僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

走る地方公務員

2011年02月28日 | ランニング

先週の金曜日、久々に松原市役所の職員の人たちと一緒に飲んだ。
役所のマラソン仲間だった一人、東○ちゃんが3月に退職する、その送別会である。

世話役は、先日のブログでもご紹介した doiron (ドイロン) がしてくれた。

「2月25日 (金) 6時半より  『昇さんを囲む会』  をしますので」 というメールが来た。
東○ちゃんの送別会なのに、そんなことを送ってくるのが、お茶目なドイロンらしい。
…と思っていたら、当日、実際に 「昇さんを囲む会」 も兼ねていますので…と言い、
会費を受け取ってくれず、厚かましくもごちそうになってしまった。

さて、その日は市役所の元マラソン仲間で、特に仲の良かった7人が集まった。
僕以外は、全員現役の職員である。
退職して2年もたつのに、こうして誘ってもらえるのは嬉しい。

出席したのは、まず北海道サロマ湖100キロマラソンへ一緒に行った3人。

北ちゃんは、サロマ湖100キロで8時間43分の好タイムで完走者611名中、41位に入った。 
トライアスロンでは琵琶湖の国際大会に出場し、別大マラソンでは2時間30分台で走った。
松原市だけでなく、近郊の市役所の走る職員の間では、知らぬ者のない実力者である。

同じくサロマ湖を一緒に走った丸ちゃんは、練習もしないのに好記録を出す不思議な男だ。
スピードがあり、フルマラソンも何度か2時間台で走ったが、いずれも途中から歩いた。
途中から歩いて、それでも3時間を切るランナーというのはあまり聞いたことがない。

そしてドイロン。 
先日も書いたけれど、萩往還250キロレースに何度も出場し、すべて完走した超人である。
トライアスロンの選手でもあり、そのレース歴はバラエティに富んでいる。

以上が、サロマ湖へ行った仲間たち。

次に、秋○ちゃん。 温厚な性格で、いつもニコニコと人の話に耳を傾ける。 
トライアスロンはやらないが、フルマラソンでは北ちゃんに次ぐ強豪ランナーだ。
市民病院の検査技師さんだったが、病院の閉鎖に伴い、今は事務職員をしている。

続いて飯○ちゃん。
日体大を卒業し、市民体育館に勤務する生粋のスポーツマン。
トライアスロンで、カナダとアメリカの2度の海外遠征をしている。
マラソンの話になると、口角泡を飛ばすほどの饒舌になる熱血漢だ。

最後に、3月末で退職するこの日のゲスト、東○ちゃん。
ついこの間行われた大阪府の泉州マラソンに出場。 
この年齢で、見事に3時間台で完走した。 
堅実に走る、真面目一筋の市民ランナーである。

この6人に、僕も加えてもらって、総勢7人で、楽しくビールを飲み交わした。

あのとき、あのレース、あのコース、あの場面、あの苦しさ、あの会話、あの喜び…
そんな、共通する話題がヤマほどあって、数時間はあっという間に過ぎた。

ちなみに、この6人に比べるとマラソンの実績ではガタっと落ちる僕だけれど、
ひとつだけ取り柄といえば、松原市役所で初めてフルマラソンを走った、ということ。
タイムは4時間23分くらいで、完走するのがやっとだったけれども、
これだけは、実力とは関係なく、「早い者勝ち」 というものだろう (笑)。

こうしてワイワイ飲んで騒いでいても、やはりその底に、
苦楽を共有してきた仲間同士の強い絆のようなものを感じた。

  ……………………………………………………………………………………

以前、長居競技場周回コースで、大阪府下の市の駅伝大会が行われていた。

このメンバーがマラソンを始めたころから、松原市はトップレベルのチームになった。
駅伝の成績は年々上がり、ついに入賞するレベルにまで達した。
ここには登場しなかったが、時々コメントをもらうコバヤシ君もメンバーの一人だった。

大阪の実業団大会にも出場し、ある時はチームで表彰台に立ったこともある。
僕がたまたま最年長でキャプテンだったので、表彰状を受け取らせてもらった。

「松原ランナーズ」 という同好会だった。

松原市だけでなく、藤井寺市や羽曳野市などの近隣の市役所のランナーたちとも交流を深めた。 今でも、大和川堤防を走っていると、そういう人たちにバッタリ出会うことがある。

とまあ、こう書きながら思ったけれど…
市民ランナーというのは、市役所の職員や学校の先生など、公務員が多い。
僕も以前、近所の堤防を毎朝のように走っていたとき、
「お役所は勤務時間が規則的で、有給休暇も多いので、走る時間が多く取れますね~」
と、言われたことが何度もあった。 
まあ、確かに、言われてみれば、そうだろうな~と思う。

ところで…
昨日の東京マラソンで、2時間8分台の好記録で日本人男子最高の3位に入り、
世界選手権代表に内定した川内という選手は、23歳の「市民ランナー」 だった。

それも、埼玉県の職員である。 つまり、地方公務員だ。 
こういう人が出てくると、なんとなくうれしい。

まあ、箱根駅伝の経験もあり、去年の東京マラソンでも4位に入ったというのだから、
まったくの市民ランナーというわけでもないだろうけど、地方公務員には変わりない。

この夏に韓国で行われる世界選手権には出場したい、とのこと。
「有給休暇が沢山余っていますので、それを使って行こうかな、と思ってます」
とレース後、さわやかな笑顔で語っていた。

世界選手権でも、この地方公務員ランナーに、ぜひがんばってもらいたい。 

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モミィの劇 おむすびころりん | トップ | 入試問題ネット投稿事件  »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ランナーズのメンバーが (コバヤシ)
2011-03-01 00:00:34
だんだん退職していくのは、さみしいです。
 駅伝で入賞したとき、私がのんさんに襷を渡してそのまま倒れんこんでしまったことは、鮮明な記憶で残っています。襷をつなぐことしか考えて無かったです。だから、いまでも箱根駅伝の中継所で襷を渡し倒れこむ場面などは、涙しながら見ています。
 のんさん、膝とハートに気をつけて走ってください。また石川CLでお会いしましょう。
 あ、私はロードバイクでうろうろしています。
返信する
激走 (コバヤシ君へ)
2011-03-01 05:42:51
コバヤシ君はものすごいスピードランナーでしたものね。
激走、という言葉がピッタリのあの豪快な走りっぷりは、忘れられません。

いつも花の一区を走り、トップ集団で戻ってくるので、
次のランナーにはプレッシャーがかかりましたよ(笑)。
そういえば、走り終えた後のコバヤシ君は、精根尽き果てたって感じでしたね。
何にでも全力を出し尽くすコバヤシ君らしいです。

僕も最近、また走り始めていますが、超スローなので、膝とハートはご心配なく。
石川CLで、歩いているのか走っているのかわからないような人を見たら、それが僕です。
返信する

コメントを投稿

ランニング」カテゴリの最新記事