態の改善は進まず、また放水の模様もテレビで見る限りでは、本当に効果があったのか心もとない有り様である。
 全世界が注目する中、最悪の事態も視野に入ってきたというのに、ここにいたっても作業員の危険を恐れて時間を延ばしていてよいのであろうか。
 政府は枝野官房長官などほとんどテレビに出ずっぱりの状態で頑張っており、菅首相も必死の様相である。それに引き換え、この段階でも東京電力の社長以下幹部の姿が見えないのはどうしたことか。国民への対応は政府に任せるなら、東電の社長らは現地に飛んで自ら陣頭指揮にたち、原子炉格納庫に飛び込むぐらいの意気込みを見せないで、作業員を引っぱることなどできるはずがない。
 外国政府の自国の国民への避難措置の指示を見ていると、彼らはもはやスリーマイル島よりもチェルノブイリ以上の深刻な事態を想定しているほどである。
 もはや一刻の猶予も許されない。決めたことは果敢に挑戦し、これ以上の危機は一刻も早く解消してもらいたい。

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