2024年3月12日。ウクライナ侵攻から749日目

　2024年3月12日。

　ロシアの反政府武装勢力、自由ロシア軍は今日、ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州に侵入したとする映像をSNSに投稿しました。
　これに対し、ロシア国防省は「国境地帯への侵入を阻止した」と主張しました。またロシア軍によりますと、ロシア各地では今日、ウクライナによるとみられる無人機による攻撃があったということです。
　この攻撃によりロシア西部のベルゴロド州では、市役所の看板が壊れるなどの被害が出たほか、西部オリョール州では石油備蓄施設で火災が発生しました。
　17日のロシア大統領選を前に攻撃が増える可能性が高いですね。


　ついにアルメニア首相は今日の記者会見で、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」（CSTO）が、アルメニア領の防衛義務を果たさない場合は「脱退する」とはっきり発言しました。隣国アゼルバイジャンからの攻撃への支援がないと不満を募らせています。
「アルメニアの領土がどこで、（CSTOの防衛の）責任範囲がどこかという問題が残っている」とロシア側に回答を求め、満足できなかった場合は脱退するそうです。ロシアはどう出るでしょうか。ウクライナ侵攻が長期化し、アルメニアに対しての支援はできなくなりつつあります。