ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年3月16日。ウクライナ侵攻から753日目

2024-03-16 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年3月16日。
 ロシアで始まった大統領選挙2日目。ロシア中央選管の発表によると、15日終了時点の投票率は約36%。従来は1日限りだった投票日が今回から3日間とされたことや、初の電子投票の導入で、最終的な投票率は70%を超えて過去最高となる可能性があります。
 しかし妨害行為も各地で見られ、モスクワの投票所では女性が投票用紙の記入台を燃やそうとしたほか、投票箱にインクを流し込む行為は各地の複数都市でも起きています。


 今週に入ってから、ニジニ・ノブゴロドなど少なくとも3カ所のロシアの大規模な製油所がドローン攻撃を受けています。
 これら3つの製油所でロシアの石油精製能力のおよそ12%を占めるとみられていますが、ウクライナ側は攻撃について公式には認めていません。
 地元当局によりますと、今日、サマラ州のシズラニの製油所で火災が発生しました。負傷者はおらず、原因は調査中だとしていますが、複数の独立系メディアによると、火災はドローン攻撃によるもので、製油所の敷地内が攻撃され火災の範囲は500平方メートルに及ぶとしています。


 ロシア国防省は今日の戦況説明で、ベルゴロド、クルスク両州に計3カ所から侵入を試みたウクライナ部隊を撃退し、兵員約30人と戦車3両を失わせたと主張しました。

 
 ウクライナ南部クリミア半島でロシア編入の是非を問う住民投票が実施されてからちょうど10年となった今日、ロシア支配に抵抗するウクライナ女性の運動「ズラ・マウカ」の協力者が半島各地で「クリミアはウクライナ」と書かれた偽のロシア紙幣千枚以上をまきました。
 ロシアの200ルーブル札を模したもので、色もデザインもそっくりだが、ウクライナ国旗や沈没するロシア軍艦が描かれています。ズラ・マウカの代表は「クリミアに占領者の居場所ははない」と訴えました。
 ズラ・マウカの活動は2022年9月に始まり、100人ほどの女性が反ロシアのビラを配ったり、ロシア兵が買う酒に下剤を混入したりする活動を続けています。女性なので力を使った活動はしづらいですね。


 ロシアのユーチューバー、1420さんが1年ぶりにベラルーシへ来てインタビュー動画を作成しました。
 ふつうのベラルーシ人の意見が聞けます。日本語字幕付き。
 今回の質問は「ベラルーシ人は西側と東側どっちの味方?」
 リンク先はこちらです。