ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年3月3日。ウクライナ侵攻から740日目

2024-03-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年3月3日。

 CNNの取材によると ロシア軍に加わったネパール人が最多で1万5000人に達しているそうです。
 ロシア政府は昨年、金銭的な好条件などを材料に外国人戦闘員の募集に乗り出し、月給は少なくとも2000米ドル、ロシアのパスポート獲得は審査期間を短縮して迅速に実現させることも保証。
 これ、ロシアのビザではなく、パスポートですよ。パスポートは日本人からすると旅券と言うイメージですが、ロシアではパスポートをを発券するということは、ロシア国籍を外国人にあげるということです。

 この従軍契約は1年で、署名した外国人兵士は月給が振り込まれるロシアの銀行に口座を設ける。(このあたりもロシアの計略ですね。)
 取材に応じた多くの兵士によると、前線で長く戦えば、それだけ多めとなるボーナスも得られる仕組みのはずで、一部の兵士は、月給は最大で4000ドルに膨らむと期待していましたが、これら現金を引き出す方途を知らない者が多くいたそうです。(はい、計略ですね。)


 ベラルーシ内務省の報告によると、大祖国戦争中のベラルーシ人民虐殺を否定すると罰せられる法律が2年前にできて初めて、適用される事件が起こりました。
 ミンスク在住の54歳の男性が2020年にソーシャルネットワーク上にグループを作成し、そこで彼は「憲法制度の変更を目的とした抗議活動の話題」に関する記事を投稿しました。その中で、大祖国戦争中のドイツのナチスによるベラルーシ国民の大量虐殺を否定し、占領者による犯罪はソ連国民のせいだとしたそうです。
 この事件の調査委員会によると、この男性が2021年11月以来そのような投稿を公開しており、例えば、ハティンにおける大量虐殺行為はパルチザンの仕業であると主張していたそうです。
 ベラルーシ人に対するジェノサイドを否定するすることは犯罪とする条項が成立したので、この男性は逮捕されましたが、警報によると懲役5年の判決が下りる可能性があるそうです。