僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

こんな時に限って… とほほ

2009年12月18日 | 日常のいろいろなこと

寒~い寒~い昨日の、寒~い寒~い出来事を話さなければならない。

午後、僕は自転車に乗って約1.5キロ先にある駅前のジャスコへ買い物に行った。
(食料品の買い物は、わが家では僕の役割なのだ)

自転車をこぎながら、ちょっと気になっていたことがあった。
「やっぱり、財布を持ってくればよかったかなぁ…」
そう思ったが、すでに寒風をついて、駅前に向かっているところだ。 もう遅い。
「まあ、いいか…」
ワオンカードがあったら、財布なんていらないものね。

家を出る時、僕は財布の中からジャスコ用の 「ワオン」 カード1枚だけ抜いた。
「財布は? 持って行かなくてもいいの…?」 と妻。
「ジャスコで買い物だけしてすぐ帰るから、ワオンカードだけでええよ」

ワオンカードって、皆さん御承知ですよね…?
          ↓    
    http://www.waon.com/

これまで、ジャスコへ買い物に行くのに、財布を持たないということはなかった。
ワオンカードしか使わないのだけど、財布も必ず持って行った。

しかしこの時は、意識的に財布を置いて、ワオンカードだけ持って出たのである。
ジャスコでの買い物だけだからということのほかに、ちょっとした理由があった。

1週間ほど前、同じジャスコのレジで、カードを出したときに財布を足元に落とした。
それに気がつかず、通りがかった人が 「財布、落としましたよ」 と教えてくれた。
教えてもらわなければ、そのまま家に帰って、大騒ぎしているところだった。
また、一昨日、
忘年会があり、帰りぎわ、財布がない! と青ざめた瞬間があった。
よ~く調べて見ると、ジャケットの内ポケットに入れていたことがわかった。
そんなことが続いていたので、ある種の意識が働いたのだろう。
財布を無くしてしまってはいけない…という意識が。

そういうことで、ポケットにワオンカード1枚だけ入れて、ジャスコへ行ったのである。

カゴいっぱいになるほど食料品を買い込んでレジに並んだ。

自分の順番が来て、レジのお姉さんが手ぎわよく品物をピッピッとやる。
「合計で、○○円でございます」
「ワオンでお願いしま~す」 といつものように言う。
そして、いつものようにワオンカードを所定の位置にピタッと置いた。
いつもなら、「ワ~オッ」 という音が出て、それでおしまい。
しかし、この時は違った。

何の反応もない。
ウンともスンとも言わない。

「あれぇ…?」と僕。
「おかしいですね。 もう一度、やりなおしましょうか」 とレジのお姉さん。
同じことを3度繰り返しても、カードは何の反応も示さない。
「どうしたんでしょうね…?」
「どうなってるんやろ…?」
僕の後ろに並んで、ジリジリししているだろうお客さんたちの視線が気になる。

何度やってもうまく行かないので、
「すみませ~ん」 と、レジのお姉さんは、大きな声で別の店員さんを呼んだ。

「恐れ入りますが、サービスカウンターまでお願いします」
と、別の店員さんに言われて、一緒にそちらまでカゴを持って移動する。
なんだか、イヤな雰囲気になってきた。

サービスカウンターの若い女性が、僕のカードを機械に入れた。
しかし、やっぱり反応がない。

女性は、カードの発行元である J A L の何とか…いう部署へ、電話をかけた。
「こちら、ジャスコ藤井寺店ですが…お客様のワオンカードが反応しないのです」

電話を切っったあと、女性が僕のほうを向いた。
「すみません。カードのチップが損傷しているんじゃないか、ということなんです。
申し訳ありませんが、このカードの一番下にある電話番号へおかけ願いますか?
カードの再発行ということになると、こちらでは何ともできかねますので」
「はぁ。 わかりました。 家に帰ってそうします」
「では、恐れ入りますが今日のお支払いは、現金で…よろしいでしょうか…?」

    

    

なんでこんなことになるねん!

今日は、財布持ってきてへんがな!

しかし、買ったものにお金を払うのは、当たり前の話である。
まさか 「ツケにしてくれ」 とも言えまい。

その女性に向かって、
「あのぉ、お金持っていないんです…」
…と言うのは、正直言って恥ずかしかった。

それと…これまで財布を持っていない、なんてことは絶対なかったのに…
こんなときに限って、なんでカードが反応しないのだ。 
 
そんなことって、あるのか。 あんまりな話ではないか。 ぐすん。

「これから家に帰って、お金を持ってまた戻ってきます」
そう言うほかはない。

僕は食料品がぎっしり詰まったカゴをサービスカウンターに預けて、
自転車で家に帰り、妻に 「とほほ」 と一言嘆き、財布を持って再び外に出た。

冷たい冷たい風が、ビュービュー吹いていた。

サービスカウンターでお金を払い、品物を受け取り、また自転車で家に向かう。

ビュービュー
ビュービュー

体が芯から冷え切る寒さである。

ため息すら出てこないような、情けない話であった。

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする