電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ミニコンポで試した結果(2)~NHK-FM「バロックの森」で協奏曲の発展を聴く

2008年07月15日 07時00分51秒 | クラシック音楽
新調した単身赴任のアパートのためのミニコンポ、テレビの共同受信用のアンテナを利用してFM放送を聞けないかどうか、試してみました。

まず、ホームセンターでテレビアンテナ用のコネクタを購入してきて、4C-2V ケーブルに接続し、ミニコンポのFM端子につなぎます。すると、従来の室内アンテナのときとは全く違います。地元のFM局が、きれいに受信できます。これならミニディスク(MD)を用いたタイマー留守録音もじゅうぶんにできそうです。

先週の木曜日、目覚ましの音楽は、NHK-FMの「バロックの森」を試してみました。すると、なんと当日は「協奏曲の発展」としてコレルリやヴィヴァルディ等を取り上げるのだとか。これはラッキー・ポッキー・ケンタッキーと、最早化石化した伝統的駄洒落を一人でぶちかまし、ついでにMDへの録音も一緒にテストしてみました。

2008/07/10 6:00~55 NHK-FM 「バロックの森」-協奏曲の発展-
(1) トランペットを伴う6声のソナタ ニ長調 ガブリエルリ作曲
(2) 合奏協奏曲 ヘ長調 作品6 第9    コレルリ作曲
(3) 合奏協奏曲集 作品8 から 協奏曲第9番 ホ短調 トレルリ作曲
(4) 和声法とインヴェンションの試み 作品8 から バイオリン協奏曲 第6番 ハ長調「喜び」 ヴィヴァルディ作曲
(5) 協奏曲 ト短調「夜」RV.104   ヴィヴァルディ作曲

録音を何度か聴きましたが、面白かったのは、トレルリの合奏協奏曲が、名前こそ合奏協奏曲ですがすでに独奏協奏曲をなしていること、ヴィヴァルディによって発展した協奏曲は、共通して主に急-緩-急の3楽章からなり、オーケストラとソロが交互に奏するリトルネルロ形式をとっていること、などの説明でした。オーケストラはいつも同じ音楽を演奏し、ソロはその都度ちがう音楽を演奏するから、オケがパンだとするとソロは具にあたる、サンドイッチのような音楽だ、という説明に、思わず「な~るほど!」

この時間帯、思わず「バロック音楽の楽しみ」と書いてしまいそうになります。一時、「朝のバロック」などという題名のときもあったような(*)。しかし、ほんとに長寿番組ですね。もうほとんど文化財(^o^)/

(*):放送番組を記録する~1971、1981、2001年のFM番組表~ MyComputingStyle より

写真は、7月に入り、咲き始めたネジバナです。下から順に、反時計回りに咲くのかな?反対向きのものはあるのでしょうか(^o^)/

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2 コメント

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「バロック音楽の楽しみ」に反応して (望 岳人)
2008-07-16 20:57:28
懐かしい番組名に、その番組のテーマ音楽の記事からトラックバックさせてもらいました。

FM放送ですが、共同アンテナから受信するという手があったんですね。学生時代はまさに生活の友だったんですが、この20数年まともに聴いていませんでしたが、試してみて聴けるようなら儲けものですね。いい情報ありがとうございました。もっともチューナー機能のついたミニコンを買う必要がありますね^^;
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望 岳人 さん、 (narkejp)
2008-07-16 21:31:18
コメント、トラックバックをありがとうございます。「バロック音楽の楽しみ」、なんとも懐かしいですね。当方、受験生のときも早起きの友でした。FM放送、単身赴任生活には、人間の声によるお喋りが、意外に快いものです。

ところで、最近ずっとバロック音楽に傾いておりましたが、ようやく別種の音楽にも移行しつつあります。ただ、ヴィヴァルディの「四季」以外の音楽の価値に目覚めて、「似たような曲を何百となく作曲した単なる職人芸のオッサン」といった偏見からは自由になれたように思います。
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