僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

事業仕分けの次は議員仕分け?

2009年12月11日 | 議会&役所

事業仕分け…という言葉がすっかり流行語として定着した。

無駄をなくすためには思い切った改革が必要だ、と口先だけで言うのは簡単だ。
それを実行に移すことがなければ、いくら御託を並べても、何の意味もない。

そういう視点から見れば、少々荒っぽい作業であってもやむを得ないだろう。
あの事業仕分けは、あらゆる問題点を国民に提起しただけでも十分効果があった。

そこで思う。
仕分けは事業だけでなく、議員にも向けるべきである。
議員を仕分けするのだ。

何の仕事をしているのやらさっぱりわからない参議院議員を含め、
国会議員の先生方は、あれだけの数が必要なのか?  
歳費 (お給料) や諸手当も高すぎる。
あれこそ、大きな無駄ではないのか。 思い切って仕分けをして、リストラしろ。
と、まあ、そんなことを思うわけ。

そして、「仕分けの眼」 を、地方の議員に向けることも必要である。

市議会議員や町議会議員の選挙に一票を投じている住民たちは知っているのか?
自分たちが投票した議員が、日頃どんな活動をしているのか、ということを。

何の能力も適性もなく、ただ選挙に当選しただけ、という議員も案外多いのだ。

僕は在職中、四捨五入すると30年に及ぶ歳月を、市議会の事務局で勤めてきた。
その経験から言うのであるが、市議会議員はピンからキリの差が激しい。

身を粉にして市民のために心血を注ぐ議員は、過去にもいたし、現在もいる。
しかし、ハシにも棒にもかからない議員も山ほどいたし、今もいる。

「オレは議員やぞ~」 と、自分は人よりエラいのだと頭から思いこんでいるヒト。
葬式に姿を見せることを議員の最大の仕事だと思い、何よりも最優先するヒト。
市職員に無理なことを要求し、拒まれるとヤクザも顔負けの恫喝をするヒト。
逆に、職員に嫌われたら頼み事を聞いてもらえないと、職員にペコペコするヒト。
議会中ほとんど居眠っているヒト (確かに中身のない質問では眠くもなるが…)。
女性議員にセクハラまがいの言葉を平気で口にするヒト。
弱い者には傲慢だが、強い者には揉み手ですり寄る意気地のないヒト。
質問の最後の最後まで原稿棒読みで、議会を 「学芸会」 にしてしまうヒト。

近ごろの議員は、勉強というものをしなくなったように思う。 本も読んでいない。
だから質問をするにも、担当の職員の 「指導」 を受けて質問する議員が増えた。
質問のネタは、テレビで見たものばっかり、というヒトもいる。

そして…議員としてもっとも重要である健全な批判能力の、カケラもないヒト。

市長のやることを無批判に賛成するのなら、議会なんて、元からいらない。
といっても、ピント外れの批判では、批判にならない。
ぐたぐたと不平不満を並べて時間を浪費しているだけである。 
これもタチが悪い。 

プロの議員なのだから、良識に基づいた、きちんとした批判能力が必要なのだ。

僕は、それこそピンからキリまでの議会の光景を、イヤというほど見てきた。
議会も、もう少し、ピリっとしなければならない。

しかしまぁ、言うまでもないことであるが、尊敬すべき議員諸氏も沢山いる。

だから、事業仕分けと同様に、議員仕分けをやれぇ…と言いたいのである。  

まあ、どうやるのかが難しいところだけど、少なくとも選挙は仕分けにならないよね。

選挙は、議員としての能力とは別の要素で勝ち負けが決まるから。

 


 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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