電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山形新聞ニュースオンラインに「独名門楽団に36歳指揮者」との記事

2015年09月15日 06時02分12秒 | クラシック音楽
一般に、地方紙では、海外のオーケストラの人事などは興味関心外で、取り上げられないことが多いのではないかと思っていましたが、当地・山形新聞の10日朝のオンライン版では、「国内外ニュース」の「主要」カテゴリーに、「独名門楽団に36歳指揮者」という記事が掲載されておりました。

内容は、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の常任指揮者リッカルド・シャイーの後任として、米国ボストン交響楽団の音楽監督をつとめる36歳のアンドリス・ネルソンス氏を迎えることになったこと、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、270年前から続く世界最古の市民楽団であり、メンデルスゾーンも常任指揮者に名を連ねた歴史を持つこと、などを伝えるものです。

うーむ、ラトビア出身でラトビア歌劇場の音楽監督などを歴任する俊才が、ボストンからライプツィヒに異動したことがニュースになるのですから、そうとうに注目されている逸材(*)ということなのでしょう。へ~、知らなかった。いかにも情報ネットワーク時代を感じさせるものです。

(*):アンドリス・ネルソンス 未来の大巨匠指揮者の魅力~All Aboutの紹介記事より

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ストコフスキーでブラームス「交響曲第2番」を聴きながらリンゴの収穫

2015年09月14日 06時03分08秒 | 週末農業・定年農業
ようやく雨が上がったと思ったら、せっかくの日曜休日はまたまた午後から雨模様という予報。リンゴ「つがる」の収穫が遅くならないうちにと、農作業用ラジオをお供に、曇天の中を果樹園に出ました。NHK-FMは、9:00から「名演奏ライブラリー▽“魔術師”と呼ばれた男 レオポルド・ストコフスキーの名指揮」という番組を放送しておりました。畑の中で、小型ラジオで後半の

シェーンベルク:「清められた夜」
ブラームス:「交響曲 第2番 ニ長調 作品73」
ヘンデル:「組曲“水の上の音楽”から“ホーンパイプ”」

の三曲を聴きました。うーむ、ブラームスの2番はやっぱり良いなあ。



リンゴは赤くなり、気温は暑くなく寒くもなく、くたびれれば一休みして野鳥が突いたリンゴの半分をナイフでスパッと切り落とし、残り半分を食べると実に美味しい。風に吹かれながらブラームスの二番を聴き、もぎたてのリンゴを食べるという、実に贅沢なひとときです。



コンテナに三つほど収穫したところで、ぽつりぽつりと雨粒が落ちて来ましたので、潔くあきらめて家にもどりました。隣家の同級生の母堂が亡くなってまだ少ししか経ちませんので、仏壇に備えてとレジ袋にリンゴをつめておすそ分けをしたところ、たいへん喜ばれました。こういうのも、週末農業の張り合いですなあ(^o^)/



収穫したリンゴは、大玉で赤く色づいて美味しそうなのですが、葉っぱの陰になった部分がまだらに黄緑色が残ってしまっています。元気老母の見立てでは、太陽の光をまんべんなく当てるための、葉摘みや玉回しなどの作業もしていませんので、とても出荷できるレベルではないそうな。うーむ、良いものだけを選果して出荷し、残りの赤黄まだら模様のリンゴをどうするか、考えなければなりません(^o^)/

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池井戸潤『オレたちバブル入行組』を読む

2015年09月13日 06時08分09秒 | 読書
文春文庫で、池井戸潤著『オレたちバブル入行組』を読みました。主人公・半沢直樹の就職戦線を描く中で、産業総合銀行に入社することになる、バブル入行組の仲間ができあがります。

場面が急展開するのは、上司の支店長が功を焦り、取ってきた五億円の融資が、この会社の倒産によって、巨大な損失に変わったところからです。支店長の浅野は、課長の半沢直樹に責任を押し付け、出向させてしまおうと目論見ます。ところが、半沢課長は驚異の粘り腰を見せ、偽装決算と計画倒産のカラクリを暴き、黒幕の存在をつかみ、逆襲します。おそらくこのあたりが、流行語となった「倍返し」の由来なのでしょう。

おそらくは、多くの人が、結末も詳細まで知っているのでしょうから、最後のところは省略しますが、たしかに面白い、ハラハラワクワクするようなお話でした。復讐譚にしては、なにもそこまではしなくても、と思うような面もありますが、まあ良かったのではないか。

文庫本で、続きもどうやら出ているようです。池井戸潤著『オレたち花のバブル組』。こんど、時間をみて探してみましょう。

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涼しい気候に上着とネクタイのスタイルに戻る

2015年09月12日 06時04分39秒 | 季節と行事
台風にともなう大雨もようやく峠を過ぎて、朝方には濁流が渦を巻いていた当地の河川も、夕方には水量もだいぶ落ち付いてきました。堤防の決壊や氾濫など、被害地域の皆様には、お見舞いを申し上げます。



9月8日(火)から、上着とネクタイ着用のスタイルで通勤し始めました。半袖のワイシャツから長袖に変えたのも今月初旬でしたので、例年より早く上着とネクタイの季節になったような気がしますが、さて例年はいつごろ更衣をしていたのだろう?

試しに、このブログ内で「長袖」で検索してみたら、昨年の今ごろの時期の記事で、「朝晩の寒さと上着を着はじめる時期」というもの(*1)がありました。これによれば、今月の中旬に上着を着るようになっているらしい。ついでに、テキスト備忘録で「長袖」で検索してみると、

$ grep "長袖" memo-utf.txt
2004/08/23 涼しい処暑 お盆過ぎにはだいぶ涼しくなったが、特にここ数日は涼しい日が続いており、10月の気温に近い。今日から長袖のワイシャツにした。朝晩は上着もほしいくらい。

とのことでした。とすると、例年よりも格段に早いというわけではなさそうです。

こうした個人的な記録は、意外に役立つ場面が少なくないものです。検索が可能な形での何気ないメモが、あんがい大切だと感じます。

(*1):朝晩の寒さと上着を着はじめる時期~「電網郊外散歩道」2014年9月

写真は、過日、県立中央病院に知人のお見舞いに行った際のもの。このときはまだ雨は降っておらず、曇りのお天気でした。

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外出先で文庫本を購入する~半沢直樹って誰?

2015年09月11日 06時02分55秒 | 散歩外出ドライブ
デミオ・ディーゼルXDのすりキズ修理の支払いのついでに、某書店に立ち寄りました。目的は、先日ラジオで朗読を聴いて感銘を受けた「かがやく」の原作、帚木蓬生という作家の『風花病棟』という新潮文庫を探すことです。残念ながら、お目当ての本はなくて、代わりに『蝿の帝国~軍医たちの黙示録』というものを購入しましたが、なんだか読む前から気が重いです。もう一冊、毒消しと思って選んだのが、『下町ロケット』『空飛ぶタイヤ』上下巻がおもしろかった池井戸潤の『俺たちバブル入行組』です。

少し前に、「倍返し」という流行語を生んだ「半沢直樹」というドラマがあったらしいことは知っていますが、ふだんテレビを観ないもので、今まで一度もこのドラマを観たことがありません。どんな話なのか、テレビドラマの流行が過ぎた今ならば、冷静に楽しめるかも、という魂胆です。

本棚に未読の本が増える時は、なんだかお楽しみが増えるような気分になります。単純に、嬉しい。これも、増えすぎれば感じ方は変わるのでしょうが、今のところは文庫本二冊でしょ、気分が乗れば、あっという間のような気がします。秋の長雨で、畑仕事もできないし…(^o^)/

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某サークルで「ブログ運営法」について話すことに

2015年09月10日 06時03分31秒 | ブログ運営
地域の某サークルで、頼まれてコンピュータ関係を中心に何度か話をしておりますが、このたびは「ブログ運営法」について話をすることになりました。このサークルのメンバーのお一人が、当ブログのことを気づいていたようです(^o^)/

もちろん、私的なこともたくさん出ているブログのことを、不特定多数に公開するつもりはありませんが、ごく少数の、内輪の会ならば、一般論としてブログ運営法をお話しすることはできるかもしれません。そういえば、当ブログには「ブログ運営」というカテゴリーがありました。この過去記事をもとにして、若干の追補修正を行い、おすすめのブログの紹介なども加えて、なんとかお役目を果たしたいと考えております。

ちなみに、画像は Googleアナリティクスで見た最近の国別アクセス状況です。

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行きつけの文具店

2015年09月09日 06時07分45秒 | 手帳文具書斎
文具等を購入したり、修理の窓口にお願いしたりしているお店~このブログではしばしば「行きつけの文具店」としか書いていないお店~とは、いったいどこなのか?

先日は米沢市の「牛や」や「愛染ラーメン」などと店名をハッキリ書いて印象を綴っているのに、日常的にお世話になっているお店の名前をぼかしているのはいかがなものか。ふと、そんな考えが浮かびました。そうだなあ、別に伏字にしなければならない理由はないわけだよなあ(^o^)/

私の行きつけの文具店は、天童市の「新月堂」(*1)です。一見すると何の変哲もない地方の販売店のようですが、文具・紙・小物から事務機まで、奥行きのある広い店内にかなり充実した品ぞろえで、通常製品は二割引きで購入することができます。例えば一万円の万年筆を購入すると、差額でコンバータやボトルインクも購入できてしまいます。高価な舶来文具の扱いはありませんが、国産製品の主要なところは在庫があるのが嬉しいところです。何と言っても、最近はツバメノートを常置してくれているところが文具好き中高年にとってはポイントが高いですし、店員さんも知識があり気さくで親切な人が多い(*2)です。細かな発注にもきちんと対応してくれますので、ほんとうに助かっています。



ただし、日本能率協会のBindexシリーズなどは、強気の定価販売。これは、おそらく販売元から販売店への強~い締め付けがあるのでは?と疑っています。そうだ、たしかお店の名前を出すことで、割引販売について、いろいろな方面から小売店への圧力が加わったりしないか、などと余計なことを考えて、お店の名前をぼかしていたのでした(^o^)/

某密林など大手通販が繁盛して地方のお店が苦境に陥るのは面白くないと考える田舎の中高年は、高価なものも安価なものも、文具を購入するときはたいていここに決めていて、地方の良心的販売店をヒソカに応援しているのです(^o^)/

(*1):事務機プラザ:株式会社・新月堂
(*2):Jetstream三色ボールペンの芯を交換する~「電網郊外散歩道」2008年5月

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ラジオ文芸館「かがやく」を聴く

2015年09月08日 06時05分57秒 | 映画TVドラマ
土曜日の朝、NHKのラジオ第1放送で、ラジオ文芸館「かがやく」という番組を聴きました。帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)作、富田典保の朗読で、精神科の研修医の視点から、アルコール依存で長期入院するある患者の暮らしぶりと彼が肝臓ガンで亡くなるまでの交流を描いたものです。

当方、お酒を飲むと眠くなるほうですし、晩酌の習慣もありませんので、アルコール依存症の人の心境は想像できませんが、エタノールが入ると脳内の麻薬的なスイッチが入ってしまう特別な代謝経路を遺伝的に備えてしまっている状況を想像すれば、依存に陥りがちな状況というのは理解できます。そして、周囲の人々に見放されて、精神科のアルコール病棟に落ち着いてしまった人の寄る辺なさもわかるような気がします。

主治医の反省と悔悟、医者もまた患者によって育てられる面がある、ということも伝える佳品。良いラジオ番組でした。この原作を読んでみたいものです。

【追記】
この番組の原作となった『風花病棟』を読みました。
(*):帚木蓬生『風花病棟』を読む~「電網郊外散歩道」2015年11月
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違うペンで書く~気まぐれな愉しみ

2015年09月07日 06時02分14秒 | 手帳文具書斎
備忘録ノートに書くペンは、インクを満タンにしてからの筆記量を調べるときなどは別として、常に同じものを使うわけではありません。基本的には常用の万年筆で書き、演奏会などでは、速記並みのスピードでなぐり書きが可能なジェットストリーム・ボールペンで書くようにしています。それでも、ときどきペンを変えたくなります。文字中心の備忘録ノートの単調さを、字面の変化で破ろうとする、もっともお手軽な方法と言えましょう(^o^)/

青色~ブルーブラックを基調としながら、色合いや細字・中字などを使い分ける、気まぐれな愉しみ。まことに人畜無害で自己満足的なものではありますが、そのことで備忘録ノートの習慣が続くのであれば、有益なものと言うべきか。ましてやそれが、10万円のモンブランでも1本200円の万年筆プレッピーでもどちらでも可能なのであれば、お値段以上に価値ある道具と言えます。

私の備忘録では、字面の変化のほかに記録の意味もあって、演奏会のチケットの半券や購入した本や文具等のレシートを貼り付けていますが、このことによっても、だいぶ見た目の変化が生まれます。新聞や雑誌など記事の切り抜きも、同様の意味があるのでしょう。

実際には、気まぐれな「見た目の変わりばえ」よりも、記述の内容のほうが大事だと、自戒しながら日々書き綴っておりますが、そのわりには本日の記事が「気まぐれ」をテーマとしているように、あまりパッとした中身があるわけではないのですが(^o^)/

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プロコフィエフ「交響曲第6番」を聴く

2015年09月06日 06時03分06秒 | -オーケストラ
先ごろ、偶然にも発見(*1)したプロコフィエフの交響曲第1番と第6番を収録したCDを、通勤の音楽として聴いておりました。とくに、交響曲第6番 変ホ短調Op.111、第二次大戦が終わった後の、1947年の作品です。Wikipedia によれば、モスクワ西部の村の別荘で、しだいに重くなる病とたたかいながら書かれた、戦争の悲劇と犠牲を内面的に描く密度の高い作品、とのこと。1947年の10月に、戦火をくぐりぬけたレニングラード(*2)で、ムラヴィンスキーの指揮により初演されたものの、1948年には、そのレニングラード封鎖を耐え抜いた指導者であるジダーノフによって「形式主義的過ち」を批判されてしまいます。

スターリン時代に生きた音楽家の作品の中に、生き延びるための二枚舌の背後に隠されたメッセージを読み取ることができるとの主張をときどき拝見しますが、当方は素人音楽愛好家でしかありません。音楽の専門的な立場から、例えば音名の中に隠されたメッセージを読み取ったりするような芸当は、とても無理です。ここはしったかぶりをしないで、作曲家が送り出し演奏家が表現したままの形で、素直に受け取ることとしましょう。

曲は、全部で三つの楽章から成っています。
第1楽章:アレグロ・モデラート、変ホ短調、8分の6拍子、ソナタ形式。誰かオッサンの笑い声のような始まりです。で、その後は庶民の嘆きがボヤキからしだいに悲劇的な要素が強まりますが、プロコフィエフらしい美しい音楽であることには変わりがありません。
第2楽章:ラルゴ、変イ長調、4分の4拍子、ソナタ形式。戦跡を見渡すような広がりを感じさせる緩徐楽章です。でも、たんに叙情的であるだけではなく、力のこもった音楽になっています。作曲家は、通常の「叙情的な緩徐楽章+諧謔味を持つスケルツォ楽章」を配するというような構成はとらなかったようで、こういう音楽ならば、趣旨はわかるような気がします。オーケストラの中にピアノが使われていて、鳩時計のような「ポッポーン!」のところが、やけに印象的。
第3楽章:ヴィヴァーチェ、変ホ長調、4分の2拍子、ソナタ形式。明るく軽快な音楽ではありますが、前進する力のほかに、別の要素があるようです。途中に、やっぱり悲嘆にくれて立ちすくむような、物悲しさも描かれます。最後は、まるで悲鳴を上げて倒れるような、唐突な終わり方です。

参考までに、演奏データを示します。
■小沢征爾指揮ベルリンフィル盤(G 463761-2)
I=15'21" II=14'35" III=12'16" total=42'12"



録音は、1991年の5月に、ベルリンのイエス・キリスト教会で行われたもので、当然ながらデジタル録音です。グラモフォンの "Collectors Edition" 紙箱全集中の1枚ですが、これはドヴォルザークの時のような分割収録(*3)はしていないようです。

(*1):見失っていたCDを発見する~プロコフィエフ「交響曲全集」の1枚~「電網郊外散歩道」2015年8月
(*2):ひの・まどか『戦火のシンフォニー~レニングラード封鎖345日目の真実』を読む~「電網郊外散歩道」2014年8月
(*3):ドヴォルザークの「交響曲第5番」を聴く~「電網郊外散歩道」2007年5月



隣家の同級生の母堂が亡くなりました。同級生は、まだ50代のときに早期退職して、寝たきりとなった母親の介護にあたりました。10年間、在宅で介護しての大往生に、「偉かったね、親孝行したね」と言ったら、「ほめてもらうとその言葉で救われる」と言っておりました。在宅介護の現実は、きっと言い表すことのできないものがあったことでしょう。大きな声で、ほめてあげたいと思います。

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修理して使う文房具

2015年09月05日 06時03分58秒 | 手帳文具書斎
先日、6ヶ月無料点検とスリ傷の修理をお願いした、マツダ・デミオ・ディーゼルが、ようやくできあがってきました。日数もかかりましたが、仕上げはたいへんきれいです。少々お金はかかりましたが、これでまたサビ等の心配もなく、気分良く乗ることができるというものです。



また、先ごろ点検調整してもらった万年筆を、快調に使っています。1978年製造のパイロット・カスタム・グランディ(中字)の書き味は、長年(37年)愛用し、メーカーに調整してもらった直後の製品らしく、インクフローもたっぷりで、たいへんスムーズなものです。



ところで、修理して使える文房具というのは、実はたいへん少ないような気がします。自動車や農業機械などは、修理して使うのが当然という常識がありますが、鉛筆や毛筆を修理するという話は聞いたことがありませんし、ボールペンも、応急的な対応はあってもメーカーに送って修理して使うようなものではないような。要するに単価の安い製品は修理するよりも買い替えるという前提に立って作られている、ということでしょう。

考えてみれば、今やパソコンでも修理するより買い替えるほうが安いという時代です。落っことしたプラチナ万年筆の修理を1,500円で、パイロット万年筆の点検調整を1,000円でやってくれたことは、実は驚異的なサービスなのかもしれません。某モンブラン社は、修理は本国へ送り返し、修理の見積もりも有料だという話も聞きます。貴金属アクセサリーと同じ位置づけならば仕方がないのかもしれませんが、国産メーカーのありがたさを痛感します。

修理して使う文房具というのは珍しい。そのサービス体制を、人的にも施設・設備面でも返送経路の面からも、維持しているというのは、国産メーカーの良心なのかもしれないと思います。

(*1):パイロット:筆記具修理お問い合わせ~500円以上の製品を対象
(*2):プラチナ万年筆:私の場合~販売店を通して修理を依頼お客様相談係窓口
(*3):三菱鉛筆:800円以上の製品については部品の販売をカタログに表示(多機能ペンのシャープ機構など)

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パイロットの万年筆カスタム・グランディ(M)の筆記量

2015年09月04日 06時04分26秒 | 手帳文具書斎
点検調整が完了して届いたパイロットの万年筆カスタム・グランディ(M:中字)に青のインク・カートリッジを新たに差し込み、使い始めました。その後の筆記量を、備忘録ノートの記入ページ数で調べてみると、5日間、9.5頁で、カートリッジ内のインクが目視できなくなりました。
パイロットのインクカートリッジの内容量は、約1.1mlだそうです。モンブランが1.5mlという値が正しければ、およそ3分の2ということになります。であれば、筆記量も3分の2に相当する13ページくらいになっても良いのに、ずっと少ない。はて……と考えているうちに、ハタと気が付きました。

モンブランは、古典ブルーブラックを吸入し、何ページか試し書きをした状態で満タンに補給し、そこから記入したページ数を数えています。ところがグランディでは、パイロットから返送されてきた状態ではインクカートリッジはセットされず、ペン芯は乾燥した状態でした。なるほど、ペン芯が該当のインクで満たされた状態でインクカートリッジを交換し、ゼロからスタートするという条件をそろえることが必要なのでした。



では、理系スピリットというか物好きというか(^o^;)野次馬根性を発揮して、しばらくの間、備忘録の筆記具をパイロットのカスタム・グランディに限定して、どのくらい書けるものか実測してみましょう。


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富岡楽器店で音楽CDを購入しポイントカードを更新する

2015年09月03日 06時04分04秒 | 散歩外出ドライブ
某日、日曜日のキルシェ弦楽四重奏団の定期演奏会のチケットを購入するために、山形市七日町の富岡楽器店に出かけました。目的のチケットを無事に購入し、ついでに音楽CDの棚を眺めていたら、偶然に目についたのが、マルティヌーのピアノ協奏曲全集です。エミール・ライフネルのピアノ、ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルハーモニー管弦楽団の演奏する二枚組です。

この日は、たまたまポイント二倍セールだったそうで、「ポイントカードはお持ちですか?」と尋ねられました。手帳をごそごそ調べてみたら、あと1個か2個でいっぱいになるところで、有効期限が切れておりました(^o^)/

そういえば、富岡楽器のポイントカードを持っていたことなど、すっかり失念しておりました。店員さんが気の毒がって、半分だけ新しいカードに移してくれましたので、また半分くらいになりましたが、さていっぱいになるのはいつのことやら(^o^)/

当方、アマゾンや実店舗で購入するよりも、山響の定期演奏会の際に来演されるソリストの皆さんのCDを購入するほうが多いくらいですので、その時もポイントカードが使えるといいのになあ、と思ってしまいました。演奏会の休憩時や終演後の短い時間に、混雑をさばきながらの販売ですので、難しさはあるかと思いますけどね~(^o^;)>poripori



いやいや、そんなことよりも、愛車のデミオ・ディーゼルXDのすりキズ修理がようやく完了し、本日夕方には戻ってくることが嬉しい。これで、郊外ドライブだけでなく、CD・DVD、USBメモリに記録したmp3やogg形式のファイル等による通勤の音楽を存分に楽しむことができそうです。


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朝が涼しい

2015年09月02日 06時02分38秒 | 季節と行事
このところ、桃の収穫作業などで、何度か早朝5時過ぎから外に出て朝仕事をしました。だいぶ日が短くなってきましたが、それでもこの時刻にはもう明らんでおり、気温も20℃以下と、作業着の上着を着てちょうどよいくらいです。

夕方だとやぶ蚊がうるさいのですが、まだ涼しいというよりは肌寒い朝方にはやぶ蚊も来ないので、作業も快適です。朝食前の小一時間で引き揚げますが、コンテナ数箱をいっぱいにすると、万歩計は1000歩くらいをカウントしています。実際には脚立の上り下りがあるので、運動量は見かけ以上に多く、かなりおなかがすきます。朝食が美味しいのが、早朝農作業のご褒美のようなものでしょう(^o^)/

かわりに、夜は早々に寝てしまいます。だんだん亡父の生活スタイルに近づいているようで、自分で可笑しくなってしまいます。川中島白桃の収穫・出荷がようやく完了し、ほっと一息ついているところです。


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新車のデミオXDの定期点検とすり傷の修理

2015年09月01日 06時00分39秒 | 散歩外出ドライブ
新車のデミオ・ディーゼルXDの半年無料点検の時期が来ましたが、実は後方にバックする際に、運転席側の後方、立木の脇に低い杭が打ってあるのに気付かず、少々すり傷を作ってしまっておりました。目立つほどではありませんが、せっかくの広島カープのヘルメット色(ソウルレッドメタリック)が残念なので、思い切ってキズの修理をしてもらうことにしました。



で、その代車として借りたのがベリーサ(Verisa)というこれまた初めての車です。別の車に乗って通勤するのも、ちょいと新鮮です(^o^;)>poripori
ベリーサというのは、古いデミオをちょいとスペシャル風に味付けした小型ワゴンのような車です。すでに10万キロ以上走っており、足回りやブレーキパッドなどは年式相応の状態でしたが、さすがにガソリン車だけあり、低速域でもアクセルの動きにスムーズに追従します。このあたりの快適さは、ディーゼル車に特有の低速域のトロさとは対照的で、以前に乗っていた日産パルサー1700ディーゼルとの比較でも感じられたことを思い出しました。ディーゼル車は、回転数が1,500rpm以上に上ってしまえば、トルクフルな動きがたいへん力強いのですが、ボーイズレーサーのように、機敏に(せっかちに)動かそうとする運転スタイルには似合わない、ということでしょう。

デミオXDを購入したマツダの店舗は小規模なためか、この色の塗装はできないらしく、別のところ(営業所)に回送して板金修理しているようです。お店の休みの関係もあって、合計で10日ほどかかってしまっています。このあたりは、以前の日産の営業所でのケースと比較すると、少々かかり過ぎのような気もします。まあ、メリットがあればデメリットもあるのが世の常ですが(^o^;)>poripori



アホ猫(娘)は、シャンプーされたのがようやく乾いたようで、いたってご機嫌斜めです(^o^)/

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