電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

先の五連休は実によく働いた

2015年09月25日 06時05分36秒 | 週末農業・定年農業
珍しくお天気に恵まれ、一日も雨に見舞われなかった五連休は、実によく働きました。ただし、そのうち半分は親戚の葬儀が入ってしまい、通夜に顔を出し、入棺、火葬、葬儀・告別式と五七日法要などが続きましたので、実質的には三日弱の日数でしたが、

  1. 「つがる」リンゴの収穫と発送
  2. 某独居老人にリンゴをおすそ分け
  3. 剪定枝の運搬
  4. スピードスプレーヤーの点検整備
  5. 果樹園のせん孔病対策防除
  6. サクランボとモモ園の肥料散布

などを済ませました。

とくに最終日は、お彼岸の中日にもかかわらず実によく働きました。例えば肥料散布を例に取ると、10kgほど入る肥料散布用の肩掛け式の容器を持ち、園地の中を歩き回ります。160kg ほど散布したもののまだまだ完了せず、それでも万歩計のカウントは9,700歩を超え、筋肉痛になりそうでした(^o^)/
この時期の光合成は、来年の芽を形成するためにたいへん重要です。褐色せん孔病で早期落葉するのを防ぐために、古典的殺菌剤であるボルドー液(*1)を散布しますが、今月前半の長雨のために、時期的にはやや遅れてしまっています。それでも、残っている葉を守る上で、重要な防除作業です。

汗だくになってシャワーを浴び、着替えてほっとするとき、季節の花々が目に美しい。ただいま、ヤブランがあちこちに咲いております。その中でも、古い手水鉢とヤブランの組合せはお気に入りの風景です。ここにアホ猫でも加われば、何も言うことはありません。ただし、獲物をくわえていないときに限りますけれど(^o^)/

(*1):ボルドー液~Wikipediaの解説
(*2):Wikipediaの解説には書いてありませんが、台所で銅網からできている三角コーナーを用いると、生ごみにぬめりが発生しにくいのも、銅イオンの抗菌作用の例と考えられます。同様に、葉っぱの表面で細菌類が活動しにくくなる効果があるためでしょう。
(*3):ボルドー液を散布すると、葉っぱや果実が真っ白になりますが、これは石灰水が空気中の二酸化炭素を吸収し、炭酸カルシウムの被膜を作るためです。この被膜の内部に銅イオンが含まれるために、抗菌作用が長く持続することになり、果物の内部には浸透していきません。よく「農薬で真っ白になったリンゴ」などの誤解がありますが、ボルドー液は有効性と安全性を歴史が実証したものだと考えます。むしろ、真っ白な被膜を作らない、内部浸透性の高い農薬のほうがコワイです。元生化学専攻の週末農家として、そういうのはあまり使いたくありません。

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