数ヵ月とか1年とか…であればまだしも、わずか2週間だけ禁酒しようというのを「チャレンジ!」などと大げさなタイトルにするのもどうかと思ったのですが…。でも普段はたった1日でも禁酒ができない自分なので、2週間というのは強い意志と勇気を奮い立たせる必要があるんですよね。
心房細動で2ヵ月に一度、検査・診察を受けている病院へ、10月に行った時、いつものように血液検査の結果を見ながら、担当医であるK先生が、僕の肝臓の数値を見て「今回はいつも以上に高いですね」と言った。肝臓の数値というのは3種類あり、γ-GTPと、AST(GOT)と、ALT(GPT)ですが、僕は特にγ(ガンマ)GTPの数値が常に基準値の範囲をかなり超えています。この日は、それが前回よりさらに高かったみたいです。
γ-GTPはアルコールに敏感に反応し、肝障害を起こしていなくても、普段からよくお酒を飲む人は数値が上昇し、健康な人であれば一定期間禁酒すれば正常に戻ります。それでも戻らなければ肝臓に何らかのトラブルが起きている可能性が高い、とのこと。僕の場合はお酒が原因だと自分では思っています。4年前にもここで同じようなことを言われ、2週間禁酒したら、数値がグンと下がったことがありましたし。
で、今回も担当医から「毎日どれくらい飲まれますか?」とお酒に関する質問があり、僕がだいたいのところを答えると「それはちょっと多いですね」と言い、「では次回までお酒を節制してください。そのうえで、まだこの数値が高ければ肝臓の精密検査をします」ということになった。
「次回まで節制」ということだったが、病院は2ヵ月に1回である。2か月間節制せよということかと思うけど、この「節制」というのが僕は苦手なのだ。缶ビールでもハイボールでも、ロング缶1本でやめておけばいいんだけれど、1本飲めば2本目が欲しくなる。時には3本目を開けたり、4本目までも…
よ~し。では2か月間は1日1本だけで済まそう…と思ったけれど、全然実行できない。検査日は12月16日なので、10月中は「まだまだ検査は先のことだし」と、全くやる気が出ず、11月に入っても相変わらず。「じゃぁ11月の中旬から1か月間節制するぞ」と厳しく自分に言い聞かせても、これもダメ(意志が弱すぎるわ)。
そうこうするうちに12月に入ってしまった。もう節制では間に合わない。完全禁酒をしなければ…と、12月1日に飲んだのを最後に、翌2日から検査日までの2週間禁酒を決意したわけです。
そして2日、久しぶりの禁酒に成功し、4日までの3日間は続いたものの、昨日は美魔女ならぬ「酒魔女」に背中を押され、つい飲んでしまった。やれやれ。これぞ文字通り「3日坊主」。ホンマにあかんたれですわ。
あぁ、もう検査日の前日まで今日を入れてあと10日しかない。「節制してくださいね」と医師に言われ「ハイ、わかりました」と返事した手前、せめてこれからの10日間、アルコールを口にしてはいけないのだ。
いけない。
あかんで。
絶対やで。