電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

作業小屋を片付け、亡父の残した不要農薬を調べる

2021年12月06日 06時00分56秒 | 週末農業・定年農業
外は雨降りで、冷たい風が吹いています。こんな天気のときは、さすがに畑に出る元気はありません。むしろ、こんなときこそ作業小屋を片付けるチャンスとばかりに、片付けに精を出しました。当面の課題は、亡父が残した不要農薬の処理です。農協から、12月9日までに処分を委託する廃棄農薬の明細と委任状を出せ、という連絡がありましたので、この機会に在庫点検を行いました。どうやら生前に亡父がある程度は区分してくれていたようで、不要な農薬はダンボール箱にまとめて薬品庫内に保管してありました。これを点検し、明細表を作成します。項目は、

  • 農薬名
  • 剤型     粉、粒剤・液剤
  • 荷姿     袋・瓶・缶
  • 数量(個数)
  • 重量(風袋込) kg

といったところです。念のために、主な用途もメモしておくようにしましたら、以前、田んぼでお米を作っていた時代の水田関係の農薬が中心だったみたい。今は田んぼはご近所の稲作農家に委託しておりますので、使用期限のすぎた古い農薬などを保管する意味はなかろうと判断しました。



自分の部屋に戻り、パソコンから農薬名で検索してみたところ、一部は現在も適用の薬剤もありましたが、大部分は農薬の登録から外れたもので、やはり保管しておく意味はないことが確認できました。ざっと見たところでは、昭和〜平成〜令和の時代へと、やはり残留性や浸透移行性が高い薬剤は嫌われて使えなくなっている傾向が見て取れます。たしかに、栽培している農家自身が、野菜など柔らかいうちに間引いて食べることもできないようでは意味がありませんから、当然のことだと思います。

作成した一覧表をもとに明細書を作成、委任状に記名押印して農協に提出するばかりに準備しました。合計で約20kgほどありましたので、処分委託経費は @264円×20kg=5,280円 ほどかかるようです。でも、個人でこうした処理をしようとしたら、大変な時間と労力がかかるでしょうから、共同委託ができる農協の組合員であるメリットを感じるところです。





写真は、雪囲いをする前、11月下旬のドウタンツツジの紅葉。これがしだいに落葉してすかすかになっていき、



落葉散り敷く晩秋の風景が、今は寒々とした冬枯れの季節となっています。根雪にはまだ早いでしょうから、もう少し外仕事を片付けたいところです。




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