僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

受験まであと2カ月

2017年11月12日 | 日常のいろいろなこと

モミィの中学受験まであと2か月と迫って来た。しかしまだ志望校は絞れておらず、今も3つの学校の間で気持が揺れている。まあ、揺れているというより、本人が最も行きたい学校があるのだけど、そこは河内長野市にある難関校であり、モミィの今の学力では無理だと塾の先生も言っている。また、運よく合格したとしても、そのレベルについて行くため、寝ても覚めても勉強ばかりに追われ、クラブ活動や遊びを楽しむ余裕がないままに中高生生活を送らなければならないんですよ、と先生は本人にも言い、妻との懇談の時にもそう言ったそうです。

それでもモミィは、その学校の偏差値の高さにあこがれているのか、友だちに影響されているのか、たぶんどちらもだと思うけれど、この学校にご執心です。現在、モミィの「教育係」はうちの妻ですが、彼女は昔から自分の考えを押し付けることはせず、必ず子供の意向を汲んだうえで物事を決めるというやり方なので、今回もモミィがそう言い続けるので「ダメよ」とは言っていないようです。僕も妻も、大阪市内にある他の2つの学校のどちらかに行ってほしいという希望を持っているのですが、今のところ、モミィにそれを伝えても「うん」とは言いません。

より高い目標を持つというのは、一般的にはいいことなんでしょうけど、この場合は、やはり大事なことは勉強ができるだけではなく、自分自身の考え方をしっかり持つことや、他人に対する優しさや思いやり、自分がいて人がいるのではなく人がいて自分がいるという自覚をもつこと、いろんな人とつきあい、いろんな遊びを通じて楽しみながら人生を学んでいくことなど大切なことはたくさんあります。これらは勉強するだけでは身に付かないと思うのです。たとえ運よく難関校に入れたとしても、中高の6年間という人格形成に最も大事な時期に、大学入試という目標だけのために、落ちこぼれないよう勉強・勉強また勉強というふうに過ごすのはどうなんだろう? という疑問が湧きます。

妻も僕と同じ意見ですし、モミィ自身も、中学・高校では音楽を楽しみたいと言っており、現に今もヤマハ音楽教室に通っている。僕も妻も、そりゃぁいい大学に行くに越したことはないだろうけど、そのために他を犠牲にするというのはやはり反対ですね。なにせ12歳から18歳までの大事な時期です。勉強一筋を強いられる学校にはやりたくありません。もともと抜群に勉強ができる子ならいいんですけど、モミィの成績ではねぇ。まあ、そこを受験して落ちたら校区の公立中学へ行けばいいだけの話ですけど。でも本人は私立中学へ行くつもりになっているので「落ちたら公立やで」と言うと、それも気が進まないようで、じゃぁどうするねん! と言ったことも何度かありました。それでもむにゃむにゃ言うばかりで。やれやれ

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そんな昨今ですが、11月3日にはその難関校のプレテスト、というのがあって、モミィは妻に付き添われてその学校へ行き、テストを受けてきました。そして昨日の土曜日は、僕も加わって、3人でほかの2校へ行ってきました。

午前中は阿倍野区にある中学校でのプレテストがあり、その間、保護者は講堂で待機し、その学校の校長先生から当校の教育方針のお話と、担当の方から入試の具体的な説明がありました。学校側によると、この日は500人以上の保護者が来ていたそうです。校長先生のお話を聴くと、中高での6年間は大学入試のためだけではなく、最も力を入れているのが「心の豊かな人間に成長するよう教育する」ということでした。そして自分を高め、他人を思いやる心を育んでゆく、というのが本校の基本方針です、ということでした。実はこの学校に来たのは2回目ですが、前回の校長先生のお話にも心から共感するところがあったので、やっぱりこの学校はいいなぁ、という印象を抱いて聴いていました。そのあとの、担当者からの入試説明もわかりやすく、「なるほど。今の入試と言うのはこんなシステムになっているのか」と、僕自身にとってもいい勉強になりました。

12時半にテストを終えて子どもたちが出てきました。僕たちは次は、中央区にあるもうひとつの中学校へと向かいました。私立中学のハシゴです(笑)。昼食の時間もほとんどないので、阿倍野のコンビニでおにぎりやサンドイッチを買って、隅の方にあるテーブルで手早く食べました。3人でこういうところで食べるのは初めてのことです。もちろん僕も、ビールを飲む間もない(笑)。

この学校は今日はテストではなく、子供も保護者も一緒に1時半から行われる説明会で話を聞きました。こちらはキリスト教なので、場所は講堂ではなく、チャペルです。毎朝、生徒たちはここに集まって20分間の礼拝をするそうです。

この学校には、もう何度も来ています。初めて来たのは、たまたま英検の会場がここだったので来ました。そのとき、保護者がチャペルで待機していたのですが、「この機会を頂戴しまして学校の説明をさせていただきます」と、担当の先生がいろんなお話をされ、その印象が良かったのでここを意識し始めました。そしてそのあと、模擬テストなどでもここへ来て、モミィがテストを受けている間にまたお話を聴きました。まあ同じような話ですが、ここの教育方針も、先ほどとよく似ており、笑顔の絶えない生徒たちの映像が流されたりしていましたし、校内見学も、生徒たちの案内でしたことがあり、図書館の蔵書数の多いのにびっくりしたこともありました。

今回はモミィもいっしょに学校の説明を聞いたので、少しは気持ちがここに傾いたかなぁ、という気配も感じられましたけど、どうなんでしょうね~

言い忘れていましたが、この日に訪れた2校は、いずれも女子校です。

男子生徒がいない学校の良さとして、最初の阿倍野区の学校は、
「男子生徒は人に勝つ、一番を目指す、という子が多いのですが、女子はそうではなく、みんなで協力してやるという傾向があります。男子のいない本校で6年間を過ごすと、友人関係も深まり、この期間に生涯の友だちが出来、また、とても協調性のある人間性を身に着けることができます。これは異性のいない学校の特徴的な長所です」
ということをおっしゃっていました。

また次に行った中央区の学校は、以前も聴いた話ですが、
「男子生徒がいると、たとえば運動会の準備や教室の掃除のとき、重いものを男子が持ち運び、女子はそうでない細かい作業をする傾向があります。しかし男子がいないと、何から何まで女子が自分たちの力でやる、ということになります。こういったことが、女の子たちの意識を変えていきます」
というようなお話をされました。

いずれも「なるほどなぁ」と思う話です。

ちなみに「難関校」は男女共学です。

以上、3つの学校のひとつは前述したとおりの難関校ですが、ほかの2つもそこそこの偏差値が出ています。しかし、塾の先生は、この2つならどちらでも大丈夫、と太鼓判を押してくれています。無理に難関校を受ける必要はないし、もし受けるのなら、学校を休んで塾で勉強するぐらいしなければならないとのことです。いくらなんでもねぇ、そんなこと、やりません(やっても通らんでしょ)。

ともあれ、僕も妻も、塾の先生も、きのうの2つの学校のうちどちらかにしてくれたらなぁ、と思っているんですけどね。

 

 
モミィが勉強机にこんなものを立てています。
言っておきますがこれは書いているだけです。
こういうことをするのが好きな子なのです。
「家庭学習もおこたらない!」
って書いてありますが、おこたってます(笑)。

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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