電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

早生種サクランボ「紅さやか」の収穫を試行

2024年05月26日 06時00分11秒 | 週末農業・定年農業
当地は連日の晴天続きで、むしろここらでひと雨ほしいところですが、桃の摘果作業を中断して早生種のサクランボ「紅さやか」の収穫を試行しました。自宅裏の他にもう一つある、少し離れたサクランボ園地に高所作業台車を運搬し、午後から収穫作業です。気圧の谷が通過して北風が強く気温がぐっと下がり、日差しは暖かいものの体感としては寒いです。防風衣が上衣だけでしたので、寒くて早々と撤収。高所作業台車の動作もOKで、収穫する側の準備はほぼ完了です。

ただし、上がってみてあらためて感じましたが、

  • 「紅さやか」は着果率はまずまずですが、双子果がべらぼうに多い。赤くて大粒の実をもいでみると双子果で、がっかりしてポイと捨てることがしょっちゅうです。感じとしては2割〜3割はありそう。昨夏の高温障害とは言うものの、こう多くては収穫にかなりの影響が出そうです。

  • 5月下旬なので、まだ全体に粒が小さいです。大粒のものが双子果なので、単粒果は小ぶりのものが多くなっているようです。
  • 「佐藤錦」「紅秀峰」ともに、我が家では受粉・着果率が低いようで、ご近所のサクランボ農家に聞いてみても、「今年もなっていないなあ」との声が多いようです。報道では「平年より1割減」とのことでしたが、そんな状況ではなさそう。昨年とは逆に、開花期の高温と乾燥で訪花昆虫の活動が鈍かったのが影響したかもしれません。

結果が出てみないと確かなことはわかりませんが、生産者の感触としては、昨年に続いて今年も出荷量が大幅減になりそうな気がします。

温暖化による気候変動で、いろいろな作物で影響が出るだろうという予想がありましたが、どうもサクランボも例外ではないのかもしれません。なんとか、実った分を大事に収穫し、親戚友人知人に送り、また出荷して市場の要請に応えることができるように、お天気の様子を見ながら、「サクランボの日々」(^o^;)を過ごしていきたいと思います。

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