今日は大阪はほぼ1日中晴れていて、布団を干したりできました。
しかし数日前まではコロコロと空模様が変わっていたので、布団を干すどころではなかったですよね。
え~っとあれは今週の月曜日だったかな。
近くの小さなスーパーへ買い出しに行こうと外を見ると雨は降りそうにもない空の様子だったので、自転車で出かけました。そして、あれやこれやと買った後、レジを済ませてふと外を見ると、ザーザーとえらい雨が降っていたのでビックリ。店の前の自転車置き場もびちょびちょ。買い物を終えたお客さんたちはみんな、出入り口で茫然と空を仰いで立ち尽くしていた。ホントにねぇ、予想もしなかった大雨でした。
そんなことで、先月から今月にかけて、目まぐるしくお天気が変っていましたよね。う~ん、やっぱり秋の空は変わりやすいのか~
ところで、
こういうのを、昔の人は、
「女心と秋の空」
と言っていたことを思い出しました。
つまり、天候の変わりやすい秋空と、目まぐるしく変化する女性の心を重ねて「女心と秋の空」と言っていたようです。
でも、これって、今、よく問題視されている女性差別の言葉ですよね。令和の今の時代、こんな言葉を口にしたら、政治家なら直ちに辞職、芸能人なら直ちに芸能界追放で、大騒ぎになります。
だからこれは今は死語になっていると思います。
もう、何十年も聞かない言葉ですから。
でも、今回の秋の空の急変ぶりを見て、そんな言葉をふと思い出すのだから、僕も古い人間ですわ。
で、改めて手元にある電子辞書の広辞苑を調べて見ると、
「女心と秋の空」という言葉は載っていました。そこには、
「男性に対する女性の心は、秋の空のように変わりやすいというたとえ」
という説明が書かれていました。
でも、それだけではなく、そのあとに、
「古くあった『男心と秋の空』の『男』を『女』に書き換えたもの」
とあったので、へぇ~と思ったのですよね。
そうか。元々は「男心と秋の空」だったのか…
なるほど。
考えてみれば、遠い遠い昔から男性社会が続いてきたのですから、女性に対する心がコロコロ変わる男の気まぐれのほうが「秋の空」と言えますよね。
でも、知らんかったなぁ…
と思いながら、ふと、僕がまだ中学生か高校生の頃、テレビの歌番組に熱中していた当時のことを思い出しました。
舟木一夫らが出ていた「コロムビア歌のヒットパレード」という大好きだった番組で、「恋は神代の昔から」でデビューして大人気だった畠山みどりという歌手が、
「男心と秋の空」という歌を歌っていたことを思い出したのです。
♪ 男心と秋の空~
気にしないったら 気にしな~い ♪
記憶の底に埋もれていた歌が、よみがえりました。
やっぱり、コロコロと変わる「秋の空」の如く、気まぐれで変わりやすいのは、「女心」じゃなく「男心」だったのですね。
そうだったんだ。
よう知らんけど(笑)。