電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「痛くない注射針」の開発の経緯は

2013年04月25日 06時01分59秒 | 健康
低温熱傷が化膿し、外科通院をするはめになり、感激した「痛くない注射針」「魔法の注射針」(*1)について、Google君にきいてみました。すると、どうやらテルモが色々な工場に打診するも、無理だと断られ、最後に岡野工業(株)の岡野雅行さんが引き受けて開発に成功した、というものだそうです。

もともとパイプ状のものを細くするには限度があるけれど、薄い金属板を巻いてパイプ状にすることでブレイクスルーを実現しており、内面も研磨してあるので、細い針の中の抵抗も少なく、テーパーを付けて先細の形状も実現できたといいます。

まさにコロンブスの卵!後から考えれば「なるほど!」ですが、当事者にとっては産みの苦しみは大きく、また挑戦のしがいもあったことでしょう。岡野雅行さんのスペシャルインタビュー(*2)は、たいへん興味深いものです。

もともとは、糖尿病患者のインシュリン注射の負担を減らそうと考えられたものだったそうですが、当方は低温熱傷にともなう化膿どめで「痛くない注射針」の恩恵を感じたわけで、まことにありがたい限りです。

(*1):四十数年ぶりに外科に通院して~「電網郊外散歩道」2013年3月
(*2):岡野工業株式会社 代表社員 岡野雅行 スペシャルインタビュー:B-plus 仕事を楽しむためのWEBマガジン

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