僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

四国自転車旅行 おまけ

2010年09月14日 | ウォーク・自転車

四国への自転車旅行を終え、仕事に戻って間もない頃のこと。

職場で昼の弁当を食べ終えたあと、同僚や上司に、出来上がってきた旅行の写真を見せながら話をしている時、ひょっこりと地元の新聞を発行しているミズノさんという中年の男性が事務所に入ってきた。
「えらい盛り上がってまんな。何の話をしてはりまんねん」
と、ミズノさんは僕たちの中に割って入ってきた。

僕は当時、松原市役所の市議会事務局というところで仕事をしていたが、ローカル紙の記者でもあり、オーナーでもあったミズノさんは、よく市議会に出入りし、自民党や公明党、共産党などの控え室に入って雑談をしながら、さまざまな情報を集めて新聞記事のネタにしていた。

「いや~、実は今ね、旅行の話を聞いていたんですわ」
と、僕の上司が、ミズノさんに、自転車旅行のことを簡単に説明した。
するとミズノさんは、
「ほほぉ~。そら面白い話やねぇ。ちょっと訊かせてもらいまひょか」
と言って、メモと鉛筆を取り出した。

僕が訊かれるままに話していると、メモを走らせていたミズノさんは、
「何かええ写真、ありまへんか?」と訊いた。
ちょうどそのとき、旅行の写真をみんなに見せていたところなので、ここにありますよ、とミニアルバムを示すと、「ふむ、ふむ…」と、ミズノさんはそれをパラパラめくりながら、その中の1枚を勝手に抜き出し、「これ、ちょっと借りまっせ」とメモ用紙といっしょに写真をバッグに入れて、「記事にさせてもらいまっさ」と言いながら事務所から出て行った。

約1週間後、職場に届けられたそのローカル紙に載った記事がこれである。


            


  

 

記事中の写真は松山の子規堂。
後ろに写っているのは、前回書いた「現存する最古の軽便機関車」という「坊ちゃん列車」だと思うのですが…。
 

 

 

 

 

コメント (2)
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