2021年4月3日。気温が10度ほど下がり、今日は5度ぐらいです。
国営ベラルーシテレビ局、BTの局長(イワン・エイスモント氏。妻は大統領報道官で、ロシアのジャーナリストが大統領の私邸でインタビューしたとき、この奥さんがロシアのジャーナリストにクレープをお給仕する役をしていた。大統領と家族ぐるみのお付き合いをしている印象ですね。)が、今年のユーロヴィジョンにベラルーシ代表が出場許可されなかったことに対し、「ユーロビジョンには表現の自由がない。」と批判しました。
いや、ベラルーシ国内に表現の自由がないですよ、この人何言ってんの、ちゃんらちゃんらおかしい・・・と思うベラルーシ人がいっぱいいるでしょうね。
やっぱりですね、私から言わせると、3月10日の投稿記事にも書きましたが、あえてこのベラルーシ代表のグループのこの楽曲(独裁礼賛歌詞)そのままで出場させて、ヨーロッパの視聴者に判断してもらうほうがよかったのではないかと思います。(ベラルーシ人の多くは「恥さらしだからとにかくやめて・・・!」と思っていたようですが。)
結局、表現の自由は大事なもので尊重すべきと言いながらも、音楽コンテストはコンテストなのでそれなりの条件や規則があるわけですから、それにも従わないといけません。完全な表現の自由なんてないんですよね。特にコンテストの場ではないです。
この出場できなかったグループ、売名には大成功したので、7月のスラヴャンスキー・バザール音楽祭には参加して、好きなだけ自分たちの楽曲を演奏したらいいと思います。こちらの国内の音楽祭には表現の自由がたっぷりありますよ。
4月1日、パリ在住の30歳のベラルーシ人男性(自称画家)が、フランス大統領に2カ国語で手紙を書き、今日こそ革命を起こすと、自作の火炎瓶(どれほど威力があったかどうか不明)を持って、大統領府に侵入しようとし、逮捕されました、二日後には解放されましたが、この人、何をフランスでしているのでしょうね? とても迷惑です。
こういう人に表現の自由を与えてはいけないでしょう。画家だったら、絵を描いたらいいのですが、迷惑行為はだめですよ。このように完全な自由などありません。自由にもいろいろ種類があり、それぞれ、法的な規制や道徳や倫理などによる歯止めがかかっています。人間が集団で社会を作っているので、こうなります。
スロニムの病院で入院中の69歳の男性が3月31日、病室の窓から飛び降り自殺していたことが今日報道されました。この男性がコロナウイルスの感染者だったのか、専門病院の指定を受けている病院の患者だったのかどうか詳細は報道されていません。