電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

もしかしたらキャップの問題か?~カクノの乾燥について

2017年08月21日 06時05分24秒 | 手帳文具書斎
現在、新旧二本の「カクノ」万年筆を使っています。一本は古いグレー軸にインク・コンバータCON-50をセットし、色彩雫「紺碧」を入れて、もう一本は白軸カクノにコンバータCON-70をセットし、プラチナ古典ブルーブラックを入れて大容量のペンに仕立てております(*1)。

ところが、この大容量白軸カクノがすぐ乾く。コンバータ内にまだインクが充分に残っているのに棚つり現象でペン先が乾いていたり(*2)、コンバータ内のインク残量が少なくなっていたのに気づかず、数週間ほど放置したらすっかり乾燥してしまっていたり(*3)、散々です。不思議なことに、「紺碧」を入れたグレー軸のほうは、放置するとインクが濃厚になってしまう傾向はありますが、それほど乾燥に悩まされてはいません。はて、これはどういう理由によるものだろうと考えてしまいました。

ふと、思いつきました。これは、インクの問題ではなくてキャップの違いによるのではなかろうか?

考えてみれば、インクの種類を識別しやすいように、白軸カクノにはグレー軸の青キャップをして、グレー軸カクノには白軸に付いていたライトブルーのキャップをしていました。もしかすると、古い青キャップよりも、新しい白軸のライトブルーのキャップの方が、乾燥対策がきちんと行われているのかもしれません。キャップに互換性はあるけれど、内部のインナーキャップの密閉度が改善されている可能性はあります。それならば、キャップを交換して元通りにするだけで、大容量白軸カクノの乾燥問題は大きく改善され、日常的な使用に耐えるようになるかもしれません。

ふーむ。これは試してみる価値があります。



(*1):カクノ白軸とCON-70と古典ブルーブラック~「電網郊外散歩道」2016年9月
(*2):白軸カクノとCON-70と乾燥~「電網郊外散歩道」2017年4月
(*3):CON-70を付けた白軸カクノの不都合~「電網郊外散歩道」2017年5月


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