名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

東京スカイツリー完成

2012-02-29 21:47:19 | Weblog
2012.2.29(水)
 2008(平成20)年7月に建設に着手した東京スカイツリーが今日(2月29日)完成した。工事を施工した大林組から運営会社の東武タワースカイツリーへ引き渡された。竣工式は3月2日に行うという。
 このスカイツリーは東京タワー(333メートル)にかわる電波塔として建設されたもので、高さは634メートルである。中国の広州タワーの600メートルを抜いて、自立式の電波塔としては世界一の高さとなる。
 総事業費は650億円だが、これによる経済効果は850億円に上るという。
建設中から話題を呼んでいて、東京タワーを超えたとき、世界一の高さに達したときなどいちいち大きく報道されていた。さすがに600メートルを超える高さだけに、雨の日や曇りの日などは先端がみえない。
 開業は5月22日(火)だそうだが、第一展望台の「展望デッキ」(350メートル)への個人入場券の申込みはインターネットなどで3月22日から受け付けるという。塔も高いが、料金も高い。第一展望台の展望デッキへ上るだけで大人2500円、高・中生2000円、小学生1400円、4歳以上の幼児も1100円である。
 さらに第二展望台の「天望回廊」(450メートル)の入場券は大人1000円、高・中生800円、小学生500円、幼児300円。
 それでも前評判から見て初年度の入場者数は540万人というから半端でない。
 東日本大震災の揺れでも一応びくともしなかったということで、建築技術はすごいものがある。
 2年前の2010年1月4日、アラブ首長国連邦のドバイに828メートルの世界一高いビル(ハリーファ塔)が完成したことをこのブログでも書いた(2010.1.5付け)が、さすがにこのスカイツリーもハリーファ塔には勝てなかった。

AIJ投資顧問 企業年金2000億円を食いつぶす!!

2012-02-28 13:56:18 | Weblog
2012.2.28(火) 
 とんでもない会社のとんでもないことが明るみに出た。企業年金を中心におよそ2000億円の資産を運用する投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都)が高利回りで収益を上げているなどと顧客にウソの情報を伝えていたとして、金融庁は24日、金融商品取引法違反(投資家の利益に反する事実)の疑いで同社に1か月の業務停止命令と業務改善命令を出した。
 報道によると、同社は2010年3月末時点で123の企業から預かった2100億円を投資運用していたが、証券取引等監視委員会が今年1月下旬から検査したところ、大半は消失し、残高は1割未満にまで落ち込んでいたというのだ。
 2100億円のうち、企業年金分は84、受給者総数は約34万4千人、1870億円にのぼり、顧客の大半は建設業、電気工事業などの中小企業による厚生年金基金だったという。
 年金の消失が確定すれば、顧客の厚生年金基金加入者は年金の受給に大きな影響を受けることになる。 
 企業年金は、国民年金などに上乗せして、企業が任意に設ける年金である。大企業の場合は1社単独で、中小企業なら地域・業種が集まってつくる年金基金で管理され、実際の運用は、投資顧問業者などに依頼して行うことが多い。 
 企業は従業員に、将来年金を支払うことを約束して掛け金を集めているので、損失が出た場合は、企業が不足分を追加支出しなければならない。それができないと、将来受け取るべき年金が減る可能性がある。
 AIJ投資顧問はウソを言って主として中小企業などの大切な年金積立金を、投資の失敗などでなくしてしまったというのだから罪が重い。
 金融庁は他の投資顧問会社などでも同じような例がないのか調査を開始したという。
 オリンパスの損失隠しも企業のコンプライアンスの欠如に唖然とさせられたが、今回も驚くべき事件の発覚である。被害にあった中小企業もたいへんなことだが、結局は掛け金を負担してきた労働者を泣かせるものである。
 金融庁のしっかりとした監視が必要である。


淡島千景さん「すみれの花咲く頃」で送られて天国へ

2012-02-27 15:45:20 | Weblog
2012.2.27(月)
 女優の淡島千景さんが2月16日にすい臓がんのため死去したが、その葬儀が昨日(26日)執り行われた。享年87歳。
 淡島さんは、宝塚歌劇団出身で娘役トップスターとして活躍した。葬儀には、淡路恵子さんや鳳蘭さんら宝塚歌劇団時代の後輩らが同歌劇団を象徴する「すみれの花咲く頃」を合唱して、偉大な先輩を見送った。
 淡島さんは宝塚を退団後、松竹に入社して映画界入りした。「てんやわんや」でデビュウーし、「麦秋」「本日休診」「君の名は」などに出演したあと、東宝に移籍して「駅前シリーズ」「夫婦善哉」など森繁久弥との名コンビが受けて、戦後日本映画の全盛期を支えた。
 いろいろな映画賞を総なめにし、また紫綬褒章や勲四等宝冠賞にも輝いた。死ぬまで現役で活躍したが、生涯独身であった。
 戦後の娯楽として、淡島さんの映画はいろいろ見たが、何よりも印象に残っているのがNHK大河ドラマの第一作「花の生涯」での村山たか役であった。
 村山たかは実在の人物であるが、井伊直弼と深い仲になり、安政の大獄に大きく加担した人物として知られる。彼女は井伊直弼が桜田門外の変で暗殺された後、尊皇攘夷派の武士に捕らえられたが、女性ということで死罪は免れた。
 今から50年近くも前の大河ドラマであるが、まだ社会人になりたての頃、第一作の大河ドラマということなのか毎週必ず見たことを覚えている。
 淡島さんの先輩女優である高峰秀子さんは2年前に87歳で亡くなったが、さらに先輩の原節子さんは現在91歳で存命と聞く。
 年々、大物俳優が喜界に入っていくが寂しいことである。

 

芥川賞作品 田中慎弥氏の「共喰い」を読む

2012-02-25 10:33:37 | Weblog
2012.2.25(土)
 去る1月17日、第146回目の芥川賞が決まった。同時に直木賞も決まった。
 芥川賞には「共喰い」の田中慎弥氏と「道化師の蝶」の円城塔氏の二人受賞となり、直木賞には「虫周の記」の葉室麟氏が受賞した。
 なぜかこの両賞の発表は作家・出版会の一大イベントとなっていて、マスコミもこぞって大きく取り上げる。
 このうちとりあえず田中慎弥氏の「共喰い」を読んだ。なんでこんなものが「芥川賞なの?」というのが正直な感想である。何がテーマなのか、何が言いたいのか、さっぱり分からないし、描写も薄汚い性行為だけが目立って、ただ嫌悪感が湧くだけである。生理的にも受け付けなかったが、何とか最後まで読んでは見た。何にも残らないし、感動などあるわけがない。
 しかしこれが著名な8人の作家たちが選んだ作品というのだからどこかに良いところがあるのかもしれない。時代遅れの高齢者には無用なのであろうか。ただ選考過程では、どの作品を選ぶかで正反対の意見が交錯して議論は白熱したというからさもありなんではある。
 「道化師の蝶」も今読みかけであるが、これも難解というか何しろ読みにくい。
 それにしても最近の若い人たちが書く小説は概して解らない。現代語が飛び交い、荒唐無稽と思われるような展開についていけない。小説は「楽しんで読むもの」という感覚だけではダメらしい。だがホントにそれで良いのだろうか。

京響を聴く

2012-02-24 23:48:13 | Weblog
2012.2.24(金)
 今日(24日)、愛知県芸コンサートホールで京都市交響楽団の名古屋公演を聴いた。名古屋での公演は2回目だそうである。もっとあったような気がするが意外である。
 プログラムはR.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」とホルン協奏曲第1番、さらにD.ショスタコービッチの交響曲第5番の3曲である。
 京都市交響楽団(京響)は唯一の自治体立のオーケストラである。京都市が設立しているということは、団員が地方公務員となっているのであろうか。
 それはともかく、京響の指揮者は広上淳一氏である。2008年から京響の第12代常任指揮者となった。京響をあえて聴きにいったのはこの広上氏の演奏を聴きたかったからである。
 広上氏は若い頃、名フィルにもいたことがあるそうであるが、現在53歳で最も脂の乗り切った気鋭の指揮者である。小柄だがダイナミックな指揮振りが評判であるが、今日の演奏ではどの曲も実に華やかな演奏振りである。
 派手なパフォーマンスもあり、団員一人一人の力量をいやがうえにも引き出してしまうという力強さである。そして実に楽しく、気持ちよい。
 第5番などスケールの大きい曲であるが、その迫力はすさまじいばかりといってよいほどのものである。
 いつになく拍手の鳴り止まない演奏会であった。

仲井真沖縄県知事、普天間の県内移設は不可能

2012-02-22 20:33:28 | Weblog
2012.2.22(水)
 沖縄県の仲井真弘多知事は21日、米軍普天間飛行場の県内移設を「事実上不可能」とする意見書を政府に提出した。
 2010.5.29、日米両政府は米軍普天間飛行場の移転先を米軍キャンプシュワブのある名護市辺野古周辺とする共同声明を発表した(当ブログ2010.5.29付け)。これは、最低でも県外と言っていた鳩山首相の置き土産となったものである。
 日米両政府のこの決定は、菅内閣、野田内閣と引き継がれ、昨年の暮れ野田内閣は、名護市辺野古に飛行場を造るに当たって政府が実施した環境影響評価書(アセスメント)を沖縄県に提出した。それも真夜中にこっそりと提出するという姑息なやり方であった。
 その内容は、辺野古沿岸部を埋め立ててV字形滑走路を建設しても「環境保全上特段の支障は生じない」というものである。
 沖縄県の意見書は、この評価書に対するものである。その内容は「環境保全上、重大な問題がある。評価書の環境保全措置では生活環境や自然環境の保全は不可能」と政府の評価書を真っ向から否定するものである。不適切事項は175項目にわたっているという。
 沖縄県はさらに「地元の理解が得られない移設案の実現は事実上不可能である。国内の他の地域への移設が合理的かつ早期に課題を解決できる方策だ」としている。
 ここまで言われてもまだ玄葉外相は「しっかり受け止め適切に対応する」と言っているし、野田首相も近々沖縄を訪れ説得を試みようとしている。
 先のブログでも書いたように、普天間飛行場を抱える宜野湾市長選で当選した新市長の佐喜真淳氏でさえ県外移設を公約にしていた。沖縄県民の意思はもはやはっきりしているのだ。いつまでも不可能なことを追求しているより、政府は国外・県外移設を米政府に提起するべきである。自民党、公明党ですら、宜野湾市長選で県外移設を公約とした佐喜真淳氏を推薦して当選させたぐらいだから、もう自公の反対には遭うまい。

河村名古屋市長「南京大虐殺事件はなかった」

2012-02-21 13:52:05 | Weblog
2012.2.21(火)
 報道によると河村名古屋市長は20日、名古屋市役所を訪れた中国共産党の南京市委員会幹部らに、戦時中の旧日本軍に関し「通常の戦闘行為はあったが、南京での大量虐殺事件はなかったのではないか」と述べたという。
 河村氏はその根拠として「南京で終戦を迎えた父は現地の人からラーメンの作り方を教わるなどのもてなしを受けた。事件があったなら日本人にやさしくできるものか」という。
 この発言に対して早速中国外務省の幹部から反論があった。「(名古屋市長の)そのような見解には同意できない」とした上で、「南京大虐殺には動かぬ証拠がある」「日本の関係者の皆さん(公人)は、歴史の教訓を適切にくみ取り、中日関係の安定と発展を進めるよう希望する」と述べた。
 南京市と名古屋市は1978年に姉妹都市になり、30年以上にわたって行政だけでなく市民レベルの交流を続けてきた。20日に市役所を訪れた南京市の劉志偉・常務委員は河村市長のこの発言に対して「教育の中で歴史を強調するのは憎しみからではなく、平和を大切にしたいからだ」とその場での反論は避けた。
 河村市長はこうした動きに対して「議論が起きるのはいいこと。冷静に、客観的に見ることが重要だ」などと言っている。
  2010年1月31日に日中両国の有識者による初の歴史共同研究の成果をまとめた報告書が公表された(当ブログ2010.2.1付け)。この中で、南京大虐殺の犠牲者数では意見の違いは克服されなかったが、日本軍による虐殺事件を否定することはなかった。当然のことである。多くの兵士たちの血のにじむような証言、日記、書簡、報告などがあるからである。
 河村氏は本当に南京事件についてちょっとでも勉強したことがあるのであろうか。ラーメンのもてなしを受けたから事件はなかった、などという信じられないようなノー天気なことを言う人が我が愛する名古屋の市長かと思うと情けなくなる。


光市母子殺害事件、上告棄却ー元少年の死刑確定へ!!

2012-02-20 19:00:25 | Weblog
2012.2.20(月)
 山口県光市で1999年4月に母子2人が殺害された事件で、差し戻し後の控訴審で死刑となった元会社員大月孝行被告(30)について、最高裁第一小法廷は20日、被告の上告を棄却する判決を言い渡した、とテレビで報じている。
 この事件については、当ブログでも広島高裁への差し戻し審での死刑判決に際して記した(2008.4.23付け)し、死刑制度についても何度も記してきた。
 この事件が特に注目を集めたのは、犯行当時の被告の年齢が18歳1か月であったこと、被害者の夫、本村洋さん(36)が被告の死刑と被害者遺族の権利の確立を社会に訴え続けてきたことにある。
 また余りに残虐で非道な殺人事件であったことから報道が過熱したため、世論も犯人憎しで湧いた。弁護士への攻撃も風潮となった。
 少年法は、犯行時18歳未満であった少年の量刑について「死刑をもって処断すべき時は無期刑を科す」と規定し、法的には18歳以上から死刑を科すことが可能になる。この事件の被告は犯行当時18歳1か月で僅かに18歳を超えている。また被害者も二人であったことから五度の裁判(注※)を経てやっと最終確定となった。
本村さんは、今回の判決について「死刑の判決については満足している。しかし、うれしいとか喜びなどの感情はありません。厳粛な気持ちです」と答えている。
 2009.3.15の当ブログで死刑適用についての永山基準について書いたが、名古屋であった闇サイト事件や本件事件での死刑適用は、永山基準からみて被告にとって厳しい方向に傾いてきた感じである。最高裁の今回の決定は今後の裁判に大きな影響を与えると思われるが、当然の流れである。
注※ 第一審 2000.3.22 山口地裁       無期懲役
   控訴審 2002.3.14 広島高裁       無期懲役
   上告審 2006.6.20 最高裁第3小法廷   審理差し戻し
   第2次控訴審 2008.4.22 広島高裁    死刑
   第2次上告審 2012.2.20 最高裁第一小法廷 上告棄却

今年のサラリーマン川柳入選100句

2012-02-16 21:54:27 | Weblog
2012.2.16(木)
 今日、第一生命保険が行っている恒例のサラリーマン川柳の入選作品100句が発表された。今年は27,184句が集まったという。
 東日本大震災や原発事故がらみのもの、女性アイドルグループ「AKB48」や人気子役の芦田愛菜ちゃんらに絡んだもの、スマートフォンに関する句などのほか円高、高齢化社会など、まさに世相を反映したものが多い。
 面白いものを拾ってみると
☆ がんばろう 日本とあんた 妻が言う
☆ 復興を 祈る気持ちで 電気消す
☆ 震災で 人と人との 絆増す
☆ 節電で 早く帰ると なげく妻
☆ AKBに 負けるなパパも 48
☆ うちの娘も ねだる時だけ 戸田愛菜
☆ スマートフォン 妻と同じで 操れず
☆ オレの指 スマホも部下も 動かせず
☆ 俺知らぬ 妻のつぶやき 世界知る
☆ 図書館で FaceBookを さがす父 
☆ 定年後 田舎に帰れば 青年部
☆ 高寿命 LEDと わが女房
☆ 円高だ! 海外行くぞ 円が無い 

 これらを含めて全部で100句ある。ここから1句を選んで投票すると1100人に賞品がもらえる。
 投票期間は2月16日から3月15日までの1か月間。投票の結果は4月下旬に発表される。投票はウエブでできる。さあ!ふるって投票してください。

東海村村長の「脱原発」

2012-02-15 10:46:17 | Weblog
2012.2.15(水)
 標題は週刊誌「AERA」2月20日号の記事の目次である。世の中には頼もしい人がいるものだ。
 その人とは、日本で最初に原子の火がともった茨城県東海村の村上達也村長(68)である。村上氏は東海村出身で一橋大学を卒業、地元の常陽銀行に就職し、主に融資業務を担当。ひたちなか支店長を最後に退職し、1997年に東海村村長選に出馬、当選した。
 茨城県東海村は1956年、原子力委員会が日本原子力研究所の立地場所を決めたところであり、66年には東海原発(既に廃炉中)、78年には東海第二原発がスタートした。
 東海村は原子力関連施設の集中地帯である。
日本原子力発電の東海第二発電所、日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所(再処理施設)、日本原子力研究開発機構那珂核融合研究所、核物質管理センター、大強度陽子加速器施設(J-PARC)、ジェー・シー・オー(JCO・核燃料加工会社)、原子燃料工業、積水メディカル、三菱原子燃料、住友金属鉱山などが立地している。
 これだけ原発関連施設が集中しているのだから、事故も起こる。1997年3月11日、当時の動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現日本原子力研究開発機構)の再処理施設内での火災事故、1999年9月30日、JCOでの臨界事故(二人死亡)が起こった。 
 村上村長の原子力行政への不信感は増大した。東海原発の3号炉、4号炉の建設に消極的になり、05年の3選目、09年の4選目の村長選ではいずれも辛勝で乗りこえた。
 昨年3.11の大震災では、東海第二原発で全電源喪失の一歩手前まで行ったという。こんな事態を経た昨年6月18日、当時の海江田万里経産相が原発の安全宣言を出し、運転再開に向けてゴーサインを出した時、村上村長の政府への不信は頂点に達したという。
 この記事の中で、村上村長が心配することがあるという。この村にあるJAEA核燃料サイクル工学研究所の再処理施設にたまった高レベル放射性廃液である。この廃液は現在約400立方メートルある。廃液が海に漏れた場合、北半球海域に及ぼす影響は甚大で、人類の生存にもかかわるのではないか、と言われている。
 村上村長は「この国の政府は、こんな地震列島に、再処理施設どころか54基もの原発を集中立地させた。それだけを考えても、そもそも原発などを持つ資格はないんです。戦時、日中戦争の泥沼に入っていった時と同じです。原理原則がなく、自分の頭で考えて方向転換ができない」と手厳しい。それでも東海原発3号、4号炉の亡霊は消えない。