新春特番おスペシァル「エイリアンの襲来か?私はUFOを見た! 奇跡の発見! 与那国島の海底地形」
というのは照れ媚の長たらしい惹句。 こちらは真実そのものでありんす。
与那国島の海底には、一見古代の遺跡と見まごう地形があることはよく知られている。 琉球大学の木村教授はこれを調査して「海底の古代遺跡」として発表したが、これは遺跡などの人工物であるのか、それとも自然地形であるのか、諸説紛々現在に至るまで結論は出ていない。
人工物説にも数種類あり、数千年前の古代遺跡説、比較的近世の石切場説、中世の遺跡説など色々とある。
これに対して自然形成説では、数千年前の古代とするには、当時の与那国島の住民は少数であり、このような巨大な遺跡を建造する余力はなかったというものがある。 又、基本的に自然のものであり、人によって加工が施されて神殿として用いられたとの説もあるし、浸食による全くの自然地形であるという説もある。
私も写真やテレビなどでこれを見て大いに興奮したものだ。 無論私のような考古学にも地質学にも素人である者には判断のしようがないが、一見した限りでは自然に形成されたものにしては、規則性の中に不規則性がありすぎるような気がする。
つまり規則的な階段状の岩の連なりに穴が空いている所など、階段状の岩ばかりならともかく、そこに穴が空いているという地形などは、自然地形説では説明が難しいのではないか。
それに海水の浸食などで自然の地形としてこのような形状になったというのは、一つだけならともかく、このように複数の地形が形成されるのは偶然が重なりすぎではないか。
そのような理由で、私はどちらかというと人工の遺跡説に組する。 但し数千年前というのは少しばかり無理があり、比較的近世、恐らくは千年位前のもののような気がする。
いずれにせよ、このような「遺跡まがい」のものは本当に夢をかき立てられる。 自然物か人工物か判然としないところがとりわけよい。 その方がより空想を広げられるので夢があるのである。
もっとも私はいわゆるオーパーツやムーなどの超古代遺跡説は全く信じていない。 超自然現象そのものをまるで信じないのだ。
例を挙げれば、毎度おなじみのUFOだが、これは恐らく90%以上は錯視であり、残りは故意の虚言(売名・金銭・単なる愉快犯など)だろう。 事実UFOに関する書物を書いた者の中には、ベストセラーとなって大金を得た者もいる。
元祖アダムスキが良い例で、UFOについて書いた書は大いに売れたが、死後の遺書には「あれはフィクションとして書いたものなのだが、出版元からノンフィクションにしろと言われてそのように書き直した」とあった。
私は中学生の頃にその邦訳を読んで、「これはフィクションだ」とSF好きの仲間と話したものだ。 やはりそれが事実だったのだ。 そんなもんさ・・・
UFOの原因を調べた公的な記録では、大半が錯視、その他自然現象や故意の虚言などがあるが、ごく僅かのパーセンテージで「理由付け不能」というものもある。 つまり「色々調べたが結局なんだかわからん」というものだ。
「なんだかわからん」のならなんだかわからんのままで良いではないか。 いつかは判明するかも知れないし、この先ずっと不明のままかも知れない。 それで良いではないか。
それが「なんだかわからん」ものが何故「異星人の宇宙船であって金星から来た」という話しに直結するのか、ソッチの方がなんだかわからん。
実は私もUFOを見たことがある。 これはトンデモ説でもナンデモなく、全くの事実である。 時は数年前の初冬の夕暮れで雲が低くたれこめていた。
ふと窓の外に目をやると東南の空に明るい円が見えた。 その円は視直径が太陽や月よりやや大きい1.5-2度位のもので、明るく輝いて見えた。
しかもその光?は上下左右に揺れ動き、カメラをとりに行こうとした途端消えてしまった・・・ その間約10秒、話しに聞くUFOそっくりの現象である。
さて、これはなんでしょう? UFOそのものではないか?
その答え 恐らくは車のライト或いは探哨燈の類がたれこめた低い雲にあたってそのように見えたものと思われる。 移動したのは車の移動又は振動などによるものだろう。 消えたのは当然ライトを切ったためである。
とまあ、UFOの正体見たり枯れ尾花。 So It Goes そんなもんさ・・・
超常現象などというものはあり得ないものなのだ。
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