僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

サッカー・コンフェデ杯 世界の壁

2013年06月24日 | スポーツの話題


世界の大陸の覇者が集結してサッカー世界一を決める「FIFAコンフェデ杯」がブラジルで行われている。アジアの代表として出場した日本は、あえなく3連敗を喫して予選A組の最下位となり、むろん準決勝進出もできず、大会から姿を消すことになった。相手がブラジル、イタリア、メキシコと強豪ぞろいだったとはいえ、「W杯で優勝を目指します」と選手が言ったりしている割には、1勝もできないまま終え、多くの課題を残してしまった大会となった。


思えば先週日曜日(16日)の早朝、3時半に起き、午前4時からのブラジル戦をテレビを見たが、試合開始後わずか3分で点を取られ、後半にも、始まってこれまた3分で2点目を取られた。その時点で僕はテレビを切って寝た。この先、日本が逆転、もしくは同点に追いつくことなど100パーセントあり得ない、と思ったからだ。結局3対0の完敗だった。あかんなァ、ほんまに。親善試合ではなく公式戦で、ブラジルに勝つというのは元々無理かも知れないが、何となく今大会での日本の躍進を期待していただけに、緒戦の試合内容にはガッカリだった。


続くイタリア戦は20日木曜日の午前7時から始まった。テレビ中継を見たくても仕事へ行かなければならない人たちは気の毒だなぁ…と思いながら、家でゆっくりテレビを見られる自分の立場のありがたさを実感した。そして試合も日本が2点を先制して「今日という日が日本のサッカー史に刻まれるぞ!」と僕は異様なほど興奮したのであるが、…う~ん、やはり世界の壁は厚かった。


前半終了間際にイタリアに得点され1点差に詰め寄られた。そして後半が始まってまたすぐ1点取られて同点にされた。…と思う間もなく、また1点取られたのである。なんじゃ、それは? あっという間に逆転されてしまったのだ。


まあ、そのあとナンとか同点に追いついたけれど、これまた終了間際に1点奪われ、気がつけばイタリアが4対3で勝っていた…。まあ、3年前のW杯以来、守りの堅いイタリアから3点以上取ったのは世界ランク1位のスペインと今回の日本だけ…というのだから、大健闘したことには間違いないのだろうけど、本田が試合後のインタビューで言ったように「勝たなければ、いい試合をしても意味はない」ということですよね。とても悔しい試合ではありました。


そして昨日(日曜日)の早朝、また4時からだけど、日本対メキシコ戦があった。互いに0勝2敗で準決勝進出がなくなったチーム同士とはいえ、日本にとっては貴重な真剣勝負の最後の試合である。この試合こそ、ぜひ勝ってもらいたい…という切羽詰った気持ちでテレビを見ていた僕である。しかし…前半は日本もよく攻めて、あわや得点というシーンもあったけれど、0対0でハーフタイムを迎え、後半に入ったとたん、あぁ! またもや…開始から10分も経たないうちに失点をするのである。なんでいつも同じような時間帯に点を取られるのだ。くくく、くやしい~! おまけにその10数分後に追加点まで取られて2対0。どうもこの試合もまた敗色濃厚となってきた。


後半41分、この大会で最も動きの良かった岡崎がイタリア戦に続くゴールで1点を返したが、そのまま試合は終わり、2対1。最後の望みをかけた一戦にも負けてしまい、すべてが終わってしまったのである。


日本選手はどこか覇気に乏しいような気がする。特にエースを呼ばれる香川は、海外の試合では活躍しているのに、日本代表の試合となるとパッとしない。表情にも、覇気がない(これはそんな顔だから仕方ないか?)。今回、イタリア戦で1本だけ見事なシュートを決めてくれたが、よかったのはそれだけで、あとは「チャンスだ、蹴れ!」という絶好機でシュートをためらったり、蹴り損ねたりで、相変わらず香川は頼りない…との印象が今回も残った。


ファイトむき出しで身体も強そうな本田みたいな選手があと2人いれば…、日本代表も強くなるのにね~と、サッカー好きの妻が言っていたけれど、その頼みの本田も、最後のメキシコ戦では後半になってバテたのか、動きが鈍り、全然いいところなしだった。うまくいかないものですね~


今回のコンフェデを見ていて、改めて思ったのは、日本はいくら攻めても横パスがほとんどで、前にパスが出ない。だから、グズグズしているうちにシュートの機会を失い、相手にボールを奪われ、ここぞという時には、相手の速攻で点を取られてしまう。相手の前に向けてのパスは実に素早い。つまり、敵は肝心な時に得点を入れ、日本は肝心な時にミスが出たり、得点が取れなかったりする。そして終わってみたら負けているのだ。試合運びがうまいか下手か…という差が大きい。


本番のブラジルでのW杯が1年後に迫ってきたが、こんな調子では「優勝」など口に出してもファンはシラけるだけだ。やはりまず1勝を挙げる…ことをめざし、次に予選で上位に入り、ベスト16に進出することが最も大きな目標にすべきだろう。それが達成できたら、あとは無心で運を天に任せるだけである。


そのためには、やはり肝心な時に得点ができ、肝心な時に守りができる…という「うまく試合を運ぶ」ことが最も大きな課題である…な~んて、えらそうに、まるでサッカー解説者のごとき評論をする僕なのですが、いつもサッカーでは悔しい思いをさせられることが多いので、これくらいのことは書かなければ、気持ちがおさまりませんよね。

 
どうも、失礼しました~  

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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