ＷＨＯ新型コロナウイルス感染症の世界的流行を認定

２０２０．２．２９
　世界保健機関（ＷＨＯ）は２８日、新型コロナウイルスによる肺炎の地域別危険性評価で、世界全体を「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げる決定をした。
　２月２９日現在で感染者が多い国・地域順でみると
中国７９，２５１人（死者２，８３５人）、韓国２，９３１人（１６人）、
日本９４２人（１１人）、イタリア８８８人（２１人）、イラン３８８人（３４人）、
シンガポール９８人、香港９４人（２人）、米国６０人、フランス５７人（２）、
ドイツ４８人、クウェ－ト４５人、タイ４１人と報道されている。
　ＷＨＯのテドロス事務局長によると、中国から地理的に離れた国々からも感染者が「輸出」される事例が増え、世界的に流行し危険性が高まったと認定せざるを得なくなった、という。
　こうした事態を背景に日本では安倍首相の指示のもと、文科省が全国の小中高、特別支援学校に２８日、３月２日から春休みまでの一斉休校を要請する通知を各都道府県教育委員会などに出した。ただし幼稚園、保育所、放課後児童クラブ（学童保育）は保護者の就労に影響するとして除外した。
　この通知によれば今日２月２９日から４月の新年度まで学校は全て休みになってしまうが、卒業式は実施するのか、授業の遅れはどうするのか、通知表は作成できるのか、高校の入試は実施するのか、などなど悩ましいことが多いが、萩生田文科相「地域や学校の実情を踏まえ様々な工夫があっていい。地方の声に耳を傾けたい」と説明している。
　小学６年生や中学・高校３年生は、記念すべき卒業式すらなくなってしまうかもしれない。かわいそうなことである。
　また新型ウイルスの感染拡大による経済への打撃も大きい。日本国内での中小企業への影響は大きく、早くも倒産企業が出始めている。株式市場でも経済への打撃を警戒する売り注文が殺到し、日経平均株価は今週の四営業日（２５～２８日）で計２２４３円７８銭下げ、週間下落幅はリーマン・ショック以来の大きさとなった。
　さらに各地の美術館、博物館などの文化施設やディズニ－ランドなどの娯楽施設は軒並み休業となり、その周辺はどこも閑散となった。プロ野球のオープン戦も無観客試合で行われ、テレビ中継を見ていてもかえって異様な雰囲気であった。３月８日大阪で初日を迎える大相撲の春場所も無観客で行うか、中止とするかで検討中とのことである。客のいない大相撲など力士にとっては全く力の入らない勝負となろう。

今日は２並びの珍しい日

２０２０．２．２２（土）
　これに似た日は既に過ぎたが、２０２０２．２、　２０２０．２．２０があった。しかし今日は０が二つで２が五つも重なっている。一昨日の２０２０．２．２０についてラジオのアナウンサーが、２と０の並びは夫婦（２２）円満（０）の日、　２２２にゃんにゃんにゃんと鳴く猫の日、２２２フーフーフーと息を吹きかけて食べる焼き芋の日などと言っていたが、語呂合わせも極まれりというべきか。　なお、今日２月２２日は「世界友情の日」でもある。
　この同じ数字並びの日を紀元で遡ってみると、
☆１．１．１　☆１１．１１．１１　☆１１１．１１．１１　☆１１１１，１１，１１以下、年では２２２年から９９９年まで続き、月では２月から９月まで、日では９まで同じ数字の日（例９９９．９．９）がある。
　２並びの１００年後では、２２２２年２月２２日と２が７個並ぶ。しかし同じ数字が一番多く並ぶのは、何といっても前述１１世紀にあった１１１１．１１．１１の８個であろう。
これは月が１２か月、月の日数が３０日又は３１日と決められている以上、これが限界である。
　今日は同じ数字ばかりではなく０の混じった特異日であるが、何とか夫婦円満とこじつけたアナウンサーの言に共鳴してつまらないことを書いた。しかし、これも長生きしたことのおまけで、この特異日に遭遇したことに感謝したい。

名古屋の日本人男性が新型肺炎に感染

２０２０．２．１７（月）
　名古屋市は１４日、市内在住の６０代日本人男性の新型コロナウイルスによる感染を確認したと発表した。この男性はこの２週間以内に中国への渡航歴はなく、肺炎患者との接触も確認できていない。
　この新型肺炎については、中国の６８，５００人をはじめ全世界で７万人近くまで達している。日本人では、集団感染で横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス」乗船の日本人を含めて４１４人が感染し、内一人が死亡している。
　一方愛知県は１６日、尾張地方在住で６０代無職の日本人男性の感染を確認したと発表した。前日の１５日に感染が確認された名古屋市内の６０代女性の知人で、この女性から感染したとみている。しかし詳細な感染経路は不明としている。
　いずれにしろ愛知県内で５人の感染者が出ているからには、自分は大丈夫とは言い切れない事態ではある。保菌者がどこにいるかはわからず、いつ隣り合わせになるとも限らない。
　１６日には、和歌山県湯浅町の済生会有田病院で医師や患者らの感染が確認された、との報道があった。「まさかこんな田舎で」「風評被害が起こるのでは」と感染拡大の懸念に、人口一万人余りの海辺の小さな町が揺れているという。湯浅町は２０１７年に「しょうゆ発症の地」として認定されて以降、伝統的な街並みや景観を求めて特に中国人観光客が増えている。その中国人観光客も減ってしまっているという。
　政府は１６日、現状と必要な対策を議論する第一回の専門家会議を開いたが、国立感染症研究所長の脇田隆字座長が次の談話を発表した。
　〇　風邪の症状を感じたら、まずは自宅療養。症状が長く続き、だるさや発熱、呼吸器症
状がでれば相談センターに相談。
　〇　糖尿病、心不全、透析患者、免疫抑止剤や抗がん剤を使用している人が重症化しやすい。
　〇　在宅勤務の促進と時差出勤の推奨。
　〇　不要不急の集会を避ける。

　それにしても、感染者の中には感染経路が明らかになっていないケースが多くあり、どこ
で感染が広がっているかは不明である。夏の東京オリンピックを控えて、一刻も早い終息宣
言が出ることを祈るばかりである。

改組 新 第６回日展東海展

２０２０．２．７（金）
　昨日（６日）日展東海展を鑑賞した。
日展は言うまでもなく明治４０年の文展に始まり、１１２年の歴史を有する美術家の祭典である。第６回日展東海展が愛知県美術館において、１月２９日から２月１６日までの日程で開催されている。
今回の東海展は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の５部門から全国巡回指定２０１点と東海三県内の出品作品２７２点の合計４７３点を展示したものである。
膨大な展示で全部見終わるにはかなりな労力が必要であるが、見終わって見ればまさに日本の美術の現状が理解できるというものである。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　








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