
3月19日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第222回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はセルロースを6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は107個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2180部となりました。
今回で通算238回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約99人の子どもにセルロースを、2180家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
(家族A)
お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くのテレシコビッチ村から、7人の子どもを引率していました
この家族は2013年11月と2017年1月にも保養滞在していました。そのときの様子はこちらの過去ログをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第156回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第205回」(家族A)
この家族には3個のセルロースを渡しました。
それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3あるいはセルロースを1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時25歳)11ベクレル → 13ベクレル → 13ベクレル
女子(16歳)20ベクレル ○
男子(16歳)30ベクレル ○ → 21ベクレル ○ 17ベクレル
男子(10歳)29ベクレル ○
男子 (9歳)19ベクレル
女子 (7歳)6ベクレル
男子 (5歳)26ベクレル ○
女子 (5歳)17ベクレル
このうちお母さんの里子は16歳の女の子と男の子だけです。
年少の5人は兄弟で、普段は自分の母親と暮らしています。
このお母さんは実子のほか、里子を育てて、その数合計30人になるのですが、当然その中には自立して、自分の家庭を持っている人もいます。
その中で一人、お母さんが18歳になるまで育てた里子が、その後結婚し5人の子どもが生まれました。
しかし、アルコール中毒になってしまい、失業してさらに妻子を捨てて、行方不明になってしまったそうです。
かつて一生懸命育てた里子(生みの両親はともにアルコール中毒で若死にしています。)が、まじめな社会人、そして家庭人になってほしいと育ての親は思うものですが、こんなことになり、がっかりしたとこのお母さんは話していました。
今回この保養の話があったとき、里子ではなくこのかつての里子の子ども5人を引率することにしたそうです。
数多くの里子の中には大卒者が5人もいるのよ、とお母さんは話していましたが、何年も育ててきた里子が堕落してしまうのを見るのは本当に悲しい、とか「これだからアル中の子どもはアル中になるってずっと言われるのよ。」と嘆いていました。
「もう年だし、自分自身も持病があるので、この16歳の里子が自立したら、もう里子をとるのはやめる。SOS子ども村に保養に来るのもこれで最後でしょう。」
とも話していました。
この5人兄弟は父親がアル中になって、しかも子どもを捨てて出て行ってしまったことがストレスになってしまったせいか、年長の10歳の子どももおねしょが治らないそうです。
今回に保養に来て、お母さんに会いたいとかホームシックになっている子もいるそうですが、「お父さんの話は全くしない。全く恋しがっていない。」そうです。
このお母さんはもう里親をするのは引退して、平和なセカンドライフを送ってほしいです。30人の子どもたちがこのお母さんの健康と幸せのために何かしてあげてほしいと思いました。そして、この5人兄弟は次回は実の母親とSOS子ども村に保養に来てほしいなと思いました。
(家族B)
お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から、7人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。
それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。
母親(30歳)12ベクレル
長男 (8歳)20ベクレル ○
長女 (8歳)26ベクレル ○
次女 (3歳)31ベクレル
男子(10歳) 4ベクレル
男子 (5歳) 7ベクレル
女子(11歳) 7ベクレル
女子 (5歳)25ベクレル ○
11歳の女の子と5歳の女の子は姉妹で、モズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)で暮らしています。この姉妹はお母さんの洗礼子(宗教上の子ども)で、5歳の男の子はお母さんの友だちの子ども、10歳の男の子はこの保養に誘ってくれたゴメリの多子家庭協会会長の孫だそうです。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
長女は生まれつき心臓の壁に穴が開いていましたが、現在は自然とふさがったそうです。
11歳の洗礼子は。アデノイドの除去手術を受けたことがります。
5歳の洗礼子は鼻呼吸ができない(常に口呼吸)そうです。これも手術するしか治すほうほうがないのでしょうか。
10歳の男の子は(おそらく祖母のコネで)毎年ベルギーへ保養に行っており、そこで
「サプリを飲んでいる。」
と本人が話していました。
「何のサプリ?」
と私がきいたら、
「たぶんペクチン」
と答え、さらには
「だからぼくは4ベクレルなんだよ。」
と笑っていました。
こういう話を聞くと、「この子だけ何だか得してる。」というふうに思われがちですが、私からすれば、ベラルーシの子ども一人でも、被曝量が少ない状態で育っているのを喜ばないといけない、と思います。
また、やっぱりですねえ、世の中不公平なんですよ。運がいい子ども、悪い子どもが存在する、ということです。
家族Aの五人兄弟は運悪く無責任な父親のところに生まれて被曝量も高い。(たったの)6ベクレルの子どもも一人いますが。)
家族Bの男の子は祖母が協会長だから、外国へ毎年保養に行けて、ペクチンサプリも飲んでいて、被曝量がほとんどない。
両者の運の良し悪しの差は大きいです。(将来また運命が変わっていくかもしれませんけどね。)
画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、文房具セット、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
みんな漢字にびっくりしていましたが、興味津々の子どももいて、これをきっかけに将来日本語を勉強してくれたらなあ、と思いました。
最後になりましたが、セルロース購入のため、寄付してくださった方、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はセルロースを6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は107個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2180部となりました。
今回で通算238回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約99人の子どもにセルロースを、2180家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
(家族A)
お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くのテレシコビッチ村から、7人の子どもを引率していました
この家族は2013年11月と2017年1月にも保養滞在していました。そのときの様子はこちらの過去ログをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第156回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第205回」(家族A)
この家族には3個のセルロースを渡しました。
それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3あるいはセルロースを1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時25歳)11ベクレル → 13ベクレル → 13ベクレル
女子(16歳)20ベクレル ○
男子(16歳)30ベクレル ○ → 21ベクレル ○ 17ベクレル
男子(10歳)29ベクレル ○
男子 (9歳)19ベクレル
女子 (7歳)6ベクレル
男子 (5歳)26ベクレル ○
女子 (5歳)17ベクレル
このうちお母さんの里子は16歳の女の子と男の子だけです。
年少の5人は兄弟で、普段は自分の母親と暮らしています。
このお母さんは実子のほか、里子を育てて、その数合計30人になるのですが、当然その中には自立して、自分の家庭を持っている人もいます。
その中で一人、お母さんが18歳になるまで育てた里子が、その後結婚し5人の子どもが生まれました。
しかし、アルコール中毒になってしまい、失業してさらに妻子を捨てて、行方不明になってしまったそうです。
かつて一生懸命育てた里子(生みの両親はともにアルコール中毒で若死にしています。)が、まじめな社会人、そして家庭人になってほしいと育ての親は思うものですが、こんなことになり、がっかりしたとこのお母さんは話していました。
今回この保養の話があったとき、里子ではなくこのかつての里子の子ども5人を引率することにしたそうです。
数多くの里子の中には大卒者が5人もいるのよ、とお母さんは話していましたが、何年も育ててきた里子が堕落してしまうのを見るのは本当に悲しい、とか「これだからアル中の子どもはアル中になるってずっと言われるのよ。」と嘆いていました。
「もう年だし、自分自身も持病があるので、この16歳の里子が自立したら、もう里子をとるのはやめる。SOS子ども村に保養に来るのもこれで最後でしょう。」
とも話していました。
この5人兄弟は父親がアル中になって、しかも子どもを捨てて出て行ってしまったことがストレスになってしまったせいか、年長の10歳の子どももおねしょが治らないそうです。
今回に保養に来て、お母さんに会いたいとかホームシックになっている子もいるそうですが、「お父さんの話は全くしない。全く恋しがっていない。」そうです。
このお母さんはもう里親をするのは引退して、平和なセカンドライフを送ってほしいです。30人の子どもたちがこのお母さんの健康と幸せのために何かしてあげてほしいと思いました。そして、この5人兄弟は次回は実の母親とSOS子ども村に保養に来てほしいなと思いました。
(家族B)
お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から、7人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。
それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。
母親(30歳)12ベクレル
長男 (8歳)20ベクレル ○
長女 (8歳)26ベクレル ○
次女 (3歳)31ベクレル
男子(10歳) 4ベクレル
男子 (5歳) 7ベクレル
女子(11歳) 7ベクレル
女子 (5歳)25ベクレル ○
11歳の女の子と5歳の女の子は姉妹で、モズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)で暮らしています。この姉妹はお母さんの洗礼子(宗教上の子ども)で、5歳の男の子はお母さんの友だちの子ども、10歳の男の子はこの保養に誘ってくれたゴメリの多子家庭協会会長の孫だそうです。
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
長女は生まれつき心臓の壁に穴が開いていましたが、現在は自然とふさがったそうです。
11歳の洗礼子は。アデノイドの除去手術を受けたことがります。
5歳の洗礼子は鼻呼吸ができない(常に口呼吸)そうです。これも手術するしか治すほうほうがないのでしょうか。
10歳の男の子は(おそらく祖母のコネで)毎年ベルギーへ保養に行っており、そこで
「サプリを飲んでいる。」
と本人が話していました。
「何のサプリ?」
と私がきいたら、
「たぶんペクチン」
と答え、さらには
「だからぼくは4ベクレルなんだよ。」
と笑っていました。
こういう話を聞くと、「この子だけ何だか得してる。」というふうに思われがちですが、私からすれば、ベラルーシの子ども一人でも、被曝量が少ない状態で育っているのを喜ばないといけない、と思います。
また、やっぱりですねえ、世の中不公平なんですよ。運がいい子ども、悪い子どもが存在する、ということです。
家族Aの五人兄弟は運悪く無責任な父親のところに生まれて被曝量も高い。(たったの)6ベクレルの子どもも一人いますが。)
家族Bの男の子は祖母が協会長だから、外国へ毎年保養に行けて、ペクチンサプリも飲んでいて、被曝量がほとんどない。
両者の運の良し悪しの差は大きいです。(将来また運命が変わっていくかもしれませんけどね。)
画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、文房具セット、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
みんな漢字にびっくりしていましたが、興味津々の子どももいて、これをきっかけに将来日本語を勉強してくれたらなあ、と思いました。
最後になりましたが、セルロース購入のため、寄付してくださった方、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。