電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

音楽CDのパッケージの封を切るとき

2015年09月27日 06時01分46秒 | クラシック音楽
若い頃には難なくできたのに、最近はなんだか苦手になっていることの一つに、「音楽CDのパッケージの封を切ること」があります。あの透明なフィルム状のパッケージの、切り口が見つけられないのです。とくに、老眼鏡をしていない・裸眼で・音楽ホールのホワイエの頼りない照明下・今まさに演奏家のサインをお願いしたい状況下では、わーお、焦りまくり度マックスです(^o^)/

でも、自宅で、日常の生活の場である自室で、新しく買ってきたばかりの音楽CDのパッケージの封を切るときは、けっこう幸せ感があります。老眼鏡をかけて、先細ピンセットやカッターナイフなどを駆使して切り開くことが多いですが、例えば DENON の Crest1000 シリーズの場合には、ちゃんと開封のための細いテープ状の工夫があり、手だけでスムーズに開封することができるようになっています。このあたりの配慮は、年配者のファンの多い老舗ブランド・日本コロムビア社ならではの配慮でしょう。たいへんありがたいところです。



今回の「開封の儀」は、先に購入したままになっていた(*1)マルティヌーの「ピアノ協奏曲全集」。エミル・ライフネル(Pf)、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管の演奏による2枚組です。とりあえず1枚目を Linux 上の音楽ソフト Rhythmbox で取り込んで、簡易PCオーディオで再生可能としました。

マルティヌーの音楽は、数年前にノイマンとチェコ・フィルによる交響曲全集を購入し、集中して聴いて楽しんでおり(*2)、親しみが持てます。今回はピアノ協奏曲全集。これまでも、部分的にはクーベリックのCDなどで聴いてはおりますが(*3)、系統的に聴いてみるのは初めてです。しばらくは、これが楽しみになりそうです。

(*1):富岡楽器店で音楽CDを購入しポイントカードを更新する~「電網郊外散歩道」2015年9月
(*2):マルティヌーの交響曲を聴く~第1番第2番第3番第4番第5番第6番~「電網郊外散歩道」2008年~2011年
(*3):マルティヌー「ピアノ協奏曲第5番」を聴く~「電網郊外散歩道」2008年2月


コメント (8)    この記事についてブログを書く
« 群ようこ『かもめ食堂』を読む | トップ | 9月23日は「万年筆の日」だっ... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かにCDの包装は (おなら出ちゃっ太)
2015-09-27 14:40:08
不必要なまでに厳重ですよね~、あのビニールのラッピングは不要かと思うですね。
開封つまみが見つからず、見つかってもつまみにくいので、結局はナイフの刃を適当な角か辺から差し込んで切り裂いています、毎回。

昔のレコードはあんなに過剰包装じゃなかったのに!
ブツブツ…

返信する
ラッピングは不要か? (pfaelzerwein)
2015-09-27 17:50:40
この件は色々と調べたこともあり、様々な人の話も聞きました。昨今の業界事情からすれば何も日本盤だけでなくて、再プレスする様な商品が無いので、出来る限り流通や保管などで密封されている方が商品価値が下がるのを防げます。同じ理由からリーダーが付いているものよりも無い方が安くて、保存性が少しは良いということでしょう。

個人的には開封時には一律にレターオープナーを使うので、リーダーが付いていてもそれを引くことはありません。むしろ分類ごみになるので、開ける快感とは裏腹に、破いてあつめてゴミ箱に持っていくのが何よりも鬱陶しいのです。
返信する
おなら出ちゃっ太 さん、 (narkejp)
2015-09-27 20:11:19
コメントありがとうございます。昔のLPレコードのうち、CBS-SONYは透明なフィルム状の密封包装でしたね。他社は、ジャケットから出して、キズの有無を確かめられるようになっていました。CDになって、みな一律に開封できない包装になりましたね。やっぱり「上着のポケットに入る大きさ」というのが、最大原因だったのではないかと思います。
返信する
pfaelzerwein さん、 (narkejp)
2015-09-27 20:17:17
コメントありがとうございます。今やCD自体が斜陽なのでしょうから、コスト削減のためにリーダーの付いていない包装が主流になったのかもしれません。開封時にレターオープナーを使うというのはいいですね。
返信する
チェコフィル (ジェイン)
2015-09-28 19:50:20
マルティヌーのフルートソナタは存じ上げてますがピアノコンチェルトは未知です、聴いてみたい~

ところで、チェコフィル 私、随分前になりますが聴いたことありますよ。プラハで・・ではなく、山形県民会館(現山銀ホール)だったと思います。その時、曲の合間にお顔が真っ白に染まった変った外国人がステージに上がり何かをブツブツと団員に言い、係員に連れて行かれた・・それで覚えています。どなたかご記憶にある方いませかー?
そして残念ながら演奏曲は何だったのか覚えていないの・・何だったのでしょう?
返信する
ジェイン さん、 (narkejp)
2015-09-28 20:11:12
コメントありがとうございます。それは、たぶん1976年のこの演奏会ではないでしょうか。
出典:
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1016/czechphil1976injapan.htm
■11.23 山形県民会館
【プログラム】
>ドヴォジャーク 序曲「謝肉祭」
>ベートーベン バイオリン協奏曲 バイオリン:黒沼ユリ子
>モーツァルト 交響曲第40番
>ズデニェク・コシュラー指揮
当時、私は山形にいなかったので、その「変わった人」の心当たりはありませんが(^o^;)>poripori
返信する
追加情報 (narkejp)
2015-09-28 20:16:17
チェコフィルの山形公演は、1983年にもう一回あるようですね。
山形県民会館
(1)現代チェコの作曲家コホウテックの「朝の光」
(2)モーツァルトのピアノ協奏曲k467(ピアノ独奏、ポリス・クライニー)
(3)ドヴォルザークの交響曲第9番
出典:
http://www015.upp.so-net.ne.jp/tantris/2liebemusik/zakki/zakki5.htm
返信する
チェコフィルのこと (ジェイン)
2015-09-28 20:50:01
情報有り難うございます。

~後者ですね。
あらまぁ、もう33年も経ったのね・・・ あの変わった外国人は何処に。

返信する

コメントを投稿

クラシック音楽」カテゴリの最新記事