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まだ8月なのに、雨降りでやけに肌寒い日曜日、フォルクレのハープシコード組曲を聴きました。さらにアパートで単身生活の月曜夜も、クラヴサン(ハープシコード)組曲に耳を傾けてすごしました。演奏は、リュック・ボーゼジュール。NAXOS の 8.553407 というCDで、1994年にカナダのケベックにある聖Alphonse-de-Rodriguez(アルフォンス・ド・ロドリゲス?)教会でのデジタル録音です。
収録されているのは、組曲第1番、第3番と第5番の3曲。フォルクレという作曲家については、残念ながらほとんど知識がありませんが、ルイ14世の宮廷ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者であった父アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲集を、息子フォルクレがハープシコード用に編成したものだそうです。フォルクレ父子の名は、先ごろ読んだ磯山雅著『バロック音楽~豊かなる生のドラマ』の人名索引にも見当たらず。添付のリーフレットによれば、アントワーヌ・フォルクレ(1671~1745)は、J.S.バッハよりも14歳年長ですが、ほぼ同時代の人のようです。
■組曲第1番
(1)フォルクレ (4'02)
(2)コタン (2'50")
(3)ベルモント人 (4'10")
(4)ポルトガル人 (3'46")
(5)クープラン (3'27")
※(total=18'15")
いかにも典雅なフランス・バロック音楽ですが、けっこう活気があり、自宅のステレオ装置で聴くときには、豊かな低音が意外なほどの迫力を示します。演奏しているリュック・ボーゼジュールという人についても、ほとんど知識をもちませんが、音楽の美質を充分に伝える、立派な演奏だと思います。
写真は、ペンタスという花だそうです。
収録されているのは、組曲第1番、第3番と第5番の3曲。フォルクレという作曲家については、残念ながらほとんど知識がありませんが、ルイ14世の宮廷ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者であった父アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲集を、息子フォルクレがハープシコード用に編成したものだそうです。フォルクレ父子の名は、先ごろ読んだ磯山雅著『バロック音楽~豊かなる生のドラマ』の人名索引にも見当たらず。添付のリーフレットによれば、アントワーヌ・フォルクレ(1671~1745)は、J.S.バッハよりも14歳年長ですが、ほぼ同時代の人のようです。
■組曲第1番
(1)フォルクレ (4'02)
(2)コタン (2'50")
(3)ベルモント人 (4'10")
(4)ポルトガル人 (3'46")
(5)クープラン (3'27")
※(total=18'15")
いかにも典雅なフランス・バロック音楽ですが、けっこう活気があり、自宅のステレオ装置で聴くときには、豊かな低音が意外なほどの迫力を示します。演奏しているリュック・ボーゼジュールという人についても、ほとんど知識をもちませんが、音楽の美質を充分に伝える、立派な演奏だと思います。
写真は、ペンタスという花だそうです。
私もちょうど昨晩ルイ14世の楽長として有名なリュリの作品を聴いたところでした。
フォルクレですが、私もまさに昨晩までは知らない名前だったのですが、リュリの作品が含まれているドイツ・ハルモニア・ムンディのCD集の中にもそのフォルクレ父子の作品が入っており、昨夜リュリの解説を読んでいるときに、たまたま目に留まり今度聴いてみようかと矢先で、今朝こちらのblog記事を拝見して「あれ、どこかで見た名前だ。父と子とあるから、もしかしたら」と思い、確認したらドンピシャリでした。
Disc19に「アントニ・フォルクレ: ヴィオール小品集とクラヴサン小品集」とあり、その解説に「ヴェルサイユ宮で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバの名手。 A・フォルクレは、早くからルイ14世に才能を認められ、17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となる。イタリア流のヴァイオリン技法をヴィオラ・ダ・ガンバに取り入れたといわれますが、作品はほとんど残っておらず、その真価は、子フォルクレの編曲を通してうかがい知ることしかできません。」とありました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2700394
いずれ感想をアップしてみたいと思います。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2503616
まだ未聴ですが、そのうち拙サイトで紹介しようかと思っております。
フォルクレといえば、1737年にテレマンがパリへ招かれた際、彼のパリ四重奏曲を演奏したのが、ブラヴェ、ギニョン、フォルクレ(息子の方)などだったという、テレマンの記述が残っているそうです。