電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

2011年3月のブログ記事を読み返すとき

2023年03月11日 06時00分35秒 | ブログ運営
今日、3月11日は、東日本大震災が発生した日です。すでに12年の時間が経過し、あの年に生まれた子どもが小学校を卒業するのですから早いものです。被災した方々の心の傷はまだ「かさぶた」状態なのかもしれませんが、それでも日常は動いていくのでしょう。周囲の人々との日々の営みの積み重ねが、少しでも心を癒やしてくれることを祈ります。

私も、2011年3月の、特にブログを再開した14日以降の記事(*1)を読むと、厳粛な気持ちになります。文章に緊張感があり、背筋がピンと伸びているような感じがします。軽妙さやユーモアの要素はほぼ影を潜め、物事を斜めに見ることもなく、事態をまっすぐに捉えようとしているのが感じられます。ある意味、自分の過去記事から自分自身の現状が叱責されているような感じさえ受けるほどに、今の自分もおそらくこれ以上のことは書けなかったであろうと思います。

(写真は、山形県の村山盆地中央部を水害から防止することができている理由の一つ、最上川と古最上遊水地です。先人の智慧に感謝です。)

(*1): 「電網郊外散歩道」2011年3月の過去記事

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