今日、2月23日は天皇誕生日でした。
でも僕にとっての「天皇誕生日」といえば4月29日しかイメージが浮かんでこない。つまり昭和天皇ですよね。で、次の平成天皇(現・上皇さま)のお誕生日はいつだったっけ? と考えても、もう忘れちゃっている。調べると12月23日でしたが、そうなると今の陛下が2月23日なので、この二つの月日が頭の中でごちゃごちゃになります。う~ん、なかなか覚えられそうにありません。
しかし年月の流れの早さだけは、しみじみと実感せざるを得ませんね。
今の天皇陛下、つまり令和天皇は1960年(昭和35年)に誕生された。その当時僕は小学校5年生だったけれど、うちの両親や近所の人たちが、そのお誕生を心から喜んで、嬉しそうに語り合っていた。
「お名前は決まった?」
「浩宮(ひろのみや)・徳仁(なるひと)様とか」
「へぇ、なるちゃんねぇ」
みたいな会話が大人たちの間で交わされていたのを覚えています。
後にその「なるちゃん」の大きな写真が新聞屋さんによって各家庭に配られ、うちの両親はその写真を額に入れて部屋の上のほうに飾った。その横には、「なるちゃん」のご両親である皇太子殿下と美智子妃殿下のご婚礼の時の写真が飾られていたので、わが家に皇室の写真が2つ並んだわけです(当時はそういう家庭が多かった)。
「なるちゃん」です。
こういう感じの写真でした。
その前年の皇太子殿下・美智子妃殿下のご婚礼の写真。
僕はその可愛い赤ん坊の写真を毎日のように見上げながら、
「この子が天皇陛下の孫で、ほいで皇太子殿下の子供やから、いつかは天皇陛下にならはるんやろなぁ」な~んて思っていた(ような気がする)。
そして、歳月が流れ、時代が移り変わり…
その「なるちゃん」が2年前の5月に、令和天皇に即位された。
そして今日、満61歳の誕生日を迎えられたのでした。
なんとまぁ、61歳!
きょうの朝、NHKで天皇の会見の様子がテレビに映っていたのを見ながら、あの可愛かった赤ちゃんがもう61歳にもなられたのか…と思うと、じゃぁ僕はいま何歳なんだ? と、一瞬、自分の年齢がわからなくなりました。
…というのはウソ。わからなくなるわけないじゃん(へへっ)。
でも、本当に月日の経つのは早いですねぇ。
このごろは何かあるたびに、心の中でそうつぶやくのが口癖になっていますが、今日もまた、天皇陛下の会見を見ながら、特にそのことを強く身にしみて感じた次第です。
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