大阪の新型コロナ感染者数が、とうとう1日で1,000人を超え、東京をはるかに上回る数字が連日報じられるという異様な状況の中、わが家では、モミィが高校生としての第一歩を踏み出しました。
4月6日の入学式は僕たちは出席できなかったけれど、モミィは元気に学校へ行っています。8日が始業式で、9日と10日はいきなり実力テストが行われ、12日の月曜日から通常の授業が始まりました。そして中学生の時は午前8時過ぎに家を出ていたのが、今は午前7時となり、そのぶん、朝起きるのも早くなりました。
学校が始まって1週間ほどですが、友だちも沢山できたようで、「みさきちゃん」とか「ルリちゃん」とか「ゆうちゃん」とか、初めて聞く同級生たちの名前がポンポンと会話の中に出てきますし、すでにLINEとかで連絡も取り合っているみたいです。
大阪市内の賑やかな場所にある学校なので、近鉄電車と地下鉄を乗り継いでの通学ということもあり、コロナの心配もありますが、学校にはすぐに慣れたようなので、それに限ってはまぁ一安心というところです。
そして、モミィはいま「どのクラブ活動に入ろうかと考えてるねん」と、毎日、妻にそんな話をしています。吹奏楽部がいいかな? 理科部がいいかな? また「クイズ同好会」というのもあって、テレビのクイズ番組「東大王」や「Qさま」 が大好きなモミィは「それも面白いかもしれん」なんて言っています。友達と一緒に、いろいろと見て回ったり話を聞いたりしているそうで、いま最も関心の高いのがクラブ活動のことのようです。
ところが…
昨日の大阪府の対策本部会議で、府内の小中高校の部活動を休止することが決められました。昨晩のTVニュースでそれを知ったモミィは、「えぇっ?」と驚いていました。
今朝の朝日新聞の一面でも報じられています。
大阪のコロナウィルスは変異株というのが多いそうで「感染速度が速く、重症化しやすい」と言われており、しかも若年層での感染が広がっているということです。そんなことで、今回の決定となったようですが、モミィはとても残念がっていますし、周囲の同級生たちもショックを受けているだろう、と言ってました。時期が悪過ぎた、としか言いようがありませんね。
でも、このまま大阪で感染者数が増え続けると、部活動どころか学校自体も休校になりそうな雰囲気です。今回の措置は、生徒たちには気の毒だけど、仕方がないかなと思います。
でも、困ったことですわ。ほんまに。
荒海の中で船出するような、高校生活のスタートです。