若い頃は、迫力あるオーケストラ音楽と同様に、オルガン音楽の圧倒的な響きを好んで聴いておりました。でも、年齢とともに小編成の室内楽などに嗜好が少しずつ変わってきております。
例えば、J.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」などは、若い頃にはそれこそ聴き惚れたものでしたが、今はむしろ、その威圧的な響きに反感すら覚えてしまうほどです(^o^)/
とは言いながら、例えば同じ J.S.バッハの「主よ人の望みの喜びよ BWV147」などには共感するのですから、オルガンの響きが苦手というわけではないのです。要するに、聴衆をひれ伏させるタイプの音楽に対する抵抗感なのでしょうか。同じパイプオルガンでも、巨大で有名な楽器の音よりも、恩師の葬儀で聴いたような(*1)小型のオルガンの優しい響きが好ましいと感じます。
おそらくは、加齢にともなう聴力の減退を防ぐための、自己防衛的な嗜好の変化なのだろうと思いますが、大音量でガンガン再生するだけではない、静かな楽しみ方が増えてきているようです。そういえば、ヘッドホンを使う頻度が、若い頃よりもずっと減っている気がします。
写真は、DENON の My Classic Gallery シリーズから、「バロック名曲集-2」です。型番は、GES-9207。
(*1):恩師の葬儀に出席~「電網郊外散歩道」2005年1月
例えば、J.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」などは、若い頃にはそれこそ聴き惚れたものでしたが、今はむしろ、その威圧的な響きに反感すら覚えてしまうほどです(^o^)/
とは言いながら、例えば同じ J.S.バッハの「主よ人の望みの喜びよ BWV147」などには共感するのですから、オルガンの響きが苦手というわけではないのです。要するに、聴衆をひれ伏させるタイプの音楽に対する抵抗感なのでしょうか。同じパイプオルガンでも、巨大で有名な楽器の音よりも、恩師の葬儀で聴いたような(*1)小型のオルガンの優しい響きが好ましいと感じます。
おそらくは、加齢にともなう聴力の減退を防ぐための、自己防衛的な嗜好の変化なのだろうと思いますが、大音量でガンガン再生するだけではない、静かな楽しみ方が増えてきているようです。そういえば、ヘッドホンを使う頻度が、若い頃よりもずっと減っている気がします。
写真は、DENON の My Classic Gallery シリーズから、「バロック名曲集-2」です。型番は、GES-9207。
(*1):恩師の葬儀に出席~「電網郊外散歩道」2005年1月
私の場合、コンサートホールでの演奏は圧倒的な響きに感銘を受けるものの、高音部を中心にきつく感じることがあります。
一方、昨年参列した教会での葬儀で聴いたその質素な響きには、やはり心打たれるものがありました。
>聴力の減退を防ぐための、自己防衛的な~
オルガンは鍵盤楽器ですが、ピアノ音と比較してみますと、
それは持続音と減衰音の違いでしょう、それが・・・
その昔、教会で奏楽(讃美歌・聖歌の伴奏)のご奉仕をさせて頂いてました、懐かしく思い出します。♪
教会の小型のパイプオルガンの響きは、たいへん魅力的でした。
「久しく待ちにし~主よ疾く来た~りて」などの旋法は、minorですが演歌にはないものですからね~(^o^)/
「主よ御手もて~引かせ給え~ただわが主の道を歩まん~」あたりは音楽的に素晴らしい(Weber)ですし、歌詞も勇気づけられるようで、いいですね~。
某寺の総代としては、いささか不穏当な発言かも(^o^)/wahaha
オルガンといえば、プログレッシブロックの「イエス」、リック・ウェイクマンを思い出します。
スタジオと数百キロ離れた教会を電話でつないでチャーチオルガンを弾いたとか…。
さて、年齢によって楽器の好みも変わるのは確かにあるかもしれません。
ちょっと音楽が隔たっていますが(冒頭の例も)、昔は大好きだったロックバンド「ボストン」のギターサウンドが、今ではちょっと。
まあ時代的に古いということもあるのかも。
トコロガ、時代はさらに昔でも、ビートルズのサウンドは一向に古びれないんですよね…。
narkejp様はお寺の総代さんでいらっしゃるのですね、そして賛美歌・・よろしいではありませんか。
私も、日曜日礼拝に行く前、家の仏壇に必ず線香を1本立ててから出掛けたものです。聖書の上に般若心経の本を置いていましたし・・
日本人の欠けているひとつに`宗教心`が挙げられます。
しかし、私はいろいろなもの(宗教)を受け容れる*寛容の精神*と捉えていますが・・如何でしょう!?
オルガンはアラがみえて難しい楽器です。
うーむ、宗教心ね~。当方、「総代」の役割は先祖代々ですので、いわば世襲財産・義務のようなもの。皆様の信仰心を尊重しつつ、運営的・事務的なところで落ち度のないように心がけて仕事をしておりますよ~。