僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「9人の切断遺体」 の狂気

2017年11月02日 | ニュース・時事

あの、埼玉県座間市で起きた事件ですが。
アパートの1室で、クーラーボックスや収納箱から切断された9人の遺体(9人分の頭部のほか足や腕などの骨が大量に)見つかった事件は、日本中を衝撃に巻き込んでいますね。「驚いた」とか「ぞっとした」とかという言葉を通り越して文字通り「言葉も出ない」というか、こんなの、聞いたことのない事件です。

去年の7月、神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設で、元施設職員の植松という男が刃物で19人を刺殺、26人に重軽傷を負わせた事件があって、あれも筆舌に尽くしがたい凶悪事件でしたが、どういうことが起きたのかという状況は、はっきりしていました。

しかし今回の事件は、いったい何がどうなっているのか、よくわかりません。

逮捕された白石なんとかという27歳の男がいつ、どこで、どんなふうに9人も殺し続けてきたのか? ふつう、1人でも殺害したら、殺害された人がいなくなるのだから、家族とかまわりの人が捜索願を出したりすると思うのだけど、そういうのがあったのかなかったのか。それが1人や2人ではなく、9人ですよ。そのほとんどが、まだ身元が確認されていないとのこと。

今回、犠牲者の1人である23歳の女性の兄が警察に届けるまで、数ヵ月間、犯人は人を殺し続けてきたのに、なぜ発覚もせずここまで過ぎて行ったのか。また、犯人は「殺した」のではなく「自殺を手伝った」と言うのかも知れず、その辺はどうなっていくのか。

殺人はすべてアパートの中で行ったと犯人は供述しているそうだが、悲鳴や物音を隣人や階下の住人が聞いたという証言はないようだし、一方、別の場所で殺害して遺体を何度も運び込んだとしたら、必ず人目につく。ということは、犯罪はアパートの中で行われ、殺された人はみんな自殺したかったから男に静かに殺された、ということなのか。う~む、そんなこと、あり得ますかねぇ?

ということで、事件のキーワードとして「自殺願望」というのがあります。事件が最初に発覚した時の犠牲者である23歳の女性は、「自殺願望」を持っていたそうです。SNSに「死にたいけど一人だと怖い。誰かいっしょに死んでくれる方がいましたらdm(ダイレクトメッセージ)ください。 こちら23の東京です。車ある方だと嬉(うれ)しいです」と書き込み、それを見て犯人は「一緒に死のう」とかいうメッセージを入れたというようなことが報じられています。信じられない話ですが、本当なんだそうです。そういう若い女性が実際にいるんですね。しかも何人も。

発見された頭部などの遺体は9人中8人までが若い女性であることから、SNSから発信される女性の「死にたい」という心情につけこんで接近する、という手口が、この男の常套手段だったようにも見えます。だとしたら、「卑劣」の一言に尽きます。

それにしても、繰り返しになりますが、ネットで「死にたい」と訴える人がこんなに多いというのにも、愕然とします。それに絡んで今回のような前代未聞の事件も起きたりするわけですよね。ネット社会で最近急に増えてきたさまざまな事件を見聞する度に、大変な時代になってきたなぁとつくづく思います。

これから先、世の中はどうなっていくのか
なんだか寒気がしてきます。

 

 

 

 


 

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