ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者53241人。死者数303人

2020-06-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月13日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は53241人になりました。1日の新規感染者数は721人です。昨日より増えてしまいましたね。
 死者数は303人で、とうとう300人台になりました。
 すでに29111人が回復しました。
 71万件を超える検査数になりました。
 
 先日のBさんやCさんのお母さんの話の続きになるのですが、公務員の場合、コロナウイルスにかかっていたとしても21日以上連続の病欠は取れないのだそうです。
 「肺炎」であっても。そんなわけで、病欠の開始日(仕事を最初に休んだ日)から数えて21日になる前に、再検査の結果が「陰性」2回にならないといけないわけです。
 経済重視とも言えるし、上からの命令至上主義とも言えます。本人が、咳が出て困っています、と言っても、21日経ったら、とにかく治ったことにしておかないといけないらしいです。
 毎日、回復者数の発表を正式にしていますが、まだ完全には治りきっていない人もこの数に入っているのではないかと思います。

 地方の診療所で受付の仕事をしていたCさんのお母さんの感覚では(あくまでこの人の感覚であると言っておきます。)死者数も実際には何倍もあるようだということです。少なくとも実際には1000人以上いるだろうということです。

 どこの国でもそうだと思いますが、実際の数は完璧に計算できないのでは、と思います。
 それでもベラルーシは(以前数回発表が遅れたこともありましたが)毎日公表しているだけでもましなのかと思います。
 ときどき、こんな発表本当かどうかもよく分かりませんと言いながら、ブログに数字を毎日投稿していることに意味があるのか、と思うこともあるのですが、結局、この公式発表の数字、そして推移によって、いろんなことが決定されていていくので、この国で生活、特に公務員の一人として仕事をしている私としては注視しなくてはならないです。
 
 来週からは、貸出業務以外は平常通りの業務だったミンスク市立児童図書館も、中止されていた業務のうち一部は再開されるようになります。
 これも最近、新規感染者数が減ってきたと公式発表があったので、それに基づいての判断です。他にも来館者増加キャンペーンを(もう何年も)続けているので、早く再開したいという思惑もあるのです。
 実際、夏休みに入り、来館者数は増えています。
 入館するときマスクをしてくださいと来館者にお願いしていますが、忘れたという人もおり、厳しい罰則がないので、図書館員も「だったら、本は借りられません!」といった対応もできないままです。
 入り口に置いてある消毒液も見向きもしないし。使用しているのは図書館員ばかりです。

 ベラルーシ人の多くはもうあきらめているのか、楽観主義者なのか・・・
 無症状のまま、すでに感染している人もたくさんいて、意外と第二波が来ても、あまり影響を受けないかもしれません。(強毒化してなければ。)